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●提案理由説明−ぬかが和子議員(2018年9月25日)
◎ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました議員提出第7号議案 足立区の未来を担う子どもの権利と支援に関する条例について、提出者の日本共産党足立区議団を代表して提案理由をご説明申し上げます。
子どもは社会の宝であり、一人ひとりかけがえのない存在です。子どもは一人の人間として、その生命や人格が大切にされ社会の一員として豊かに育つことができるよう支援され、その人権が守られる必要があります。足立区は子ども重視をうたい、子どもの貧困の連鎖を断ち切ることをボトルネック的課題とし、子どもの貧困対策に取り組んでいますが、子どもに関する基本条例がありません。
政府が批准した国連子どもの権利条約の精神を具体化し、足立区、区民、団体や事業者、みんなが力を合わせ支援に取り組むために、条例の制定を区長に求めましたところ、今後、研究するという答弁でした。一刻も早く前に進む必要があると考え、本条例を提案しました。
本条例の特徴の第1は、支援と権利保障の両側面からなる総合条例であるということです。まずは支援の側面です。子どもが生まれたときから持っている育つ力を発揮して、能動的かつ自立的に活動し自らを大切に思う気持ちを持って自分らしく成長していくことができるよう、大人は子どもの力を信じて支えていく必要があります。核家族化や経済格差の拡大など、社会経済環境が変化する中で、貧困の連鎖、いじめや虐待の増加など、子どもを取り巻く環境は厳しさを増しており、問題を抱え、我慢をしている子どもや誰にも相談できずに悩んでいる子どもがいます。このような子どもを支援するため、その抱えているつらさ、悩み等に寄り添いつつ、相談に応じ救済し、自己肯定感を育む仕組みの充実が必要です。
また、乳幼児期から青年期まで成長段階に応じて切れ目のない子どもへの支援を行うとともに、保健、医療、福祉、教育など、様々な領域で区と区民、団体などが連携協力して重層的かつ総合的に子どもの支援に取り組み、社会全体で子どもの成長をしっかりと見守り支えていく、こういう決意を込めて支援の側面を大きな柱としました。
全国の先進自治体の例を見ますと、政令市の名古屋市、堺市、広島市や金沢市、友好自治体の鹿沼市、23区では目黒区、世田谷区などが子どもの支援の側面からの条例を制定しています。
次に権利の側面です。子どもの権利を大切にすることは、子どもが自分の人生を自分で選び自信と誇りを持って生きていくように励ますことです。それによって子どもは自ら考え責任を持って行動できる大人へと育っていきます。
また、子どもが自身に関わることに参加し、子どもの視点に立ってつくられたまちは、全ての人にとって優しいまちとなります。札幌・川崎市や23区の豊島区などは権利の側面が中心の条例を制定しています。どちらの側面も大切であると考え、本条例案となりました。
第2は、子どもの参加の保障です。条例案では行政の審議会も子どもに関わる事項を検討する場合は、子どもの参加を配慮することや地域の行事、まちづくり計画においても子どもの参加と意見表明を明記しています。
実際に札幌市では条例によって町会など、地域団体の行事にも企画運営に子どもたちが携わり、地域の担い手、未来の主権者が育っています。
第3は、条例の適用対象を区民や区だけでなく、区内で活動する全ての団体、学び育つ施設として教育児童福祉施設だけでなく、通所施設なども対象にしていることです。
第4は、親の責務も明確にし、子どもの最善の利益の保障の立場から、いじめ・虐待防止規定も明確になる条例であるということです。日本国憲法及び児童の権利に関する条約の理念に基づき、子どもを支援し権利の保障を進めることを宣言し、この条例を制定することによって子どもは付属物ではない、夢や希望を持って未来の社会を担う大切な存在であることをみんなで共有し、取り組むことができます。
議員各位におかれましては積極的にご議論いただき、ご決定いただきますことを心から願いまして、提案理由の説明といたします。