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●提案理由説明−ぬかが和子議員(2020年10月20日)
◎ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました議員提出第7号議案 白石正輝議員に対する問責決議は、日本共産党足立区議団、足立区議会立憲民主党、足立区議会議会改革を全力で推し進める会の3会派及び無会派の1名の議員が共同で提出するものです。
提出者を代表して、提案理由をご説明申し上げます。
議会による発言は、発言自由の原則により保障されています。しかし、それは自由だから何を言ってもいいということではないと考えます。
私たち足立区議会議員は、議員として区民から厳粛な信託を受けた区民全体の代表者及び奉仕者として、その立場と職責の重さを深く自覚し、法令遵守とともに高い倫理観と見識をもって区政の発展と住民福祉の向上に努め、地方自治法第132条で規定されているように、議会の品位を傷つけるような発言は慎まなければなりません。
白石議員は9月25日、足立区議会定例会の一般質問で、少子高齢社会への対応や区の出生率を問う中において、LGBTQについて、少子化と結びつけて差別的な発言を行いました。
これに対し、3会派は、発言の撤回と謝罪を申入れました。しかし、白石議員は、発言が全国に広がる中で、謝罪どころか、新聞・テレビ・インターネットで、「何が悪い。謝罪そのものが考えられない」などの言動を繰り返し、多くの方々の心が傷つき、全国から怒りの声が寄せられ、抗議のインターネット署名は3万3,000人を超えました。
本会議での発言及びその後の言動は、議員としての資格に欠くものであり、辞職勧告を決議すべきと考えました。
その後、20日の本会議で謝罪と本会議発言についての撤回をすることを表明しましたが、全国の方々への謝罪や説明責任が果たされたものではありません。この一連の行動は、多くの方々の議会に対する信用を大きく失墜させたものです。
よって、問責決議を提案するものです。
ただいま白石議員は謝罪をされましたが、これまでの言動を含め、ご自身の発言の何が問題だったか深く学び、姿勢を改めていただくことを求めます。
白石議員は、これまでも同様の発言を繰り返してきました。昨年の決算特別委員会でも、人口減少論から「時たま我が党の閣僚が、子どもは3人必要と言うと、マスコミがセクハラだ、女性の人権無視だと大騒ぎ、議員辞職だとばかなことを言う」と発言し、これに対し、私は、「結婚したくてもできなかった人、子どもを産みたくてもできなかった人、様々な方がいる中で、結婚していないから、子どもがいないから、子どもが1人しかいないからだめだ、こういう発想は決して持ってはいけない」「行政がやるべき仕事は、子どもを産み育てやすい環境、命の大切さが伝わる教育」と、同じ委員会で強く申し上げました。
一連の白石議員の発言の本質は、自分の尺度で「普通」を決めてごり押しすることで、それ以外の人は「普通でない」というスティグマ、差別を生み出すものです。白石議員がこのような発言を繰り返し、今回の事態となったことに、同じ議会人として情けなさと悔しさを感じています。
加えて、今回の発言は、少子化とLGBTQを結びつけたものでした。発言やマスコミインタビューでも繰り返し、LGBTQの「LやGは、本人が好きで選んだ」旨の発言を繰り返しました。
この発言自体が大きな間違いです。性的指向は、たばこやお酒の嗜好とは異なり、好きで選べるものではありません。だから、使う漢字も異なるものです。
多くの方々が、偏見や差別の中で、なぜ自分はヘテロセクシャルではないのかと悩み苦しんだ経験を持ち、寛容で多様性が尊重される社会を求めて生きておられると聞きました。しかも、その性的指向は、学んだからそうなるというものではありません。
科学的にも事実に基づかない発言であることを、白石議員は、深く学んでいただきたい。そして、自身の内面化されたジェンダー・バイアスに深く向き合い、間違いであったことを心から表明していただきたいと思います。
政治家が差別や分断をまき散らすことは、あってはなりません。私たちも、今回のことを契機に、より一層、多様性の尊重の立場で学び、研鑽し、足立区議会は、異なる価値観で生きる人々を排除しないと胸を張って言えるよう力を尽くしてまいります。
決議案文は、既にお手元に配付したとおりです。議員各位におかれましては、この趣旨にご賛同いただきますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。