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●予算特別委員会−針谷みきお議員(2019年3月4日)
◆針谷みきお 委員 おはようございます。前回の宿題から質問したいと思います。
人生100年時代を心豊かに生きることをテーマにして、現在、区では文化・読書・スポーツの分野計画の見直しを行っているわけです。多くの区民が気軽に文化・スポーツ等に触れられているということや、無料若しくは低廉な料金で活動できる、また講師など専門家をリスペクトして生かせる環境づくりの重要性が浮き彫りになっているというふうに思うのですけれども、団体へのコーチ謝礼については地域学習センターではサークル活動のPRや会員増加などのためにサークル支援講座というのを実施していると思うのです。これは1団体当たり年5回まで利用でき、受講料、更新料、謝礼は無料としているけれども、これはなぜ1団体5回までと限定しているのか。また本会議では団体への講師謝礼支援については考えていないと答えていますけれども、これはどうしてなのか、お伺いしたいと思います。
◎地域文化課長 サークル支援、講座開設のための支援の要綱を作成しまして、こちらのほうは区民の多様な学習の機会を提供するということですけれども、団体、サークルを活動するに当たって、自ら新たな方々に対して門戸を開いていきたい、こういったものが、公共性があるかどうかというところの観点から、この方々については5回の開設について区のほうで支援しまして、多様な皆さんの要望があれば、それを定期的に開設するという形の、そのステップとしての機能を持たせるために、今回の支援のものについては、5回までということにしております。
◆針谷みきお 委員 答弁としてよくわからない。ステップにするために5回。私が聞いているのは、なぜ5回と限定しているのかというふうに聞いているのですけれども、その辺は予算との関係ですか。
◎地域文化課長 予算の関係ももちろんございますけれども、まず年間の中で大体月に1回とか、二月に1回とか、そういったことになると半年なり1年間の中でこういった支援事業が定着していくものと考えまして、5回というふうにしております。
◆針谷みきお 委員 それで地域学習センターの団体活動の支援については、先ほども答弁ありましたけれども人生100年時代を心豊かに過ごすということで、文化芸術推進基本計画策定の中で検討していくというふうに答弁はされているのです。
それで文科省の前回、私が提示した報告書には、社会教育行政のネットワーク型行政への転換再構築が必要だとして、自分たちの地域は自分たちの力でという意識が芽生えていると、これは受益者意識ではなく、それは非常に薄れて当事者意識が芽生え始めていると、こう言っているのです。学ぶことが人生を豊かにする、知の循環型社会を目指すとしているのですけれども、こういう考え方に立って地域学習センターで活動する団体とか住区センターで活動する団体、そういう人たちを支援するために施設使用料の無料化とか団体活動の講師謝礼への補助を実施すべきではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。
◎地域文化課長 既に事業計画の基準の中には、地域学習センター、生涯学習センターの中のA型事業、B型事業の中で定着している、そういった学びの機会というものは用意しておりまして、そちらで対応しているものですが、先ほど針谷委員ご質問のサークル活動というのは、まずは新たなものに対して、それが定着するかどうかというところを見るものでございますので、そもそも学びの機会の提供については、現在の指定管理者の中で実施しているという、そういった立場で行っております。
◆針谷みきお 委員 本会議の答弁は、策定の中で考えると言っているので、ちょっと後退しちゃったなっていう気がするのです。これについては検討していただいて、是非取り入れていただきたいと思ってはいます。
次に、子どもの貧困対策に関連して、受験生チャレンジ支援貸付事業、これ東京都社会福祉協議会がやっている事業ですけれども、低所得者の方の受験、高校や大学受験に塾代と受験料を無利子で融資する。それで、合格すると返還不要という大変うれしい事業なのですが、学習塾の費用とか受験費用を無利子で進めている受験生チャレンジ支援貸付事業というのは、いわゆる親の経済力で子どもの教育機会均等に格差が生じるのを防ぐ狙いがあるというふうに私は考えているのですが、どうでしょうか。
◎足立福祉事務所長 針谷委員のおっしゃるとおりでございます。
◆針谷みきお 委員 それで、無利子で貸付けられる資金は高校・大学受験対策の塾代費用になりますので、高校の受験の場合は最大22万7,400円、大学受験の場合は28万円だと思うのですけれども、今年度の実績、相談件数が1,939件で貸付件数は391件だというふうに聞いているのですが、これは前年度のかもしれないのですが、ここ4年間ほぼ同数になっていると聞きますけれども、その数字はそういう理解でよろしいでしょうか。
◎足立福祉事務所長 針谷委員おっしゃったのは平成29年度の実績の数字でございます。ちなみに平成28年度につきましては、申請件数、貸付件数とも443件ということで400件前後いっているという状況でございます。
◆針谷みきお 委員 そこで不思議に思ったのは、相談件数と貸付件数にかなりの開きがあるのです。この制度についてはいろいろな制限があって、収入所得が一定以下、3人家庭では334万円以下じゃないとだめ、預貯金・資産要件もある、土地建物を所有してはだめだということになっている。連帯保証人も必要ということで、この制限自体が、実際に相談件数が2,000件あって実績は約5分の1。内容を聞いてみるとカウントの仕方が申込みの相談に来て書類をもらって、また書いて相談と、往復4回ぐらいあるから、実際は4分の1ぐらいじゃないかというのですが、実際は5分の1なのですね。ここの差はどういうところに原因があるのかっていう実態、その辺はどう考えていらっしゃるのでしょうか。
◎足立福祉事務所長 この中には、実際、相談に来られた段階で所得がオーバーされたり、あるいは土地建物等をお持ちになって条件に当てはまらないという方で、1回ないし2回で相談に来られなくなった方も含まれてございますので、このような数字になっていると理解してございます。
◆針谷みきお 委員 そうすると、これが大きく伸びないというのは、実際に何が阻害になっているかというのは、今、あくまでも想定という感じかなっていう気がするのです。それでこれは是非、原因を解明する必要があるだろう、300万円以下じゃないとだめということになると標準家庭としては非常に厳しい制限だろうと思うのです。それから保証人がいないとだめと、この間の最近の子どもの貧困対策は保証人いなくてもいいというのが多いですから、こういう点については東京都に、また、やっているのは東京都社会福祉協議会ということですけれども、改善を要望すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎足立福祉事務所長 この事業の本来の目的は経済的困難によって、お子さんの進路が限られるということを防ぐためでございますから、今のようなご意見も踏まえて今後、足立区社会福祉協議会を通じて東京都社会福祉協議会のほうにいろいろな意見をお伝えてまいりたいと思います。
◆針谷みきお 委員 それで実際に貸付を受けた受験生が実際にかかった費用は、もっと大きいと聞いているのです。学習塾代や受験料を調査したと聞いているのですが、実際、高校受験の場合、大学受験の場合は、受験生チャレンジ支援貸付事業で借りたとしても足らない部分、実際の金額を調査していると思うのですが、それを教えてください。
◎足立福祉事務所長 平成29年度の平均の塾代ということでございますが、中学3年生で約34万2,000円、高校3年生で40万6,000円ほどという結果が出てございます。
◆針谷みきお 委員 そうすると実際にかかったのが高校受験で34万円で、貸付けを受けるのが20万円ですから、14万円不足していると、大学受験の場合も十何万円不足しているということであります。今回、我が党はここに着目をして、予算修正案でこの差額分を区が独自に子どもの貧困対策の一環として補助すべきであるという提案をさせていただいておりますけれども、これについては初めての提案なので具体的な検討されてないかもしれないけれども、感じとしてはいかがでしょうか。
◎足立福祉事務所長 これを利用される方は限られた方でございまして、いろんな条件の方もまだいらっしゃいます。そういった中では一つの方策ではあると考えますけれども、今後いろいろな面から検討してまいらなければいけない課題だというふうな認識でございます。
◆針谷みきお 委員 これは、はばたき塾100人、実際に壁でもっと限られているわけです。我々は教育の機会均等からすれば、この事業を拡大して、更に教育の機会均等を増やすという立場に立つべきだということを指摘して、是非、検討していただきたいと思います。
いよいよ新田学園の第二校舎の問題、その他についてお伺いしたいと思うのです。
新田学園の第二校舎における施設や設備の現状は、緊急災害時の集合場所として、また運動場が校舎に付随していないことをはじめとして、950名にも上る小学校1年生から4年生まで、第二校舎で学校生活を送るということになっていますけれども、いろいろな問題がありますけれども、私まず安全上の問題を聞きたいと思うのです。
登校時に子どもたちが歩道を埋め尽くして、道路にはみ出していると。それから災害時の児童の引取りの訓練をやりますけれども、950名の子どもは中庭には入り切れないと。実際に災害が起きたときに引取りできないんじゃないかというふうな主張が指摘されているのですが、これは事実ですか。
◎学校施設課長 今、歩道がいっぱいになるという状況も現状あります。ただ、それにつきましては地域の方々、あるいは先生方等協力いただきまして、歩道の中に入っていただいて登校下校したりとかしている状況でございます。
また避難につきましては、中庭もありますが。
◆針谷みきお 委員 弁解しろって言っているんじゃない。事実かって聞いているのです。
◎学校施設課長 そうでございます。
◆針谷みきお 委員 教育上の課題も言われているのです。学芸会とか音楽会などで体育館に児童・生徒が入り切れないと、全校一緒に行えないという問題、2番目には体育や行事の際には、第一校舎まで歩道をぐるりと回って移動するため、45分という授業時間が確保されてないんじゃないかという指摘があります。
3番目には、社会科見学で国会見学などは人数制限のために見学できないという指摘もされていますけれども、これも事実ですか。
◎教育指導課長 そちらについての課題はこちらも存じております。
◆針谷みきお 委員 更に子どもの教育上の勉強という角度ではなくて、行事などの弊害というのを言われているのです。一つは運動会で徒競走に凄く時間がかかると、審判が誰が1番だか、なかなか人数が多過ぎてわからないということでありますし、それから保護者の参加が3,000人を超えるということで、応援場所が確保できない。
2番目には、中庭しかないために外遊びができない。思い切り体を動かし遊べない。幼児期や低学年に必要な体力や体の調整力をつける機会が極端に少ない。これらも事実ですか。
◎教育指導課長 そのような現状はございますが、運動会等々についても、入れ替わりをしたりと、その中での工夫をして、学校としては今ベターの中でどうにか回しているというふうに聞いております。
◆針谷みきお 委員 これらは文科省が出している小学校設置基準ってあるのです。第8条2項、ここで校舎及び運動場は同一の敷地内又は隣接する位置に設けるものとすると。
ただし、地域の実態、その他特別の事情があった場合、かつ教育上、安全上支障がない場合は、適当な位置にこれを設けることはできると定めてありますけれども、新田学園の第二校舎の判断で特別な事情及び教育上、安全上支障がないとする根拠は、私は崩れていると思いますが、いかがですか。
◎学校施設課長 第二校舎につきましては、約100mぐらいですか、第一校舎と離れているところでございますが、第一校舎に行く行程等、先生方の引率等をやりながら移動したりしているという現状でございます。
◆針谷みきお 委員 やりくりを聞いているんじゃないのです。私はこれでは、学校の設置基準に反しているでしょうと。
更に聞きます。
学校教育法施行規則第6条には、学校の校地校舎等に関する権利を取得し、若しくは処分し、又は用途変更、改築等によりこれらの現状に重要な変更を加えることについては届出をしなければならないというものがあると思うのですが、2000年に行われた第二校舎の建設は、まさにこれに当たると思うのですけれども、届出を文科省、若しくは都教委に行いましたか。
◎学校施設課長 届出につきましては、文科省、東京都なのでございますが、そちらのほうには行っておりませんが、一応そちらのほうは確認をしております。
◆針谷みきお 委員 行っていないのですね。だから、私の答弁に答えられないはずです。安全上、教育上、ちゃんとしたことがクリアされてないのです。こういう問題を放置したまま今、区は何をやろうとしているかって言うと、現在の学園の敷地から私が計算したところによると700mから850m離れています。そこの旧新田小学校の跡地に第二運動場をつくると、これを活用する計画があると聞いています。
2月末に、この新田学園の問題は地域では大問題になっていて、新田学園を考える会というのができているようです。そこの代表の佐藤さんという方が、区議会各派に多分回ったんじゃないかと思うのですが、我が党にもきまして、この問題について第二運動場について質問があるので、地元町会、地域住民、学校、PTAなど一般区民に対して説明会を開いて欲しいという申入れを御党にも後押しをして欲しいっていうことできたのですが、我が党区議団に要請はあったけれども、区はこの説明会の要請と実際、説明会に対するどういう態度をとるのか答弁をお願いしたい。
◎学校施設課長 当然、工事地域ではやっていきたいと思いますが、それにつきましては今、中で検討しているところでございますが、やる方向で考えております。
◆針谷みきお 委員 説明会をやるのですか、やらないのですか。
◎学校施設課長 今やる方向で検討しております。
◆針谷みきお 委員 新田学園の現状は、これ以外にもいろいろあるのです。これは学校設置基準の中で、今、私はたまたまのレアケースを出したのです。それ以外に七つの問題があるというふうに我々は思っています。
一つは、子どもの教育上の問題でいくと、係や役割分担のない子どもが大量にあらわれると、一人ひとりが活躍する丁寧なきめ細かな教育、これに支障がある。
第二番目は、異学年交流の機会が設定しにくいという問題があります。
更には、同学年でも顔や名前を知らない、こういう児童・生徒間の人間関係が希薄化すると。教員集団としても職員会議が聞くところによると、これより多い、150人以上の職員会議、これで意思疎通が図れるかという問題がある。
その他、時間がないので七つあるっていうことは、多分そちらもご存じだと思うのですけれども、これについてはどのようにこれを解決すべきか、区教委の考えをお伺いしたい。
◎教育指導課長 そちらの課題については、校長とも共有はしております。できる限り教育委員会とも協議を重ねていって、先生方がより良い教育を行えるよう、そして子どもたちが伸び伸び教育を受けられるよう今後も検討してまいります。
◆針谷みきお 委員 そういう、教育指導課長、一生懸命頑張っているから、私あんまり追及したくないんだけれども、そういう問題じゃない。これは足立区の適正規模・適正配置の答申にもありますように、31学級以上の学校は過大規模校として速やかにその解消を図る。これが文科省の新しい適正規模・適正配置の考え方です。足立区の場合は、24学級までいいって言っていますけれども、文科省は、適正規模は12学級から18学級って言っているのです。足立区は統廃合の学園を増やしちゃっていると思いますけれども、現在41学級の新田小学校は4年連続して都内最大、更に2022年だったと思うのですが、これは63学級、2,200名を超えるという報告ありますね。それにとどまらないと思うのです、私。これ10年近くこの状態が続く、場合によってはマンション建設などもあります。これは、もう1校の学校をつくるべきだということを提案して終わります。