■定例会一覧■
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第4回足立区議会定例会
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●反対討論−鈴木けんいち議員(2016年12月8日)
◆鈴木けんいち 議員 ただいま議題となりました、第121号議案 平成28年度足立区一般会計補正予算(第4号)について、反対の立場から討論を行います。
本補正予算は鉄道立体化を早めた工事や、学校図書の充実を進め、国の基準を達成する蔵書となるなど、うなずけるものも入っていますが、看過できない問題があり、賛成できません。
第一に、区長挨拶で過去最高となった基金について、「今後、取り崩し額が上回り、平成36年度当初には300億円まで減少する。8年間で約400億円の財源不足が生じる」などと強調し、危機感をあおっていますが、区は過去にもこうした財政危機論を振りまき、基金が底をつくとまで言いましたが、底をつくどころか大幅に増となり、過去最高にまで積み上がりました。その根底には様々な区民から背を向けて、サービスは削り、お金は余らせて、浮いたお金は基金積立に回すという姿勢がありました。本補正予算も緊急で必要なものを計上するという補正予算本来の在り方とは異なり、切実な区民要望実現にも、緊急な対応が求められる施策の実施にも取り組まない中で、新たに7億600万円余を積み増す提案になりました。こうした姿勢は賛成できるものではありません。
第二に、債務負担行為の補正では、あやせ保育園仮移転に係る普賢寺公園改修工事など、あやせ保育園の仮移転に関するものが3件で3億3,000万円余、盛り込まれていますが、あやせ保育園の普賢寺公園への仮移転については反対の声が多く、説明会も紛糾するなど、今すぐ実施できるような状況ではありません。議会でも関係する委員会で、こうした近隣住民や区民の声が様々取り上げられ、「あやせ保育園の普賢寺公園への仮移転は立ち止まって検討を。他にも方法もあるのではないか」と、代案も提示されています。区は委員会で普賢寺公園の景観確保や仮園舎にかかる音の問題は改善に努めると答弁いたしましたが、問われているのは、公園の景観や音の問題だけではありません。約10年間、公園は3分の2がなくなるわけですから事実上、機能を失いますし、現在は公園の住宅の南側の真ん中に建物ができるとなれば、影響は無視できません。そのほか、様々な問題点が指摘され、他の場所への仮移転の提案も出されているわけですから、検討を重ねるべきだと考えます。しかし、本補正予算はこうした近隣住民や区民の声も、また議会の声も聞かず、区が決めた案を押し付けようとする態度は改めるべきです。さらに、小学校特別支援教室整備事業についてです。平成29年度実施の特別支援教室を整備する内容ですが、平成28年度から3年間に分けて開始された特別支援教室の設置では、「教室が狭い」、「プレイルームが必要」、「拠点校を作り、指導教員の集団体制を確立し、スキルアップを」との切実な声が区民から上がり、議会では陳情審査等を通じて、様々な要望が出されています。しかし、本補正予算では、僅かに空調機器の設置等にとどまっています。たとえば拠点校設置について、区は設置するスペースが無いという理由で設置に至っていませんが、そうであるなら、一定の費用をかければ拠点校は設置できます。また、要望で出されている非常勤教員の増員は特別支援教育推進のため必要であると、区は5人採用しましたが、うち1人が辞めています。この欠員分を補填するとともに、特別支援教室を拡大するのですから、さらに5人程度、採用するなどして増員を図るべきであります。ところが本補正予算はこうした願いは反映されず、区民の願いに応えるものには、なっていません。今後十分、区民の声に耳を傾け、切実な願いを実現する立場に立たれることを求めまして、討論を終わります。