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●鈴木けんいち議員(2017年3月9日)
◆鈴木けんいち 委員 午後のトップでありますが、質問をさせていただきます。
初めに、ごみの減量と食品リサイクルの促進について伺いたいと思います。
現在、地球上で飢餓に苦しんでいる人は約8億人、全世界で9人に1人が飢餓に苦しんでいると言われております。他方、国連食糧農業機関の推計によれば、世界でおよそ13万tの食品廃棄物が、食糧生産から消費段階において毎年、廃棄をされていると言われております。これは食糧生産量に対して重量ベースで32%、カロリー計算で24%に相当するとされております。
このように、フードロス、食品廃棄物問題は国際的な課題となっておりますけれども、国は2000年に食品リサイクル法を制定しました。全体としてこれによって減量化は進んだわけですけれども、外食産業や小売業の発生抑制が進んでいないという状況が明らかになり、2007年の法改正で、大量排出者への対策を強化いたしました。その後、更に5年後の法改正を目指して検討がされましたけれども、この中で国は、法改正は行わずに、食品リサイクル法に基づく新たな基本方針を出して現在に至っています。
そこで、お聞きしたいと思いますが、足立区から出るごみは、区内で収集された燃やすごみ、それから区内事業者が清掃工場に持ち込んだ燃やすごみ、それぞれどのぐらいになっているでしょうか。
◎環境部長 平成27年度の区が収集する燃やすごみにつきましては、約13万1,000tでございます。また、区の事業者が清掃工場に直接持ち込む「持込みごみ」につきましては、約4万2,000tでございます。
◆鈴木けんいち 委員 それで、最初の13万tの中には、小規模事業所がシールを張って出す事業系ごみも含まれています。このごみの組成調査では30%強が食品だと聞いているのですが、うち残さが28%、未使用食品は4%ぐらいかなと思うのですが、どうでしょうか。
◎環境部長 組成調査で生ごみの内訳として、調理くず、残飯等ございますが、平成28年度の組成調査でいきますと、調理くず、残飯等は27.1%、未利用食品については3.6%といった現状でございます。
◆鈴木けんいち 委員 この食品残さをなくす取り組みが重要だと思います。それで、こうした食品ロス、食品廃棄物の対策として幾つか提案をしたいと思います。
一つは、家庭系の取り組みが必要だと思います。その中では、首都圏9都県市の食べきりげんまんプロジェクトと連携して啓発を強めること、事業系の取り組みとしては、ベジタベライフ協力店のように食品ロス対策協力店を増やしていく、あるいはここに限らないですが、松本市では、この食品ロス事業の協力店を増やして公表しているということですが、こういった取り組み、更には小盛りメニュー、外食店に対して小盛りメニューなどのつくってもらう協力要請をする、これは福井県でやっているようですが、私も時々感じたりしますけれども、こういった取り組みを進めていくことが大事かなと思いますが、区はどうでしょうか。
◎環境部長 今、鈴木委員からお話がありましたとおり、食品ロスの約半分が家庭系からのごみですので、買い過ぎず、使い切る、食べ切る等、食材を大切にするといったところで、9都県市で実施しています食べきりげんまんプロジェクトで可能なことについては区で実施したいと考えてございますし、先ほど鈴木委員からお話がありましたベジタベライフ店という形での外食時の食べ残しを防ぐといったことも重要でございますので、それについては小盛りメニューだとか、そういったところで区が可能なものについては取り組んでいきたいと考えてございます。
◆鈴木けんいち 委員 この食べきりげんまんプロジェクトは、これから具体化が始まるようですけれども、是非、積極的に取り組んでいただきたいし、事業系のほうはやろうと思えばできると思いますので、是非、進めていって欲しいと思います。
次に、ペットの同行避難についてお聞きしたいと思います。
ペットは今や家族同様になっておりまして、災害時は、このペットについては同行避難するように推奨されております。この地域防災計画では、383ページをはじめとしてペットの同行避難のことが書かれております。ペットは家族同様ですから、置いていくわけにはいきませんし、この前の東日本大震災では、置いていくつもりはないけども、あの大震災で、結局はぐれてしまった、行方不明になって野生化したり、あるいは、ふん尿のにおいが発生したりということで、様々な問題が発生したと聞いております。
この同行避難が大事で、動物用のケージがないと、この避難した後、世話ができないわけですが、この動物用ケージについては、どのように区は備蓄されているでしょうか。
◎防災計画担当課長 区では、現在78個備蓄しております。都市農業公園には39個、生物園には14個、保木間備蓄倉庫に15個、以上です。
◆鈴木けんいち 委員 そうしますと、各第一次避難所にはないということですか。
◎防災計画担当課長 第一次避難所に関しましては、飼い主の責任ということで、ケージは備蓄しておりません。
◆鈴木けんいち 委員 同行したペットについては、飼い主の責任で世話をするようにとなっているわけですけれども、もちろんケージを持って行きたいわけですが、持っていけるとは限らない。持っていけない場合が多いぐらいかもしれませんね。
そういう点では、人間の命は大事なのですが、家族同様のペットについてもちゃんと命を長らえることができるように、各第一次避難所にこれから災害対策として動物用ケージを備蓄していく必要があると思うのですが、この点について区はいかがでしょうか。
◎防災計画担当課長 避難所には同行避難をお願いしておりまして、例えば学校の軒下、また学校にあるテントを利用しまして、そこでペットと避難者を別にして生活していただくという計画になっております。
◆鈴木けんいち 委員 そのときに、野放しというか、78個、今、ありますから、それを使うことも可能かもしれませんけれども、運ぶのがまずできるかどうか。それから、この都市農業公園などにあるものは、はぐれたペットについて、獣医師会などが保護して世話をするためにも使われるものだと思います。各家庭のペット用のケージを備蓄していくということは非常に大切だと思いますので、是非、検討をしていただきたいと思います。
次に、ゆ〜ゆ〜湯入浴事業の拡大についてお伺いしたいと思います。
足立区では、ゆ〜ゆ〜湯入浴証事業を行っておりまして、区内在住者の70歳以上の方に支給され、月3回、年36回公衆浴場に通常料金350円を差し引いた金額で入浴できると、大変好評であります。高齢者の健康増進や外出とコミュニティを支援し、銭湯の振興にも寄与していると思います。
まず、今、区内に銭湯というか、公衆浴場は何カ所あるでしょうか。
◎衛生管理課長 36浴場ございます。実際に営業しているのは35浴場でございます。
◆鈴木けんいち 委員 営業しているは35カ所ということで、以前と比べると本当に少なくなってしまった感がありますが、入浴証の利用者はどういう状況でしょうか。
◎高齢福祉課長 昨年度、平成27年度で39万1,000人余のご利用がございました。今年度は、今、衛生管理課長からご答弁あったように、浴場が減っているというところの影響もございまして、恐らく37万人余程度になるのではないかと思っております。
◆鈴木けんいち 委員 先日、10年近い推移を見ましたけれども、浴場はぐっと減っていますが、利用者はそんなには減ってないという状況もあります。利用者は多いという感じがいたします。
この入浴証ですが、実は第4週が使えません。また土日は使えないというふうになっています。区としては、今年の5月からは土曜日も使えるようにする方向だと最近お聞きしましたけれど、高齢者の方からは、毎週使えるようにして欲しいと。それから、今、第3週までなんですね、使えるのが。第4週はこの入浴証が使えない。第4週も使えて、毎週入れるようにしてもらえないだろうかと。
やっぱり平日だと、今、高齢者の方でも仕事をされている方が多くて、仕事終わった後行こうといってもなかなか行けない。土日ならば行けるんだがということで、今度、土曜日は使えるようになりますよと言ったら大変喜んでいましたけれども、日曜日も含めて毎週使えるようにしていくことが必要だと思うのですが、この点はいかがでしょうか。
◎高齢福祉課長 まず、利用日ですが、正確には第2、第3、第4の水曜日を含む週の月曜日から金曜日まで週の1回使えるという形になっています。
今、鈴木委員からご提案ございました日曜日も含めての拡大のところでございますが、本事業は、数ある介護保険外サービスの事業の中でも利用者が非常に多い事業になっています。当然、その分の費用負担というところもかかっているところでもございますし、1回当たりの利用の助成額というのは周辺区に比べても足立区は高いという状況でございます。
そういった諸々の事情も勘案しまして、まずは土曜日、先ほど申し上げた週の土曜日のところの拡充は、来年度の予算で行っていくというところで考えております。
◆鈴木けんいち 委員 周りの区と比べても足立区は助成が多いということですが、北区と同じはずですね。財政負担が大変だと言いますけれど、第2週を含むということですが、年36回を年48回ぐらいに増やして欲しいなと思うんですよ。
仮に48回増やしても、計算しますと4,900万円程度で実施できます。非常に効果の高い高齢者支援、公衆浴場支援としても有効ですから、予算の効果的な使い方として是非、拡充をすべきだと思います。是非、検討していただきたいと思います。
次に、高齢者サロンの充実についてお伺いしたいと思います。
社会福祉協議会が行う、ふれあいサロン活動ですね、正式名称を確かめましたら。これは地域に住む様々な方が気軽に集まり、楽しいひとときを過ごすとてもすばらしい活動だなと。高齢社会が指摘され始めたとき、我が党もこういう事業やったらどうだろうかと提案する中で始められ、大変うれしく思いました。
今、ホームページを見ますと52カ所でやっていると書いてありますが、もう少し多いような気がするのですが、52カ所ぐらいなのでしょうか。
◎社会福祉協議会福祉事業部長 2月末日でサロンは106カ所ございます。
◆鈴木けんいち 委員 106カ所ということは、実に倍以上ですね。それで、場所的にはどんなところが多いか、それからどんなことをやっているところが多いでしょうか。
◎社会福祉協議会福祉事業部長 会場といたしましては、町会の事務所をお借りしたり、マンション等の集会室をお借りして開催させていただいている場所がほとんどでございます。
内容といたしましては、高齢者の引きこもりがちの方々のためのおしゃべり会でありますとか、サロンを使って皆さんが会議をしながら楽しむ会ということで活動させていただいております。
◆鈴木けんいち 委員 ひきこもりの方々のおしゃべりの場ということで、ふれあいサロンと言っていますが、「おしゃべりサロン」というふうに、これはニックネームなのでしょうか、いいなと思います。
この活動は、足立区でサロンの立ち上がり時に1回だけ1万円補助をしていると、あとは助成はなしということです。会場代がかかる場合は1回1,500円とか会場代分は補助しているようですが、運営費というのかな、それについては、その後ありませんということです。
ちょっと調べましたら、隣の北区では、5回食事会があれば5万円という形で、これは社会福祉協議会の中でやりくりをして助成をしているそうですけれども、足立区ではなかなか、そうはなっていません。
何とか補助を増やして支援ができないだろうかと。社会福祉協議会で予算がなければ、区の一般会計から支出して高齢者支援をしていく、引きこもりの方がおしゃべりができるようなそういう場ですから、何とか拡充できるように、そういうふうに支援していくべきだと思いますが、区としてはいかがでしょうか。
◎福祉管理課長 サロンに対する助成でございますけれど、高齢者の孤立防止、更に協創を進めていく上で地域住民によるサロン活動、非常に重要なものだと考えております。
今後、運営に携わっている方から直接意見を聞いた上で、どのような支援が効果的か検討していきたいと考えております。
◆鈴木けんいち 委員 是非、声を聞いて、充実を図っていただきたいと思います。
次に、公共施設再編に関してお伺いします。
区は、公共施設等総合管理計画(案)を策定し、3月下旬からパブリックコメントに付して、4月には決定するとしています。区は、この管理計画について単に施設削減の計画ではないと言ってはおりますけれど、今後40年間で1兆643億円、年平均266億円の経費が必要となり、これを168億円まで圧縮しなければならない、このように様々なところで、この公共施設等総合管理計画(案)の中でも言っていますが、そういうふうに述べております。
その中では、37%の面積が維持更新できない可能性があると、グラフまで出して述べて削減の方向を明確にしております。
しかも、こうした数字だけじゃなくて、施設類型物の課題と取り組みという中では、地域集会所は縮小を検討する、文化施設は見直しを検討する、産業施設は集約等を進めると、このように書いてあるわけです。公共施設等総合管理計画は、施設削減を進めるための計画なのではないでしょうか。
◎施設再編整備計画担当課長 総合管理計画の推進に当たりましては、区民の利便性に配慮しながら進めていくものでございます。将来的な厳しい財政状況を予測したものであり、区民の利便性の低下につながるような計画ではないと考えてございます。
◆鈴木けんいち 委員 利便性の低下につながらないと言いますけれど、こうやって面積も減らしていく、施設も減らしていく、それでどうして利便性が低下しないのかと指摘せざるを得ません。
区は、予算編成のあらましの中でも、人口が平成32年をピークに減少に転じ、30年後には9.7%減少する。人口構造が変化し、高齢者1人を生産年齢2.6人から1.6人に肩車型に変化して大変だ、これが削減をしなければならないという根拠に言われているわけです。
実は、65歳以上の方16万6,000人いますけど、非課税者は10万人です。あと6万人の方は働いたりして税金を納めているわけです。こういう違いを無視して、こんな支える人が少ないということを言っているのではないか、根拠にならないと思うのですが、どうでしょうか。
◎基本構想担当課長 人口で割りまして、そのように述べさせていただきましたが、高齢者の今後の活躍ということも図っていかなければいけないというテーマはございます。