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●討論−ぬかが和子議員(2020年10月2日)
◆ぬかが和子 議員 私は、日本共産党足立区議団を代表して、第110号議案 令和2年度足立区介護保険特別会計補正予算(第1号)についての反対討論を行います。
本補正予算は、介護保険給付準備基金積立金として、11億7,300万円を積み立てるものです。介護保険は、1期、向こう3年間の給付見込みをたて、これを割り返して3年間の保険料を算出します。高齢化が進んでいる時期は、給付費が年々増えますが、予算は単年度主義です。そのため、1期の1年目は保険料などが余り、2年目は給付と保険料が一致し、3年目は給付が上回り1年目の剰余金で補うことになります。今回の補正予算の給付準備基金積立金は、第7期の2年目にあたる令和元年度介護保険特別会計決算が確定したことによる剰余金です。2年目なのだから本来は剰余金が殆ど生じないはずなのに、12億円近くも余らせました。
第7期介護保険は、23区で一番高い保険料になり、パブリックコメントには史上空前の600件を超える「高すぎる」「値上げしないで」の声が寄せられました。給付を多く見込めば保険料が上がるため、日本共産党足立区議団は「給付の見込みが多すぎる」と指摘し、「千代田区のように保健福祉事業を介護保険給付から外し、サービスや処遇は低下させないで給付総額と保険料を抑える努力をするべきだ」と強く求めました。しかしそういった努力もせず、23区で一番高い保険料にしたこの姿勢は認められません。その結果としての今回の補正予算は、我が党の指摘通りだったことの現れです。
しかもこの間、繰り返し指摘しているように、区民からは高い保険料をとり、同じ割合で算出した、国や都の支出、区の支出は、それぞれ関係機関や一般会計に繰り戻しをしています。これは、歳入で見ると保険料が事実上50%を超えることになり、保険料50%、公費負担50%の原則からも反し、区民にだけ重い負担を強いる重大な問題です。
さらに重大なのは、これだけ給付を余らせながら、次期、第8期保険料の算定では、この補正予算で表れているように給付が毎年25億円から30億円下回っていると分かっているのにそれを反映せずに、さらに今年の実績値はコロナ禍の利用控えで減っているのにそれを考慮しないなど給付額を多めに見積もって、安易に値上げに走り、史上空前の基準額を最大値で7,270円に値上げする案を中間報告していることです。区民の暮らしに思いを寄せない姿勢は認めることができません。
第7期、23区で最大の保険料に値上げした際、区は「7,000円、8,000円になりますと、相当生活が苦しくなる」「ある程度限界というか、今後は値上げしない方向がよい」と発言し、与党の自民党議員は「青天井はどのくらいかといったら、7,000円が限界。7,000円を超えるようだったら、この制度の仕組みそのものを変えないと」と発言しています。発言に責任を持つべきではありませんか。
以上のように区の姿勢は重大な問題があるため、この姿勢を改め、区民の負担軽減に最大限の努力をはらうことを強く求め、討論を終わります。