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区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2018年9月20日)
◎近藤やよい 区長 平成30年第3回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
今般、足立区障がい福祉センターにおきまして、生活体験係の職員による、実習生、利用者に対する心理的虐待の事実が、弁護士による第三者の調査で認定をされました。被害者並びにご家族の方々に対しまして、深くお詫び申し上げます。
虐待の相談・対応を役割の一つに持つ、福祉施設職員による心理的虐待の事実は、区役所全体の信用失墜にもつながるものと、大変重く受け止めております。
調査報告では、以下3点につき是正措置のご指摘をいただきました。
第一に、組織における縦・横のラインの強化。第二に、利用者及び家族からの意見・問い合わせ対応の透明化・客観化。第三に、障がい福祉に対する専門性及び人権意識の向上です。
これらは、いずれも組織運営や職員育成におけるごく基本的事項であり、これらをなおざりにしてきた現状への深い反省と、根本からの改革の必要性を強く認識しております。
そこで、今後、学識経験者、弁護士、障がい者団体や特別支援学校の関係者から構成される「(仮称)足立区障がい福祉センターあり方検討委員会」立ち上げの条例を提出させていただきました。検討委員会で様々な角度からご議論いただいた上で、年内には生活体験係の立て直し案を、また、今年度末には、障がい福祉センター全体の抜本的見直し案を策定の予定でございます。
次に、水害対策についてでございます。
「平成30年7月豪雨」は、犠牲者が220名を超えるなど、甚大な被害を及ぼしました。3日間で1,000oを超える膨大な雨が広範囲で降り続けましたが、被害の大きかった岡山県倉敷市のハザードマップの予想したとおりの浸水だった こともあり、マップの正確性、区民周知の重要性を再認識しております。
足立区におきましても、仮に荒川が決壊すれば、区内のほぼ全域が浸水、特に荒川の南側は2週間以上水が引かないなど、区民の生命、身体、財産、生活を守るためには、なすべきことが山積しております。
8月22日に開催されました墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区による「江東5区広域避難推進協議会」では、荒川と江戸川が同時に氾濫するような大規模水害時の避難行動について調査・検討を進め、区域外への自主的広域避難情報や広域避難勧告を5区共同で発表することになりました。
しかしながら、避難先が明確に示せていないなど、検討は緒についたばかりでございます。
今年度中の完成、全戸配布を予定しております当区のハザードマップは、浸水継続時間など新たな情報も掲載し、わかりやすく、使いやすいものになるよう工夫して作業を進めております。
次に、平成29年度普通会計決算についてご報告申し上げます。
歳入総額は2,789億円、対前年度比81億円、2.8%の減額、歳出総額は2,713億円、対前年度比76億円、2.7%の減額となりました。
歳入では、特別区民税は、納税義務者の増加や収納率の向上により、前年度に比べ10億円増の426億円となりましたが、都区財政調整交付金の普通交付金は、23億円減の990億円にとどまりました。
歳出では、人件費が6億円増の351億円、公債費が6千万円減の62億円、扶助費は、私立保育園の運営費助成などの増加により15億円増の1,051億円で、これらを合わせた義務的経費は前年度より21億円多い1,464億円となります。
また、投資的経費は、小・中学校の改築や鉄道立体化促進などの事業進捗による経費の増減で、59億円の減、315億円となっております。
経常収支比率は77.6%と、前年度に比べ1.1ポイント増加となりましたが、引き続き、適正水準である80%以下を維持し、良好な状況にあると言えます。
しかしながら、法人住民税の一部国税化により、既に当区でも約90億円の減収となっていることや、都市部の自治体から税源を吸い上げる国の動きに加え、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会後の景気の不透明感が拭えず、今後の区財政は必ずしも楽観視できる状況ではございません。
今後とも、景気動向、歳入の状況や区債、基金の現在高に注視しつつ、バランスの良い財政運営に努めてまいります。
次に、準備経費を補正計上いたしました、今年度中にプレオープン予定の、竹の塚地区におけるチャレンジ学級の新規開設についてご報告いたします。
平成29年度の当区の不登校児童・生徒数は、前年度比119人減の959人となり、1,000人を割り込みましたが、10年前の約2倍となっており、未だ高い水準にあります。不登校が生じないような学校づくりはもちろんのこと、どうしても登校できない児童・生徒に対する場の拡大が必要と考え、平成31年度に、チャレンジ学級を竹の塚に新規開設いたします。教育相談と合わせ、実施することで、竹の塚地区の不登校支援の拠点といたします。
また現在、西新井1カ所に集中配置しておりますスクールソーシャルワーカー等の専門職員を、西新井・綾瀬・竹の塚の3拠点に分散して配置することで、より近い場所で迅速な家庭訪問や学校支援を、回数を増やして実施できるよう、体制の更なる充実を図ってまいります。
なお、今月からは、居場所を兼ねた学習支援事業の昼間のスペースを活用し、不登校対策を行う新たな取り組みも開始しております。
不登校児童・生徒に寄り添った多様な教育機会の充実を更に進めてまいります。
最後に、今回ご審議いただく補正予算について申し上げます。
将来に向けた公共施設の更新経費として、「義務教育施設建設資金積立基金積立金」70億円、「公共施設建設資金積立基金積立金」に22億円の積み増し等を盛り込んだ一般会計補正予算は63億円余の増額補正でございます。
また、介護保険特別会計補正予算は27億6千万円余の増額補正、後期高齢者医療特別会計は420万円余の増額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は25件、報告9件、諮問1件でございます。
各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたしますので、慎重にご審議の上、ご決定いただきますようお願いを申し上げます。