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●山中ちえ子議員(2017年3月9日)
◆山中ちえ子 委員 初めに、プレーパークについてお聞きします。
私は、去年の12月の本会議質問で、子どもたちの心身ともに健全な成長のために、常設のプレーパーク、居場所づくりを求める質問をさせていただきました。
[資料を提示]
練馬区では常設のプレーパークがつくられていて、私も見てきました。区も、子どもが生き生きと遊ぶことができる環境づくりに前向きに進めようとしています。だけど、残念ながら独自の常設運営ができる段階には至っていないとの答弁でした。年に1回行っている元渕江公園のおもちゃ箱だったり、そういった工夫や努力もされていますが、そういった紹介も答弁ではありました。どんな内容でしょうか。
◎みどりと公園推進室長 元渕江公園で実施しているのが、区内にあるNPO足立に冒険遊び場をつくる会とか、パークエンジェルの会とか、そういう団体と一緒に年に1回開催しているということでございます。
◆山中ちえ子 委員 本当に地域でも好評なのですが、たった1回だけというところで、行きたかったとか、都合が合わないとか、そういった声がたくさんありました。桑袋ビオトープ公園でも、生き物の観察や生き物の大切さを学べるといった体験もありますが、いろいろな課題を抱えています。
子どもたちは、学校で、テストや学習、一生懸命まじめに取り組んでいます。その分、地域では伸び伸びと遊べる環境があると。このバランスが、子どもたちのバランスのいい成長につながり、お母さんも安心して子どもたちを育てていける、そういったことにつながります。お母さんたちが安心だと、子どもたちが本当にほっこりと余裕を持った成長ができると言われています。
子どもたちが大人になっても、この足立区で安心して過ごしていける、そんな子が増えるような足立区に是非していっていただきたいと思いますが、足立区で取り組んできた公園事業なんかもしっかり発展させていく、そういったことの中で常設型にも結びつけていく、そういったことを期待したいなと思いますが、どうでしょうか。
◎みどりと公園推進室長 私どものほうでも、先ほど山中委員のほうからお話があった桑袋ビオトープ公園をはじめとして、その他にも荒川ビジターセンターとか、生物園でも子ども向けにイベントをかなり多く開催しております。今後も、様々な機会を通して、より子どもたちの発達のためにそういった形で進めてまいりたいと考えております。
◆山中ちえ子 委員 23区でも常設のプレーパークを設置している自治体が増えています。是非、足立区でも設置するよう検討して欲しい、そう期待いたします。
次に、介護保険の質問をします。
初めに、地域包括ケアの充実に向けて質問します。
今、介護保険は、在宅ケアによって介護予防、自立支援の役割が強く求められていると思っています。しかし、介護報酬が減らされ、更に、総合事業では介護報酬を、介護保険サービスの足立区はその下げ幅、本当に工夫して頑張ったところで、7%ということで抑えてはいますが、国からキャップを閉められたような状況です。まさに経費削減の名のもと、本来、最も手厚いケアが必要とされる在宅ケアが位置付けられてしまい、そういう中で深刻な介護職の人材不足も問題となっています。
地域包括ケアの充実には、人材の確保が欠かせないと思います。介護人材を増やしていくために区は努力をしていると思いますが、働きやすい職場づくりという点でも努力していただきたいと思っていますが、重要です。
利用者への訪問では、訪問介護の担当者が利用者の日々の困り事をともに悩んだりします。このことが積もりに積もって重荷となってしまい、辞めていく人も増えているような状況があります。初回、若しくはしばらくは、一人ではなくて、指導者、若しくは必要となれば看護師も一緒に訪問できる、こういった専門性を高めて、そして患者、利用者への適切なケアが保障される職場づくりということも必要なのではないでしょうか、どうでしょうか。
◎介護保険課長 今の山中委員のご提案の複数の職員が対応するということは、なかなか今、介護人材の不足というところでは難しいとは思います。
ただし、働きやすい職場環境づくりというところでは、介護人材が不足している中、貴重な介護人材が職場から環境が悪くて去るということは大きな損失になると思います。
こういう介護人材の定着の視点からも、現在、事業者連絡協議会ともいろいろお話をしております。働きやすい職場づくりに向けた研修がいいのか、効果的な区としての支援というのをこれから考えてまいりたいと思っております。
◆山中ちえ子 委員 25のブロックでそれぞれが地域ケア会議をやって、そこの地域に即してこういったケアの担い手が少ないんだという具体的な意見が上がっていると思います。ターミナルケアを担う医療系の施設なんかの居宅介護支援員からは、ソーシャルワーカー的な動きができる人がいないとか具体的な意見が出ています。これをしっかり吸い上げていく、こういったことも必要かと思います。
そして、私、この地域包括ケアの要となると言われている24時間、定期巡回・随時対応型訪問介護看護ですが、皆さんこの「介護看護」という言葉からも、このサービスは介護士と看護師が一緒に訪問して、例えば寝たきりで「じょくそう」ができてしまった後発部である尾骨部、排せつケアには最も必要なケアと言われています。そういったところに二人で訪問してケアがなされる、そういうイメージと思われますよね。
しかし、実際には違うんです。ほとんどヘルパー一人だけで訪問する、夜中もそうです。こういった状況です。月に僅かしか看護師が入っていけない。しかも、介護士とは別々です。これが実情です。
その原因は何かといいますと、報酬体系なんですね。ひどい内容なんです。例えば、どの介護度でもどんなに訪問しても同じ報酬という設定、そして看護師とともにケアが提供される場合と介護士だけという体系があるわけですが、介護だけの訪問報酬に比べて、看護師も行くといった介護報酬、どのぐらい違うのかと調査しましたら、例えば要介護4の場合には14.4%増えるだけなんです。どうでしょうか。
◎介護保険課長 制度上は、山中委員のおっしゃるとおりの割合でございます。
◆山中ちえ子 委員 区も、保険料の値上げにならない独自加算をやろうと頑張っているわけですけれども、しかし同時に、本来の意図している形、看護師が一緒に同行訪問ができるような介護報酬にすることを強く国に求めていく必要もあるのではないですか。
◎福祉部長 おっしゃるとおりで、これは非常に制度として課題がある状況だろうと思っています。お話のように、あらゆる機会を通して国のほうに働き掛けていきたいと思っています。
◆山中ちえ子 委員 随時対応というその部分では、緊急的に利用者からの連絡に対応することが求められています。
区は、この24時間対応型では専門のオペレーションセンターを考えると言っていますが、どんな内容でしょうか。
◎介護保険課長 オペレーターの共同化ということで私どもは考えております。各事業所が一つずつオペレーターを置くとなりますと、その介護人材、看護師、保健師がなかなか確保できないというところで、今、四つの事業所ございますが、共通的にオペレーターを一つ備えて、そこでやるということで、今後、事業者の方が増えてくるかなと思っておりますので、これについて、区がどこまで支援できるかを含めて今、検討中でございます。
◆山中ちえ子 委員 少ない報酬で頑張る事業所が、共同で出資してオペレーターセンターをつくるということですけれども、そうであれば、そこに区が支援していくといった考えを持ってもいいのではないでしょうか。どうでしょうか。
◎介護保険課長 ただいま区は支援すると私言ったのですが、これについても、基本的に事業所単位でやるべきことです。ですから、この辺の調整役とか、設置する上で区がどういう支援できるかというところを、今、事業所の方と話合いをしているところでございまして、これについてはもう少し時間をかけてやっていきたいと思ってございます。
◆山中ちえ子 委員 オペレーターも含めて、その患者、利用者がどの家族がキーパーソンなのか、どの人がお金の面ではキーパーソンなのか、どの兄弟が、お子さんの兄弟の中でもこの人はというような、共有する情報をサービス担当者それぞれみんなが、その患者を中心に、その考えだったりケアの在り方なんかを共有していくわけですが、そこにオペレーターも入っていくというようなことも申し上げたいなと思っていますが、こういったところにしっかりと区の支援だったり、寄り添いがあると、介護職やるには足立区がいいねとか、そういうふうになると、ヘルパーさんたち、本当にいろいろ目指して、自分たちの将来の介護職の経験を積んでやっていきたいとか、そういう思いが強い方々なのでそういうふうになっていく、足立区の介護職の職場づくり本当に大事だと思うんです。
次に、東京都の介護人材確保支援事業策についてお聞きします。
この対象が、社会福祉法人の施設で寮に住む介護職など、災害時の緊急時要員として家賃補助を行うとしています。しかもこの補助、受けられる施設はかなり少ない見込みだということですが、区内ではどのような施設が手を挙げて、そこに補助が充てられるといった予定でしょうか。
◎介護保険課長 今年度、特別養護老人ホームが2カ所手を挙げまして、両方とも今回、採択になっております。基本的に、特別養護老人ホーム、老健等々が対象になってございます。ただし、寮を設けている法人というのは少ないというところがあります。ですから、なかなか数が少ないというところでございます。
◆山中ちえ子 委員 本当にそのとおりで、少ないと思います。人材不足は深刻な状況です。特養でも在宅ケアの事業者でも、寮を備えられるなどという体力のあるところは少ないわけです。
区は、代表質問での答弁で、区独自の制度について人材確保策として検討していくと述べてくださっていますが、平成29年度何か実施する予定はあるのでしょうか。
◎福祉部長 介護の人材確保のために、何らかの対応をしていかなきゃいけないだろうと思っています。今ご案内の東京都の制度は、防災対策とも関連性があって非常に考えられた制度だと思いますので、そこら辺を参考に検討していきたい。入職祝い金はやろうとは思いませんが、そういうものは考えていきたいと思っています。
◆山中ちえ子 委員 いろいろな方法を考えて苦労しているかと思います。でも、そのスピードが遅いんじゃないかなと思います。
賃貸のアパートから通う介護士なんかに家賃補助をして、元気に働く若い人を増やしていくことにつなげていく必要もあると思っています。
我が党は、予算修正案で、保育士の待遇改善、人材確保策として家賃補助制度、保育士の家賃補助制度を見習ってやっていくといった創設を提案しています。これについてはどういうお考えでしょうか。
◎福祉部長 保育士の部分と違って、介護の分野については国の補助金等がない状況の中での制度設計です。スピード感がないというお話もありますけれども、きちんとしたものをつくっていくためには、事業者の方々とニーズをきちんと話して検討していかなければいけないものだと思っております。きちんと検討していきます。
◆山中ちえ子 委員 本当に話し合って、現場の話を聞いて、それを生かしていくといった方向で是非、頑張って欲しいと思っています。
また、介護職も含めてなんですけれども、入職祝い金、先ほど福祉部長もおっしゃいましたが、これに共通の商品券ということで応援する予算修正案も私たち提出しています。地域経済振興にも役立つ制度だと思います。是非、積極的に検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
◎介護保険課長 今、福祉部長がちょっと触れたのですが、実際これをやるとすると、相当管理というか、どの方が一度受けて、またその方が申し込んでという中で、それと対象はどこまで、介護人材といっても相当広くございますので、どこまで広げるかによっては相当、財政負担かかりますので、それも含めて入職祝い金をやることは考えておりません。
◆山中ちえ子 委員 是非、頑張っていただきたい、本当に期待しています。
次ですが、特別養護老人ホームの待機者についてお聞きします。どのぐらいの待機となっている状況でしょうか。
◎高齢福祉課長 昨年12月20日現在でございますが、今、申込みの名簿に載っている方の人数は2,204名でございます。
◆山中ちえ子 委員 それに対して、当面の増設計画はどうなっているでしょうか。
◎介護保険課長 現在24施設ありまして、2,583床で、公募で決まっている特養が2カ所ございます。これを含めますと、1,811床の確保が今できているという状況でございます。
◆山中ちえ子 委員 花畑八丁目と中央本町、それから第5期の計画であった、遅れてできるという千住桜木と、合わせて3カ所で320床程度だということも聞いています。
待機者が今でも2,000人以上という状況ですから、まだまだ足りないと思います。待機者を減らして解消していくためにも、更なる増設を目指して積極的な目標を持って取り組む必要があると思いますが、どうでしょうか。
◎介護保険課長 特養の整備につきましては、第7期の介護保険事業計画の中で、平成33年度以降の整備計画を決定していきます。その際に、施設入所希望者の動向や認証グループホーム等の他の施設への影響がやはりあります。それと、介護人材の動向というのも今後は見極めながら、最終的には適正な箇所数、施設数を決定していきたいと思ってございます。
◆山中ちえ子 委員 そういった施設のタイプだったり、地域包括ケアの中で施設に対する計画もしっかりときめの細かい、介護士不足の中ですけれども、そういった点も踏まえて全体的にトータルでしっかりと患者、利用者を支援していく足立区としていただきたいと思っています。
次に、介護保険利用料の負担軽減策についてお聞きします。
利用料は、一昨年、去年と制度が改悪されて、区民の負担は連続して増えていると思います。1割負担から2割負担になった方はどのぐらいいますでしょうか。
◎介護保険課長 全体が、平成29年2月1日現在、3万3,548人おりまして、その中で2割負担の方は2,889人、割合にすると8.6%になってございます。
◆山中ちえ子 委員 この方々は、実に1人当たり13万8,600円の負担が増えています。同じく補足給付や軽減制度、こういったところから外された方もこの改悪によってたくさんいます。どのぐらいでしょうか。
◎介護保険課長 補足給付の改正が、昨年8月と一昨年8月に2回ございました。昨年の改正では1,560名の方が影響を受けてございます。
○白石正輝 委員長 時間です。
◆山中ちえ子 委員 低所得者の負担軽減を求めまして、質問を終わります。ありがとうございました。