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●討論−浅子けい子議員(2020年10月20日)
◆浅子けい子 議員 ただいま議題となりました議員提出第7号議案 白石正輝議員に対する問責決議に賛成の立場から、日本共産党足立区議団を代表して討論を行います。
9月25日の本会議においての白石議員の発言は、LGBTQと少子化問題を結びつけ、事実と異なり、科学的根拠もないもので、地方自治法第132条に規定されているように、公人として議会の品位を傷つけ、住民に対してどんな言い逃れもできない差別発言でした。
しかも、大きな批判の声が上がり続けても、マスコミの取材に、「LGBTの人たちが不快に感じても構わない」「何が悪い」「怒鳴りまくられても、すいませんでした、間違っていました、なんて、そんなやわな議員じゃない」と開き直り、反省する姿勢は全く見られませんでした。
ネット上でも炎上し、区役所の共産党控室にも怒りの電話が殺到。「私は公立高校の理科の教師をしていた。政治的に色のない人間だが、科学の観点から、白石議員の発言の趣旨は100%あり得ません。前提から間違っています。そんなこと、科学の視点から絶対にあり得ないことです」、また他の方は、「無知と事実誤認に基づいた偏見による差別的発言と言わざるを得ず、断固として抗議します。私は普段、是々非々な判断ではありますが、国政政党の自民党を支持することが多いです。しかしながら、今回の発言は、政策やイデオロギー以前の問題であり、国民の人権そのものをないがしろにする許し難いものだと思います」など、共産党とは縁のない、むしろ自民党支持の方からも怒りの声が寄せられています。
今回に限らず、白石議員は多様性を認めず、LGBTQなど性的少数者や女性、弱者を差別するような発言を繰り返してきました。
一昨年の9月の本会議でも、「この性の多様化が当たり前だとしたら、次の世代いますか」「LもGも子どもが生まれない。絶対に。子どもが生まれなければ、次の世代、ゼロになるんですよ」「子どもが生まれないカップルが当たり前だということになれば、日本がなくなるだけじゃないんです。人類そのものも滅亡する」など、強弁しました。
実際に子どもを持っているカップルはおり、大切なのは、生を受けた子どもを愛情を持って育てられる環境づくりです。同性愛者を子どもが産まれない存在と反復して、いたずらに危機感をあおり立てて、人々を不安にさせ、偏見や差別、憎悪感をあおる発言は、いわゆるヘイトスピーチにもつながります。
テレビのワイドショーで近藤春菜さんは、「白石議員の発言の中に、普通という言葉をよく言われていましたが、では、普通って何なのかというところと、普通って言われることによって、じゃあ自分は普通じゃないんだって感じてしまって、心が傷ついてしまう方もたくさんいらっしゃると思う」と発言しています。
本日、本会議においての発言については、撤回と謝罪を表明しましたが、これまでのマスコミでの言動により傷ついた当事者の心の傷は消えるものではなく、全国の方々への謝罪や説明を求める意見もあり、問責決議することは当然のことと考えます。
国でも、政権の内部からLGBTQなどに対する同様の発言があり、足立区議会でも繰り返されてきた中で、セクシャルマイノリティの方はつらい思いをしてきました。足立区の対策が遅れてきた背景に、一連のこうした発言が作用していたのではないでしょうか。
当事者は、「トランスジェンダーをテーマにした金八先生のモデルも足立区在住。足立区は性的マイノリティの運動の発祥の地」と多様性を尊重する区政への願いを強く語っていました。
異なる価値観で生きている人々を排除し、政治家が差別と分断を持込み、個人の尊厳を踏みにじる、こうした時代を終わらせ、人々をつなぐ言葉となるように、政治に信頼を取り戻すために、足立区議会が一団となっていくことを心から願って、賛成の討論といたします。