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●反対討論-ぬかが和子議員(2019年3月14日)
◆ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました、議員提出第1号から第5号議案について、日本共産党足立区議団を代表し、委員会での否決に反対をし、可決を求める立場から、一括して討論を行います。
これら条例案は、区独自に35人学級を実施するためのものでした。本条例を提案するに至った背景には、学級編制権は区あっても、教員の人事権が基礎的自治体にないことがあります。そのために、かつて区長自身が公約していた少人数学級に踏み切れず、副担任講師を配置せざるを得なかったのです。まさにこれらの条例案は、他区の実例に倣いながら教員人事権の課題に風穴をあける条例案であり、本来であれば与党の議員から出されてもおかしくないものでした。
しかし、付託された総務委員会では、質疑は全く行われずに、自民・公明の委員は今の状況で問題ないと意見を表明し否決しました。区独自で教員人事権を発揮できない状況が問題ないという発言は、自らの過去の発言・主張を否定する重大な問題です。提出した提案の重要な本質を理解できないから、質疑もせずに否定したとしか思えません。
35人学級を実現できていない今の状況で問題ないという発言は、国会で全会一致で決議した小・中学校の35人学級の全学年実施や、区長自らが諮問した足立区のいじめに関する調査委員会による区独自で教員を採用し、いじめ問題解決策をという答申にも反するもので、足立の子どもたちに責任を持った態度とは思えません。
また、立憲・民主の会の委員は、よくわかる部分はあると言いながらも、区が教員の働き方改革実施方針もろもろ、いろいろな新たな施策を打ち出しているところで、その整合性も鑑みて、こういう施策をまずしっかりと打ちながら、様々な手を打っていく、いろいろな改善に向けた取り組みを進めていくべきだろうという理由で否決しました。
少人数学級の実現は、教員の働き方改革のためだけのものではありません。いろいろな改善に向けた取り組みを進めていくべきと言うのなら、一緒に議会の立法権を発揮して進めていけばいいではありませんか。少人数学級の実現そのものは国政与党も含め、誰もが否定できないものです。
先日の野田市の児童虐待死事件後に、マスコミでは様々な議論がありました。「学校の先生がしっかりと子どもに目が届くことも大切。うちの子どものクラスが落ちついているのは1学級が25人だったから40人のクラスとは違う」などのコメントがありましたが、年間1,800件の虐待通報がある足立だからこそ、少人数学級が必要です。教員の多忙化解消だけでなく、教師と子どもが向き合って行き届いた教育を実施できる要です。
先行して少人数学級を実行した自治体では、どこでも不登校児童が減っています。23区で一番多く不登校の子どもがいる足立でこそ、まさに必要な施策です。今こそ立場の違いを超えて、子どもたちのために少人数学級を実現しようではありませんか。足立区議会の皆様の心ある判断を求めまして、討論を終わります。