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区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2016年12月1日)
◎近藤やよい 区長 冒頭、三笠宮崇仁親王殿下ご薨去の報に接し、区民の皆様とともに謹んで心より哀悼の意を表します。
改めまして、平成28年第4回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
まず、新たな中期財政計画におきます区財政の資産状況についてご報告いたします。
第3回定例会で議決いただきました足立区基本構想の実現に向け、現在、新基本計画をはじめ、各分野別計画の策定を進めておりますが、これら計画を財政面から担保するため、平成29年度から平成36年度までの8カ年を計画期間とする中期財政計画の策定にも着手しております。
この策定作業の中で行った試算によれば、平成27年度末で、1,340億円となった基金残高は、小・中学校の改築や、公共施設の更新、インフラ整備の維持管理などの投資的経費の増加により、毎年度の取崩し額が、積み増し額を大きく上回り、平成36年度当初には、300億円まで減少する見込みとなっております。また、平成27年度末で477億円の区債残高が、平成36年度には560億円まで増加し、さらには、これら基金取崩しや起債発行による財源対策を施したとしても、8年間で約400億円、年平均では、約50億円の財源不足が生じると試算されました。
このような中期的観点からも、基金残高が過去最高である現状を楽観視するわけにはいきません。今後の補正予算において、基金の積み増しを行わせていただくことで、将来の財政負担の軽減に努めてまいります。
次に、内部統制に関する取り組みについて、ご報告いたします。基本構想の将来像に掲げた「協創」の取り組みを進めていくには、区民・関係団体の皆様との強固な信頼関係の構築が不可欠と考えております。しかし、大変遺憾ではございますが、現状においては、郵便物の誤発送や口頭発注による契約など、自治体のガバナンスの在り方が問われるような事案が繰り返し発生している状況でございます。こうした中、適切な事務執行を確保していくため、「足立区における内部統制基本方針」を11月に策定いたしました。この基本方針では、事件・事故事例の蓄積と活用や、監査委員指摘事項に係る是正措置の全庁展開の徹底などを通じて、リスク発生を可能な限り未然に防ぐことに重点を置いております。本取り組みを進めることにより、健全な区政運営を一層推進し、区民の皆様からの信頼を確立してまいりたいと思います。
次に、新田地域の公共施設整備についてご報告いたします。新田地域におきましては、旧新田小学校・旧新田中学校跡地の活用とともに、足立区区営住宅等長寿命化計画に基づく、新田地域の区営住宅の建て替えが予定されております。これら公共施設等の整備活用について、関係所管で協議している中で、新田学園の校庭の問題が浮上いたしました。これまで、PTA、学校関係者をはじめ、地域の皆様や区議会議員の皆様には、新田学園につきましては、体育館や屋上、河川敷広場、新田さくら公園の多目的広場などを活用することで、学校運営には支障はないと説明してまいりました。しかしながら、今後、8年間の児童数の推移を見ますと、平成30年度から10年程度、体育授業の場所の確保が十分にできないことが判明いたしました。綾瀬小学校、新田学園と、度重なる見通しの甘さを深く反省するとともに、おわびを申し上げます。
今後につきましては、当面、新田さくら公園の芝生広場を現状のまま利用することを前提に、利用日や利用時間などを、地域と調整させていただきたいと考えております。今後の方針につきましては、PTAや地域の皆様方からご意見を賜りつつ、慎重に決定してまいります。
続きまして、オウム真理教対策について、ご報告いたします。
区は、足立区反社会的団体の規制に関する条例に基づき、アレフに対して活動等に関する報告を求めております。この報告義務に違反したことについて、区が行った過料処分を不服とし、本年10月、アレフ側から過料処分取消し請求訴訟が提起されました。区といたしましては、アレフに対する毅然たる態度を貫き、裁判に臨んでまいります。
地下鉄サリン事件から21年目を迎えておりますが、オウム真理教は麻原彰晃を教祖と仰ぎ、依然として危険な教義を継続し、今年7月頃には、足立区の拠点を超える全国最大規模の施設を札幌市に確保し、信者を着実に増加させるなど、活動は、より活発化してきております。
区議会の皆様をはじめ、地元の住民協議会の皆様や関係機関とも連携し、足立区は、オウム真理教対策に当たってまいる覚悟でございます。
最後になりますが、本議会に提出いたします一般会計補正予算案の主な内容を申し上げます。増額補正として、「財政調整基金積立金」7億円余、「鉄道立体化の促進事業」2億円などの経費を、反対に減額補正として、「区立小学校の改築事業」4億4,000万円余、「私立保育園施設整備助成事業」3億9,000万円余、「特別養護老人ホーム等の整備助成事業」2億2,000万円余などの経費を計上いたしました。
ご審議いただく一般会計補正予算は6億2,000万円余の減額補正、国民健康保険特別会計補正予算は3億2,000万円余の増額補正、後期高齢者医療特別会計補正予算は600万円の増額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は25件、報告4件でございます。
各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。