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●鈴木けんいち議員(2016年3月8日)
◆山中ちえ子 委員 おはようございます。
子どもが健やかな育ちができる、これは全ての親の喜び、幸せで、願いです。親御さんが絶望で泣いたりするようなことがない足立区にしていける、そういった決意を申し上げまして、質問をさせていただきます。日本共産党、山中ちえ子です。
はじめに、区立花畑保育園について質問します。
花畑保育園の移設による民営化、これは多くのお母さんやお父さん方の、「今のまま残して欲しい」、この願いにも関わらず、東の端へ移転し、民営化となりました。4月から新しい保育所が開園されます。今までの保育所を残す願いがかなわないのであれば、せめて子どもの送迎時に、安心・安全にという願い、かなえて欲しい、こういった保護者からのたくさんの声で自治体の方々とも強力に交渉していただき、努めてくださりました。これが実って、駐車場スペースもできることとなりました。保護者の方々は大変喜んでいます。
ただ、時間規制のある道路ですので、そのままでは車の通行ができない時間帯もあります。周辺の住民の方々や子どもたち、保護者の方々、子どもたち、園児の方々の双方の安心・安全、これが図れるように努めるべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎子ども家庭課長 担当の課長が、本日出席しておりません。私からお答えさせていただきます。
花畑保育園の民営化に伴いまして、現在の位置から東側のところの新たな土地のところに、URの土地のところに建てているところでございます。
こちらについては、駐車場のところの出入りがスクールゾーンになっておりまして、なかなか、そこのところの時間帯のところでも規制があるところはございます。警察への届出等についても、やむを得ないご家庭の状況のお方については、ご案内をしまして、届出をしていただいて、車の送迎とかについても認められるような形ということのご案内をしていくことと、それから、今も行っているところですけれども、周辺の保育士がそちらのところの学校の近くのところとかも立って、お子さんたちの送迎のときの差障りがないような形ということも含めてケアをしていくような形ということで、今、進めているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 移設・民営化となった当時から、親御さんからはエステートの前の地域、バス通りでもあり、住民の方、園児、親御さんたちの不安の声も多かった部分ですので、是非、真剣に検討して、日々、見守っていただきたいと思います。
次に、竹ノ塚駅東口の駅前広場についてご質問します。
都市計画決定がされていますが、どのような内容でしょうか。
◎竹の塚整備推進課長 現在、こちらの東口の駅前広場でございますけれども、現在の広さが約5,100u、こちらのほう、拡張し、7,090uに拡張する計画でございます。
◆山中ちえ子 委員 駅前広場を見直すということですが、住民の方、お店の方から不安の声も上がっています。対象となる3号棟のお店とURとの契約は、これまで4年ごとだったのに、今度から1年ごとと短縮されたと聞いています。お店の店主の方々からは、UR側、区側からも説明がほとんどない。契約だけが短くなっていることで、営業に展望が持てないと、いろんな設備投資なども、どうしたらいいかなど、不安を招いています。区は、このような状況、どうでしょう、把握しているんでしょうか。
◎竹の塚整備推進課長 私どものほうでは把握はしておりません。
◆山中ちえ子 委員 高架化に伴う都市計画決定で起きていることだと思います。区としても情報提供にしっかり努めて、そして、急がないで、住民の方々に寄り添って不安の解消を図るべきだと思います。どうでしょうか。
◎竹の塚整備推進課長 こちらの東口の駅前広場は、今、駅前広場に収容できてない都バス、また客待ちのタクシーが非常に車道をふさいでおります。こちら解消するための目的として整備するものでございますが、今後、実際に事業に入る際には、URとも協力しながら丁寧な対応に心掛けていきたいと思っております。
◆山中ちえ子 委員 是非、住民の方々に寄り添って、これを第一にして進めていただけたらと思います。
次に、貧困対策の件で質問いたします。
子どもの貧困対策に関してですが、中学校への進学時、制服代が7万円など高額なお金がかかります。公立でも保護者の負担が重いことに驚きの声が聞かれます。就学援助制度には入学準備金がありますが、7月、8月といった時期に支給されるという自治体がほとんどです。間に合わない、困ってしまうという声があって、これを入学前の3月に支給する取り組みも、23区の他の自治体では進んでいます。
板橋では、ある方が「3月に準備金が支給されるようになり、助かった」と話しています。区内でも、今年の入学に当たって「お金が足りない。困っている」という声が寄せられています。足立区でも入る準備金、入学時の準備金は3月に支給できるようにする必要があるのではないでしょうか。どうでしょうか。
◎学務課長 現在、就学援助制度につきましては、年度当初に、全員に申請書を配って、その後、提出してもらって、課税情報から所得額を把握し、6月中に認定、そして7月に支給という形でやっています。そういう形で所得の把握に時間かかっているので、年度当初の支給は困難です。
ただ、福祉部のほうで、今年度から、そういう年度当初に制服代等、用意できない方に対して、応急小口資金っていうことで15万円までの貸付けの制度をつくっていますので、そちらのほうの利用を今、進めているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 そういった福祉部の取り組み、もう本当にすばらしいと思っているのですけれども、対象や金額、保証人などの必要の有無など、どういったものでしょうか。
◎福祉管理課長 応急小口資金、原則的には、税の滞納はしていないとか、それから、連帯保証人を必要というのが原則的でございますけれども、今年度から、お子さん方の就学に当たってというところの部分については要件を緩和させていただきました。連帯保証人につきましては、例えば、就学援助程度の収入ということであれば、そこのところの中で連帯保証人については要件を緩和させていただいたところでございます。
◆山中ちえ子 委員 今、どのぐらいの申請がありますか。
◎福祉管理課長 今、貸付けに向けて協議しているのは25件程度でございます。
◆山中ちえ子 委員 給付ではないということですが、入学時の準備にかかるお金が賄えるような金額ですし、本当に助かると思います。
また、夏に就学援助が、準備金が入ったら返していけるという面ではいいなと考えています。
周知なんかの方法はどんな感じで行っているんでしょうか。
◎福祉管理課長 昨年の11月に、小学校、中学校、それから、幼稚園、保育園等を通じまして、対象となるお子さん方の、お持ちの家庭のほうにチラシを配付させていただきました。
◆山中ちえ子 委員 是非そういった努力の取り組みを広げていただきたいなと思っているんですが、先ほど申し上げた相談のあった中学生のお子さんを持つ親御さんは、困っている状況だということで、校長先生に相談したそうですが、校長先生はこの事業知らなかったということでした。このような困っている人に寄り添った良い取り組みは更に広く知らせていけるように求めて、次の質問に移ります。
明日で、東日本大震災から5年目となります。昨日は関西電力高浜原発の運転差止めを命じる仮処分も下されました。福島原発はいまだに数百万Bqという放射能を放出しています。まだ終わらない原発事故による、足立区を含む将来にわたる問題を打開していく役割を担う責任として、放射能汚染対策と環境問題について質問します。
放射能の汚染でふるさとを奪われ、家族が離散し、苦難を強いられた人たちは3万人にも上ります。この事故をきっかけに、個人の尊厳を何よりも優先する、そういった政治にかじを切るべきだと、こういった世論も大きく盛り上がりました。原発なくして、自然エネルギー望む声は7割にも及んでいます。原発利益に群がる政治と大企業など、原発利益共同体の癒着を優先し、国民の命は優先してきませんでした。巧みな安全神話でごまかし、国民を欺いてきたわけです。
1986年のチェルノブイリ事故の教訓、これも何も生かされてませんでした。原発利益優先の安全神話があったから、国はもし原発事故が起きた場合、どう防護したらいいかなどと、国民に多く、理解を説明して来れなかったんです。この罪は重大です。チェルノブイリ事故の教訓があれば、事故後、すぐヨウ素剤も飲めて、難しい病気にもならなくて済んだはずです。
お聞きしますが、ヨウ素剤を飲んだ福島の中の一つの町、三春町の方々は甲状腺がんを免れ、検査では対象者がほとんど出なかったということでした。このことはご存じでしょうか。
◎保健予防課長 聞き及んでおります。
◆山中ちえ子 委員 チェルノブイリ事故後、ICRP、国際放射線防護委員会や、IAEAなど、国際的な機関でも、このチェルノブイリの甲状腺がんの多発と放射能の因果関係は認めています。しかし、日本の政府は今、福島などの甲状腺がんの多発の状況があっても、この因果関係を認めていません。事故から5年がたった今も、国は再び安全神話をつくろうとし、賠償打切り、住まいの補償も打切ろうとしています。
お聞きしますが、これは国の話であって、足立区は大丈夫だと胸を張って区民に言えますか、どうですか。
◎衛生部長 区内の汚染状況から考えれば、福島と同様の状況にはならないというふうに考えております。
◆山中ちえ子 委員 これを見て欲しいんですが。
[資料を提示]
事故後、雲がこう流れてきます。ここが福島第一原子力発電所なんですが、東京都はここです。ちょうどこのプルームがこちらにかぶさってきているという図は皆さんもご存じだと思います。どうでしょうか、このことに関して。
◎衛生部長 すみません、パネルがちょっと若干、見にくいのでありますが、そのパネルは拝見したことあります。
◆山中ちえ子 委員 確実に影響があったというわけですね。実際に今も足立区内で幾つも高濃度の汚染値が観測されています。区民の皆さんが協力してくれて、計ってくれて、そして報告してくれています。そうですよね。
◎衛生部長 時折、そういったお話については承っております。
◆山中ちえ子 委員 5年が経過した今、福島では甲状腺がんが急増しています。これはチェルノブイリの事故後、14歳以下の子どもたちの甲状腺がんの発生率、こう発生するその経過がわかるようなグラフであります。4年、5年たった現在、国立がんセンターがやっている全国データの甲状腺がん発生率、これに比べて2011年から13年の結果では19.8%から50.3倍、そして2014年から15年までの結果では4.5倍から36.4倍に増えていることもわかりました。どうでしょうか。
◎保健予防課長 国立がんセンターのデータに関しましては、スクリーニングを行っていないデータであるといったような指摘もございます。つまり、その何倍といった倍率自体、果たして意味のある数値かといった議論も今されているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 承知しております。スクリーニングの理由ですが、これは2回目の検査結果が出て、そこでもまたそういった報告があるということで、そういった理由は、あたらないのではないかという学会での論文も報告されています。
でも、細胞の放射線感受性にはルールがあります。区内の子どもを持つ親御さんから不安の声が寄せられていますので、お聞きしたいと思います。妊産婦や幼児、成長期の子どもたちがその影響を受けやすくて、病気に将来なりやすい、こういった確率が高いのは何ででしょうか。
細胞の放射線感受性、こういったルールの中で、その一つとして未分化なほど感受性が強いとされています。細胞でも、白血球が好中球や好酸球になる手前のもとの状態、これを未分化な状態と言いますが、ここに入り込んでいくという性質があるからです。
子どもは人間の完成過程である未完成な、未分化な状態と言えます。成長の真っただ中でいるので、細胞分裂も盛んです。その細胞分裂のところに入り込んでいく、これが放射線です。このように放射能の感受性が高い状態にあり、放射能の影響を受けやすいということは証明されています。
このような基本がわかっていれば、子どもたちを守れるはずです。愛する人を守ることもできます。足立区として区民を守るため、何らかの手立てができるんです。わかっていること、理解していること、これが何かの対策につながっていくことです。
我孫子市では、希望する事故当時18歳以下の子どもたちを対象に、甲状腺エコーなどの放射線の検査の費用の助成を始めています。どうでしょうか、足立では、このようなこと、取り組みはどのようなお考えでしょうか。
◎保健予防課長 平成26年12月に、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理の在り方に関する専門家会議より、中間の取りまとめが出ております。
その中で、対策型検診として、甲状腺がん検診を実施することについては科学的根拠が乏しいこと、また、第2に、福島近隣県については、今後の県民健康調査、甲状腺検査の状況を踏まえて、必要に応じ、検討を行っても遅くはないといったことが述べられております。
区としましては、こういった提言を踏まえまして、今現在、対策等、行う必要はないのではないかというふうに考えている次第でございます。
◆山中ちえ子 委員 時期尚早だという言葉の中には、こういうことが含まれているのでしょうか。ここになったらやればいいということなんですかね。
◎衛生部長 区民の皆様の中には、山中委員がおっしゃるようなご不安、ご心配を抱かれている方が少なからずおられるということについては重々わかっております。しかしながら、客観的な事実として、我々の足立区の地域の中で、そういった検診、検査をする必要性があるかということについて、極めて客観的に、かつ科学的に判断したときに、ただいま保健予防課長が答弁申し上げましたような内容でございまして、今の現在では検診をやる必要性については、我々は考えていない、こういう状況であります。
◆山中ちえ子 委員 わかりました。
そういった考えを導き出すのも科学的な根拠というか、性質が区民に広く知られているか、理解されているか、先ほど私、申しましたが、それが鍵になるということを申し上げまして、私はこの国の安全神話の、再び来るこの災害、これとともに、子どもたちの命を置き去りにするか、それとも、とことん命を守る、そういった自治体になるかの岐路だと思っています。それが今、問われていると申し上げまして、次の質問にまいります。
環境についてです。環境についてと言いましても、やはり自然災害などを引起す、そういった可能性を最小限にしていくといったところで、今回、一般質問の中でも述べさせていただいています。
足立区が地球に一番やさしい人のまちを目指す、区の目標にふさわしい、実現に向け、発展できるよう、私も精一杯、応援していきたいと思っています。ですので、環境保全、地球環境保護の視点から質問させていただきます。
板橋区のエコポリスセンターの例を紹介いたします。
環境について知って、考える、行動していく、こういった取り組み、講座とともにやられているんですね。夏休みには36回、ほとんどの日、1日2回ずつ行っています。例えば、12月にも同様にやっているんですが、例えば、エコな生活を送るための合言葉、3Rとして、様々な3R、この活動、情報を発信して、これがもしかしたら、地球にやさしい生活が遅れるヒントが見つかるかも、などというようなことでやっています。何となく、何のことだろうと言ってわくわくするような感じではないでしょうか。
日本は森林が68.5%、そういった状況で、このほとんどが人の手入れを必要としている。だけれども、まだ行き届いていない森林だということ、こういったことを説明していたり、子どもから大人まで全ての人に森の恵みを体で感じて欲しい。森の現状から、私たちに何ができるか、考えていただく企画の内容になっています。教育的要素も多くあります。楽しみながら、体を使って、わくわくと勉強して、自然を学ぶと。そして、地球環境保護の勉強もできるということですが、このエコポリスセンターの取り組みなんかはご存じでしょうか。
◎環境政策課長 エコポリスセンターの話は聞いておりません。内容的な部分で、細かくはまだ調べておりませんが、知って行動していただくというのは非常に重要なことでございますので、我々もそういった考えで取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
◆山中ちえ子 委員 再生館なんかで、努力の取り組みも行っているようですが、また、こういった発展も目指しながら頑張っていただきたいなと思います。
そして、中央区は、他の自治体とタイアップして中央区の森というものをやっています。実際に森を歩くような取り組みと同時に冊子が三つあって、森の基地をつくろうとか、森を歩こう、森を知ろうなど、森と遊ぼう、森と仲良くなど、三つの種類の冊子があります。こういった内容は森林の効果を学ぶ、そして、それを知り、活用することで環境保護にもなるんだというような内容です。
例えば、フィトンチッドってご存じでしょうか。森林の効果は人にとって、本当に気持ちがさわやかになって、元気が出てくるという、その効果です。植物と殺菌効果の働きが掛け合わされるとこういう効果が人間にあるそうです。
あとは、小さな森を育ててみようとか、森の中で住みたい家を、木のぬくもりのある積み木でつくってみたりとか、本当に楽しく、子どもの想像力、自然を学ぶ環境保全の勉強にもなるような取り組み、中央区では行っています。
足立区も他の関連自治体と連携して地球保全や体験学習などに取り組むとしているので、こういったものを参考にしながら発展させていくといった意味で、どのようにお考えでしょうか。
◎環境政策課長 足立区でできない、そういった自然に触れるというようなことは、子どもにとって非常にその後の部分で有意義な部分だと思っています。私どもも、今年度、昨年から、鹿沼での米づくりの体験ですとか植林、また、魚沼等々についても非常に森林等、多い部分ございますので、今後、そういった部分の取り組みについては発展させていきたいというふうに考えてございます。
◆山中ちえ子 委員 大変、本当、温暖化防止なんかの意味でも本当に必要であり、こういった気持ちで取り組んでいくといったことが本当に大切なんだなと思います。
例えば、また幾つか提案しますが、江東区では、温暖化対策課というところがあって、間伐材を使った折り紙に取り組んでいます。これは木でできているから、少し湿らせると折りやすくなるというものだそうです。「間伐のお話し」という冊子も普及させているということです。間伐も、私もちょっと勘違いしていたんですが、木は切ったら自然の保護にいけないんじゃないかというような誤解もありました。しかし、手付かずのそういった森や林などの間を切っていく、間にある木を切っていって、そして豊かな自然を育てて、それが根に張っていって、それが自然災害を予防していくなど、そういった手付かずの森林をそのままにしない取り組み、これが間伐材の普及だということも学べたんですけれども、こういった子どもにもわかるような、何か色塗りができそうな、凄くかわいらしいものもあります。こういったものも普及していくということも、子どもたちにも楽しく勉強になって、本当、目からうろこの学びですが、こういったものも使ってはどうかなと思いますが、足立区ではどうでしょうか。
◎環境政策課長 間伐材につきましては、今、山中委員、発言のとおり、防災面等々でも非常に役立つ部分だというふうに考えてございます。昨年、鹿沼の間伐材で、足立の子どもたちが何かできる、そういったキットをつくってと考えたことはあるのですが、それを加工するのに非常に手間がかかってというようなことがあって、いったん断念はしましたが、次回の地球環境フェアで、区内の間伐というか剪定をした木等々を使って、何かそれで工作みたいなことができるようなワークショップをちょっとやりたいというふうに考えてございます。間伐材については、そういった部分で、我々も子どもたちのそういった環境学習の中で取り入れていきたいというふうに考えているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 本当に、こういった問題、提案などをいろいろな意味で検討しながら、私も頑張っていきたいなと思っています。
様々な企業がやはりこういった間伐材を利用した製品で高く評価されている。その扱う団体にも、自然との共生や社会貢献という価値が評価されて、二度うれしい取り組みとなっているみたいです。子どもへの温暖化防止、地球環境保全の取り組み、子どもがわくわくするような取り組みを足立区でもしっかり進めていけたらなという思いでいっぱいです。これで質問を終わらせていただきます。