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●区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2020年9月24日)
◎近藤やよい 区長 令和2年第3回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
まず初めに、令和元年度普通会計決算についてでございます。
歳入総額は、2,947億円で、対前年度比37億円、1.3%の増額、歳出総額は2,853億円で、対前年度比35億円、1.2%の増額となりました。
歳入では、財政調整交付金普通交付金が景気の伸びに支えられ、前年度より28億円増の1,098億円、また、特別区税は、納税義務者の増加や収納率の向上により、前年度に比べ13億円増額の506億円となりました。
歳出では、義務的経費が人件費や扶助費の増により、前年度に比べ40億円増加の1,499億円、投資的経費は鉄道立体化促進事業が37億円増になったものの、区立小・中学校の改築事業や大学病院整備事業で85億円減少したことなどにより、全体では32億円減の332億円となりました。
財政状況の弾力化を判断する経常収支比率は77.5%と、前年度と比べて1.1ポイント増加したものの、6年連続で適正水準である80%を下回り、良好な状況を保つことができました。
しかし、今後は法人住民税の一部国税化など税制改正の影響により、財政調整交付金の大幅な減収が見込まれるとともに、区内の景況調査では新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、全業種で景気の低調感が増しており、区内の有効求人倍率も今年3月以降、1倍を割り込んでいる雇用状況から、今後は生活保護申請の増加も懸念されます。
リーマンショック翌年の平成21年度は、生活保護費が前年度に比較して10%増だったことを考えると、今日現在、急激な伸びは見られないものの、今後は当時と同様の伸びも覚悟する必要があるとともに、歳入の大幅な減少が一定期間継続することが想定される中での今後の区財政の見通しは極めて厳しいと言わざるを得ません。
次に、いわゆる新しい生活様式に合わせ、各種手続が区役所に来ずとも行えるオンライン申請についてです。
現在、今年度と来年度で集中的にオンライン手続を拡充して、区民の申請手段の選択肢を増やし、利便性を高められるよう、既に副区長をトップとしたオンライン申請等拡充検討委員会を立ち上げており、押印の廃止、キャッシュレスの拡充も合わせて進めてまいります。
次に、荒川の氾濫を防ぐ取り組みについてですが、去る8月28日、江東5区を含む荒川沿川7区の区長で、国土交通大臣並びに財務副大臣、京成本線荒川橋梁の早期架け替え及び堤防のかさ上げ、荒川第二・第三調節地整備等の治水事業を確実に進めていただくことを強く要望してまいりました。
いずれの事業も足立区にとっては荒川の治水安全度の向上に大きく寄与するため、着実な整備推進が必要です。引き続き、近隣区とも連携して国への要望を粘り強く行ってまいります。
次に、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーの一つとするため、オランダ連携事業の一環として取り組んできた障がい者のスポーツ活動支援についてです。
障がいのある方の運動・スポーツ活動への参加に関するワンストップ相談窓口「あだちスポーツコンシェルジュ」を9月1日に開設いたしました。既に9月17日現在で10件の相談をいただいており、相談者の障がいの状況も肢体不自由の方をはじめ、発達障がいや要介護5の高齢者など非常に多岐にわたっております。今後も障がいのある方の要望を丁寧にお聞きし、その方に合った運動・スポーツをマッチングしてまいります。
また、11月1日には、障がいのある方や子どもたちを中心に、誰もが一緒に運動・スポーツを楽しめる広場「スペシャルクライフコート」を総合スポーツセンターの敷地内に開設いたします。運動・スポーツを通じた共生社会の実現を目指した運用を進めてまいります。
オリンピック・パラリンピック大会は延期となりましたが、これらの取り組みがスポーツの力を活用した共生社会の構築を推進するための突破口となるよう展開を図ってまいります。
最後に、今回、ご審議いただく補正予算について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症への対応として、不急事業の精査などにより、61億円余の減額補正をするとともに、新型コロナウイルス感染症の緊急対策費用を追加計上いたしました。
例として、足立区医師会へ委託している新型コロナウイルス感染症の電話相談業務やPCR検査センターの運営を年度末まで延長するなど、感染症予防・患者医療費公費負担事業で2億6,800万円余、区立小・中学校児童・生徒用タブレット3万台の端末整備経費で30億6,000万円余の増額となり、一般会計補正予算は7億8,600万円余の増額補正でございます。
また、国民健康保険特別会計補正予算は1億1,300万円余、介護保険特別会計補正予算は20億2,900万円余の増額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は18件、報告7件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたしますので、慎重にご審議の上、ご決定いただきますようお願いを申し上げます。