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区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2017年6月9日)
新基本構想・新基本計画に基づく区政の初年度を迎え、既に2カ月が経過いたしました。基本計画で述べさせていただきましたとおり、当区が自治体として持続可能であり続けるためには、区政運営の基本となる考え方として、区の弱みを強みに変える施策を充実させる一方、新たな魅力を生み出す施策の強化という双方向からの取り組みが必須であると考えております。
区のマイナスイメージの原因となっているボトルネック的課題の解消とともに、若い世代の転入や定住、定着を促進する魅力あるまちづくりに全庁を挙げて取り組んでいかなければなりません。
その意味から、まず、保育所入所待機児童数についてご報告いたします。
今年4月の待機児童数は、昨年度より68人増の374人となり、待機児童を減らすどころか、反対に待機児童増加の事態となりました。この現状からいたしますと、来年4月の待機児童ゼロの達成は極めて困難であると言わざるを得ず、対策について抜本的な見直しを迫られております。
待機児童数の9割以上を占める0歳から2歳児の平成29年度の保育需要率、保育需要率と申しますのは保育を希望する世帯の児童の割合でございますが、この保育需要率が過去の実績から1.5ポイント増の37.4%と予測しておりましたところ、実際にはそのほぼ2倍に当たる2.9ポイント増の38.8%となりました。
区では、年々需要数の増加傾向から保育需要率を予測し、僅かとはいえ、これまで待機児童を減らすことができた実績から、この手法は有効と認識しておりましたが、過去の経験則では太刀打ちできない需要率の急増に直面しております。
そこで、当面の間は、平成28年9月に東京都が打ち出した「待機児童解消に向けた緊急対策」における「平成32年までに就学前児童人口に対する保育サービス利用児童数を50%に対応できるよう整備を推進する」という方針に即し、認可保育所等の新たな整備目標や保育士の確保策を盛り込んだ「待機児童解消アクション・プラン」を策定し、第3回定例会までにお示ししてまいります。
なお、50%達成に当たりましては、あくまで現時点での概算ではございますが、平成30、31年度の2年間で、少なくとも整備費50億円、運営経費60億円の計110億円の事業費の増加が必要と想定しております。
用地の確保や周辺住民のご理解など、保育所開設には困難な課題が山積しておりますが、区の最優先課題の一つとして対処してまいります。
次に、区内刑法犯認知件数についてご報告いたします。
「ビューティフル・ウィンドウズ運動」として区民、警察、区が一丸となって治安対策に取り組んでまいりました結果、平成28年の刑法犯認知件数は6,519件と、ピーク時の平成13年より1万件以上の減少となったことは既にご報告のとおりでございます。
しかしながら、今年に入りまして区の刑法犯認知件数は増加に転じ、平成29年4月末時点で2,103件、前年同期比で98件の増となっております。2カ月連続で都内ワースト1というゆゆしき事態であり、ビューティフル・ウィンドウズ運動に熱心にご協力いただいた地域の皆様や、「区を誇りに思う」と世論調査でお答えの区民の方々に失望感を抱かせかねないと強い危機感を持っております。
4月には区内4警察署長と区が一堂に会し、刑法犯認知件数の約4割を占める自転車盗難、前年同期比で65件の増となった侵入窃盗などについての現状を話合いましたが、警察署長によれば、侵入窃盗については防犯カメラのない、若しくは防犯カメラの死角などの空白地域を狙ったプロの手口とのことでございました。
区といたしましては青パト・徒歩パトの強化、防犯カメラ、センサーライト、インターホンカメラの増設など、従来を上回る緊急対策を早急に講じるとともに、何と申しましても区民の皆様方のお力添えをいただきまして、刑法犯認知件数年間ワースト1への転落を何としても回避してまいります。
続きまして、花畑エリアデザインについてご報告いたします。
先日、6月1日に、文教大学から花畑に開設される、仮称でございますが、「東京あだちキャンパス」の学部が発表され、同キャンパスには国際学部と経営学部の二つの学部が移転し、平成33年の開設時には学生総数、全学年合わせて1,640名になるとのことでございます。
また、同日、文教大学と包括基本協定を締結し、学校教育や生涯学習における研究事業の他、防災、まちづくり、地域の活性化など様々な分野で連携協力していくことで合意をみました。
個別分野における具体的な事業につきましては、今後、文教大学と協議してまいりますが、これに先立ち、来月から平成30年12月までの間、大学建設予定地でのグラウンドの貸出しが始まります。大学側が地域の要望にこたえる形で、花畑地区の学校開放登録団体に無料でグラウンドを開放していただくことになりました。
区として協創による取り組みを推進していくためにも、文教大学の進出をてこに、9年目となる大学連携事業を更にブラッシュアップし、六大学を核とした地域とのプラットフォームづくりに努めてまいります。
最後に、今回ご審議いただく補正予算について申し上げます。
ご審議いただく一般会計補正予算は、刑法犯認知件数の減少に向けた防犯パトロールの強化対策他3,700万円余の増額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は16件、報告1件でございます。各議案の提案理由につきましては参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。