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●山中ちえ子議員(2017年3月6日)
◆山中ちえ子 委員 おはようございます。私ははじめに、第一種住居地域の用途地域違反で操業されている花畑二丁目にある生コン工場の問題で質問します。
区画整理事業で巨大化した花畑二丁目の生コン工場は、騒音、振動、そして、大型車の頻繁な通行で、地域住民には耐え難いものとなっています。
現場を私、見てきたんですけれども、この工場の大型車の台数はどのぐらいか把握していますか。
◎建築安全課長 西野生コンの工場につきましては、用途違反ということはもちろん把握しておりますが、細かい台数については把握しておりません。
◆山中ちえ子 委員 私、ざっと、その地域に、もうたくさん駐車場があって、そこを全部見たんですけれども、大体28台あります。把握してないっていうことは本当に無責任だなと思います。だから、的確な指導になっていかないのかなとも思いますが、早朝から、工場には、生コンをつくるための資材を運搬する10t大型車や、更に大きなトレーラーが走るようになっています。
この通行には、大型トレーラーの通行には許可が要ると思います。区は許可をしているんですか。
◎道路管理課長 道路法上で問題ないものについては許可を出しております。
◆山中ちえ子 委員 区が許可した台数は、では、幾つですか。
◎道路管理課長 ただいま資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきます。
◆山中ちえ子 委員 こういったことも把握していないという無責任な状況だと思います。
31tと表示したトレーラー車も走っていると聞いています。これでは、幾ら道路を舗装しても道路の傷み、損傷が大きいと言わなければならないと思います。違反工場のために、区画整理事業の費用を使って、公費を使って修復する、こんなことがあってはならないと思いますが、どうですか。
◎都市建設部長 確かに大分、数年前から、何年も前から、この件について、いろいろと、私ども指導したり、区画整理の中で協議をしてまいりましたけれども、なかなか改善できていないという実態がございます。これについては、引き続き注意をして指導をしていきたいと思いますけれども、法的に問題ないものについて、なかなか実施できていないというのが実態でございます。
◆山中ちえ子 委員 法的にと言いますけれども、この間、法的にと言って、その網をくぐって、いろいろなことがされている、それによって住民が負担と犠牲を強いられている、そういう状況です。
工場で生コンができると、この会社のコンクリートミキサー車以外に他からも大きなミキサー車、25tものミキサー車なんかが運んで現場に向かいます。こういった状態もどう調査しているか、教えてください。
◎建築室長 外部からのダンプ状況については把握しておりません。速やかに調査等したいと思います。
◆山中ちえ子 委員 こんな無責任な状況で、区民の命守れると思っているんでしょうか。
工場の周辺の住民はいつも危険にさらされている状況です。夜中、早朝の騒音、振動は凄いと住民から苦情もあります。工場の性質上、10t、25t、さっき言ったような巨大車両も通るようになった。しかも、工場の西側、そして北側の出入り口のある通りは通学路です。西側の道路は、午前7時半から8時、通学路で進入禁止になっていますが、通っています。どう把握していますか。
◎学務課長 ここに、通学路に、こういったコンクリートの車が通るというのは把握しております。そのため、学校のほうにも注意喚起をし、また、警察にも見回りをするようにお願いしているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 これは本当に、そう言うけれども、知らなかったというようなことも聞いています。
昭和40年代に用途地域制度が始まって、第一種住居地域とされて、工場は建設できないということになっています。やむなく撤退した工場もある中、何でこの工場だけが認められるのか。やむなく撤退した業者の住民からも、何でコンクリート工場だけ許されるのかという厳しい声もありました。
政治家の関与があったんじゃないかと疑われても仕方ないんじゃないですか。なぜ許してきたんですか。
◎建築安全課長 先ほどと同じお答えになってしまいますが、用途違反ということについては、私どもも了承しており、西野生コンの会社側としても、そのことについては了承しております。
ただ、昭和43年当時から操業していたという事実があり、特に何らかの関与があったということでないというふうに考えております。
◎建築室長 区画整理事業でありまして、生コン工場が現位置換地ということで、区画整理審議会の中でジャッジされております。我々としましては、騒音、振動に対して指導を継続して続けているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 そういう判断せざるを得ないとか、我慢しなくちゃいけないというようなことを区民に強いているようなことです。
それで、この地域は新しい学校統廃合の新ガイドライン案の対象の地域とされています。そんなことをしたら、ますます通学路の危険、拡大するんじゃないですか。学校統廃合の是非が問われるほどの重大な問題だと思っています。教育委員会は、統廃合の対象としたこの地域、花畑中、桜花小、花畑第一小学校の通学路で、こんな危険な問題があると把握していたんでしょうか。
◎学務課長 ここの地域にコンクリートの会社があるというのは把握しておりまして、先ほどの繰り返しになりますけれども注意喚起をしているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 では、何て無責任なんだろうと思います。子どもの命を最優先にするべきだと思いますけれども、この工場の撤退なくして通学路を延ばす統廃合なんてあり得ないと思います。やってはならない。区は、住民の安全安心を守る立場に立って強く、このコンクリート工場、生コンコンクリート工場の撤退をしっかりと指導していく、そういうことを求めまして、次の質問に移ります。
買物支援事業ですが、都がモデル事業をやるとして、東京都で三つの商店街が手を挙げて、平成24年から始まったわけですが、その一つが足立区の花保商店会です。
お休み処を設置して、居場所づくりと商店会がリースした車両を使って、買物難民と言われる買物ができない人たちの送迎やデリバリー、配達サービスというように買物サポートをしていました。
今、商店街が衰退していっているといった問題、課題を抱えながら、花保商店会の会員数は伸びています。64店鋪だった平成24年度に比べて、今74店鋪にもなりました。事業の見直しが、事実上の廃止となったわけですが、平成28年の8月まででした。9月からは、区のコミュニティ施設活用商店街活性化補助金を使って、家賃の3分の2を補助するとしましたが、こういった一連のこの間の動き、こうでしょうか。どうでしょうか。
◎産業振興課長 今、山中委員ご発言のとおりの内容ですが、利用者がなかなか難しいというところで、事業の在り方を変えたというところでございます。
◆山中ちえ子 委員 商店会だって、やりたくなくて、区の言う見直しをすっきり受入れたわけではないんです。やむを得ず諦めた、そういう状況です。買物支援は、花保睦会が中心に、商店会の会員さんが1台のみの車の運行で、花保睦会では、担い手も高齢だけれども、元気な方、商店街では、自らのお店の営業をやりくりしながら、何とか調整してやっていた。買物支援が必要な方々も身動きもとりづらいと、いっぱい時間もかかる。1人に対して、時間もかかります。はっきり言って、もともと厳しい条件の中、努力したけれども、利益を上げるノルマなんかを苦労していたのが実態だったんです。そういう経緯があります。
買物支援があったことで、花保商店会、お休み処も活気づいて、買物途中で寄る人が相談を寄せる、老老介護で大変だというような状況だとか打ち明けることが度々あるそうです。
地域とのこういった信頼関係がないと、こういった受入れ体制もできないと思います。こういったことはどう把握していますでしょうか。
◎産業振興課長 事業展開に当たりましては、私ども無理強いしたことはありませんので、利用者が非常に少ないと。1日平均で、一番多い年でも1.37件、少ない年ですと0.5件程度というところで、去年の8月で車のリースが切れますというタイミングでどうしましょうかというご相談はさせていただいておりますが、商店会として、最終的には、運転手の確保ですとか、そういったところは難しいというところでの事業転換でございますというところを、まず一つ整理をさせていただきたいと思います。
居場所づくりにつきましては、私も何回かお邪魔しておりますけれども、ほとんどのタイミングで人がおりますので、居場所づくりという意味ではお休み処としての機能はきちんと果たしているのかなと思っております。
◆山中ちえ子 委員 先ほど言いました、そういった大変な中やっていたので、そういったことで産業振興課のほうからは打切りと、事業の見直し、廃止となったわけですが、もう少しきめの細かい調整で補助していくべきだと思います。
すぐ近くの公園は大きいけれどもトイレがありませんから、グラウンドゴルフや園庭のない園児たちの遊び場というふうにもなっていて、お休み処は地域のトイレの利用といったところでの役割も担っていて喜ばれています。
やはり事務員もこういったことで、もういなくなるということでした。4月に家賃補助が入ってきても苦しい状況が続いていて、そこにもう繰越金もない中でやっているので大変な状況になっていくだろうと。お休み処さえも、家賃補助が3分の2あるって言いますけれども、その存続もどうするかといったことを真剣に頭を抱えてみんなで悩んだそうです。
でも、この厳しい中、会長はじめ、今、子どもで大変な状況にある、そういった受皿、社会のためになっていこうということで、子ども食堂もやり始めないかというような話合いも、足も動き出そうとしています。身銭を削ることになると思うけれども頑張るって言っていました。
区はキラッと輝く商店街活動を応援しますと言っています。環境整備支援事業と活動支援事業、二つやろうとしています。その中で、新事業で、テーマ提案型補助事業としては、商店街フリースペース活用事業も始めようとしていますね。どうでしょうか。
◎産業振興課長 今一度、整理をさせていただきたいんですが、花保商店会については、我々が事業を転換するようにと言ったことはありませんので。相談はしましたけれども、区が転換をするようにということではありませんので、そこについては今一度ご理解をいただきたいと思います。
商店街については、居場所づくりですとか、コミュニティスペースとしての活用というのは、私は非常に重要だと思っていますので、積極的に進めたいという意味で、新年度で新しい事業を計上させていただいているところでございます。
◆山中ちえ子 委員 転換するように言った覚えはないと言うけれども、足りないんですよ。足りない中で一生懸命やっている。事実、どうしようという声が多いんですから、そこにきめ細かく入っていかなくちゃならないと思います。
それで、こういったせっかく積極的な事業も新規で始めようとしています。こういったところをやるんであれば、花保商店会の買物支援サービス事業費補助も復活させるべきだと思いますが、どうですか。
◎産業振興課長 居場所づくりについては非常に大事だと思っております。買物支援についても、これまで答弁させていただいていますとおり、本当にお困りなところがあれば適切な展開は必要だと思っておりますが、花保商店会につきましては、私どものほうでいろいろ調べさせていただいている中では、今の現状のままでも、まだまだ何とかなるのかなと。楽観視しているわけではありませんし、今のままでいいとは思っておりませんが、予算案を復活させるということではないかなと思っております。
◆山中ちえ子 委員 そんなこと言わないで、買物支援事業補助を拡充する形で、買物支援で生まれた地域の輪を、更に広げるといった区の役割しっかり果たしていって欲しいと思います。
我が党は、予算修正案で、この花保商店会の事業費の拡充を提案しています。230万円あればできますので、是非、実施するよう求めまして次の質問に移ります。
緑化の推進について聞きます。
緑化の推進は、地球温暖化の防止や公害患者の健康回復、潤いのあるまちづくり、樹木による日陰で外出しやすい、そういった効果など重要です。
私は去年の代表質問で取上げて、緑化推進を訴えました。区も緑化の推進に努めていると言いますけれども、きょうは街路樹の剪定、強剪定についてお聞きします。
まちを歩くと、街路樹の剪定が強過ぎて枝や葉が残っていない強剪定が目立ちます。これって緑化の推進に逆行しているんじゃないでしょうか。
◎工事課長 街路樹の剪定につきましては、車両の視認性、日照確保、その他、適切にやる時期を見定めまして、剪定方法等を行っております。場合によっては強く切る場合もありますが、今後につきましても適時適切に剪定してまいりたいと思います。
◆山中ちえ子 委員 適切にと言うのであれば、本当に今、まちを歩けばもう丸坊主というような木が多くあります。
お聞きしますが、街路樹の剪定は年に何回計画していますか。やられる予算でしょうか。
◎工事課長 基本的には、対象になる樹木について年1回程度行っております。
◆山中ちえ子 委員 やはり1回では、業者も、どうしてもその地域や、西、東、南、北というような状況で、剪定士は専門の知識を生かしてやりますから、そういった専門性が発揮できない、深く切らざるを得ない、これが強剪定を招いていると言わざるを得ないと思いますが、どうですか。
◎工事課長 必ずしも、年1回ですから強剪定というほどではございません。先ほど申しましたような状況によって、適時適切に今後も処理してまいりたいと考えております。
◆山中ちえ子 委員 進めたいと言っていますけれども、剪定の機会を増やすということで緑化をしっかりと進めていって欲しいと思います。
私たち、我が党の修正案でも6,500万円余でやれるといって修正も出しています。緑化の推進事業を拡充することを、足立区の緑が豊かになっていく、樹木の保護にもちゃんと積極的にやっているというような、練馬区並みにしっかりと緑化を進めていくというようなことを目標にもしています、区はね。だから、それに沿って頑張れるように、こういった修正案もしっかりと受入れて欲しいなと思いますが、次の質問に移ります。
一部償還免除型の奨学金の大学生枠を増やすことを求めまして、質問いたします。
これまで2回、この奨学金、給付型に一歩近づくというもので好評です。2回、審議会がありました。応募状況の審査状況なんかはどんな結果でしたでしょうか。
◎学務課長 募集が20名のところが、応募が37名ありまして、採用が23名という状況になっております。
◆山中ちえ子 委員 2016年の9月には、初めてのこの給付型の審議があったんですけれども、受入れ枠5人に、横並びに4位から8位と全員合計点数が同じ中、7位にいた方が学習要件が一番大変な状況の方でした。これで、各委員が積極的にここには本来の趣旨である貧困の連鎖を断ち切るといったことで優先を変えていくべきじゃないかと、何とかしなくちゃいけないという意見も出されました。
これで要綱の変更ともなったわけですが、去年の決算特別委員会では質問して、その答弁で、検討委員会で進めていくということになったのと、あとは優先を、学習要件を優先にして、成績要件ではなくて、合計点数が横並びの場合は成績要件ではなく、学習要件を優先していこうということを決めました。これは一つ前進だと思うんですが、枠を広げるというところにはいかなかった。これによって、2回目の審議会ではまた議論が深まりました。それはやはり落ちた方々、大勢いるんですけれども、採用されなかった方々の中でまだまだ学習要件大変な方がいるというような状況でした。ですから、やはり枠を広げるといったことで、修正案でも提出しています。どうぞ、これ積極的に考えていただきたいと指摘しまして質問終わります。