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区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2017年12月1日)
まず、先般の台風21号における区の対応と、今後の対策について、ご報告申し上げます。
10月22日は、台風21号と衆議院議員選挙投開票とが重なり、大変緊迫した状況となりましたが、幸いにも、当区では大きな被害はありませんでした。
この度の区の対応につきましては、2年前の関東・東北豪雨の際の教訓を生かし、水防本部のもと、各部が連携して取り組みましたが、実行段階で様々な課題が浮き彫りになりました。
例えば避難所を開設するに当たり、避難所となる学校の指定や、従事する職員の体制確保にも、前もって取決めが不十分であったため、手間取りました。例えば中川が氾濫した場合には、避難所として開放する学校の優先順位を決めておき、前もって地域の方々にご説明していれば、そこから遠い学校について、学校以外にどんな場所を避難所として設定できるか等、もう少し具体的にお話ができたかと思います。幾ら学校が近くても、川のそばの学校を避難所に設定することはできませんので、そうしたことが徹底できていなかったという点が1点と、避難所の対応につきましては、福祉部が現場の調整に当たるということは決めてございましたが、例えば中川東小学校については、福祉部の誰が対応するかという具体的な取決めがございませんでしたので、夜中に喫緊の対応をするに当たって、かなり時間をロスしてしまったという状況もございます。こうした具体的な課題が見えてまいりましたので、今後、更に事前の準備の徹底を図ってまいります。
また、中川と新芝川に近い地域の方々への防災行政無線や、あんしん電話による情報周知をはじめ、深夜における避難所開設や避難準備・高齢者等避難開始など、刻々と状況が変化する中での対応となりましたが、防災行政無線の音声が暴風雨にかき消され、聞こえにくいとの苦情をいただいたり、今回の経験としまして、暴風雨の場合の防災無線は聞こえないということを前提とした対応をとらなければならないというふうに思い至ったところでございます。
また、避難所の所在地をお知らせするチラシを用意していなかったりと、幾つも反省点もございました。
現在、各部から挙げられた課題の解決の検討を早急に行っておりますが、合わせて、あんしん電話の更なる登録勧奨、来年の台風の時期に間に合うよう、ハザードマップ等の作成に取り組むなど、防災力の向上に努めてまいります。
次に、高齢者にとってのセーフティネット、地域包括ケアシステムについてご報告申し上げます。
本格化する超高齢社会を乗り切っていくため、区民、地域、団体、事業者、行政が一体となって、足立区全体で高齢者を支えていく地域包括ケアシステムの構築が急務となっております。しかしながら、議会からも度々ご指摘いただいておりますとおり、現時点で在宅医療・介護の連携や、地域包括支援センターの在り方検討などの事業進捗に遅れが生じております。
この主な原因といたしまして、平成27年度から地域包括ケアシステム推進会議及び三つの部会の皆様から様々に貴重なご意見を頂戴してまいりましたが、ただ単に受け止めただけにとどまっており、それらを取りまとめて一定の方向性をお示しすることができなかったこと、また、そうした状況にあるにも関わらず、進捗の遅れに対して組織的なバックアップができていなかったことを確認いたしました。
このことを踏まえ、現在、推進会議の正副会長、政策経営部、福祉部、社会福祉協議会による地域包括ケアシステムコア会議を開催し、会議の方向性や、進捗を管理する体制を整備したところでございます。
今年8月、地域包括ケアシステム推進会議に、足立区版地域包括ケアシステムのビジョンづくりを諮問し、その会議の中で、改めて地域包括ケアシステム構築の方向性と、その道筋を検討しており、来年秋頃までには素案をお示ししてまいります。
なお、この仕組みの柱の一つである医療・介護連携を推進するため、医療・介護情報提供システムを今月中に導入いたします。
これにより、インターネットを通じて、区民の皆様も身近な地域における医療機関や、介護事業者等の名称、所在地、診療科目、サービス内容、終末期における看取りを支援できる医療機関など、様々な情報を検索することが可能となります。
来年度には、退院後の在宅生活を支援するための(仮称)医療・介護連携窓口を区役所内に設置するとともに、医療・介護関係機関同士のスムーズな連携を支援していくための体制を強化してまいります。
続きまして、七つのエリアデザインの今後の取り組みについてご報告いたします。
まず、江北エリアにつきましては、9月末に、都営住宅跡地の創出用地を大学病院用地として活用する旨を東京都へ要望いたしました。まずは大学病院の予定地内の地下に埋設されているコンクリート構造物などの撤去工事に着手し、今年度中の土地売買仮契約締結を目指してまいります。
これに加え、地域の皆様の声を伺いつつ、周辺を含む、面的なまちづくり、特に交通ネットワークや、道路環境整備の充実を図っていく必要があると考えております。
また、花畑エリアや六町エリアなど、これまでは地域ごとに取り組み状況をご報告してまいりましたが、全体の進捗がわかりづらいとのお声もいただいておりました。そのため、今後は、七つのエリアデザインの中期的な工程をお示しし、進捗管理をしていくとともに、工程を見直した際には、順次お知らせをしてまいります。
計画策定に際しては、まちの成り立ち、人口動態、道路率・交通量など、様々な角度からエビデンスに基づく分析を行うことで、地域の強み、弱みを多面的に捉えつつ、基本構想・基本計画を踏まえ、今後30年間のまちの将来像を描いてまいります。
今定例会には、まず、江北エリア並びに綾瀬・北綾瀬エリアのうち、特に北綾瀬ゾーンにおけるエリアデザイン計画を策定するための補正予算を計上させていただきました。
最後に、本議会に提出いたします一般会計補正予算案の主な内容を申し上げます。
増額補正として、大学病院施設等整備基金積立金10億円、財政調整基金積立金1億円余、保育士確保・定着対策事業7,000万円余、減額補正として、保育施設整備事業5億9,000万円余、防災行政無線設備更新事業2億3,000万円余、土地区画整理事業2億3,000万円などでございます。ご審議いただく一般会計補正予算は、9,000万円余の減額補正、国民健康保険特別会計補正予算は6億1,000万円余の増額補正でございます。
今回、ご提案申し上げます議案は23件、各議案の提案内容につきましては、参与より説明いたさせますので、ご審議の上、ご決定いただきますようお願いを申し上げます。