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●区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2020年12月2日)
◎近藤やよい 区長 令和2年第4回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
まず初めに、新田三丁目なかよし保育園についてでございます。同園はこれまで職員16人体制で運営をしてまいりましたが、区が同法人に支払っている運営費が千葉地方裁判所から差押命令を受け、同法人が指定管理者の解除を申し出ましたので、急遽12月1日より区の直営に変更し運営をしております。
今回このような事態を招き、不安に思われた保護者や、何より園児の皆様に心よりおわびを申し上げます。
現在、転園はゼロ、在園のお子さん33名で運営をしてございます。区及び教育委員会一丸となって、今後も安定した保育サービスが提供できるように努めてまいります。
また、今後、同じようなことが再び起こらないように、他の指定管理者に対しましても、定期的に運営状況を確認し、不明瞭な運営等があればいち早く改善に乗り出せる指導体制を確立してまいります。
しかしながら、新田三丁目なかよし保育園等につきましては、財政的な状況に直近まで問題がなく、問題は、千葉県の法人本部にございまして、千葉県が管轄ということで、私どもが直接、指導体制を発揮することができなかったということもございます。法的に様々な縛りがございますけれども、指定管理制度を導入する当区にとりまして、どのように再発防止を講じていくかということが大きな課題だと認識しておりますので、検討を重ねまして、また議会や区民の皆様方にもお伝えしてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症のPCR検査体制についてでございます。これまでは、発熱などの症状が出ている方や濃厚接触者を優先しつつも、区民等の不安払拭のために必要があると保健所が判断した場合には検査範囲を広げ、実施をしてまいりました。
しかし、区内の高齢者施設等でクラスターが複数発生するとともに、今後は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行期を抑え込む必要から、施設内の感染者を早期に発見するため、PCR検査費用の補助経費を補正予算に計上させていただきました。
具体的には、国や都の補助を活用しつつ、重症化リスクが高い高齢者や、障がい者と日常的に接する機会の多いグループホームや介護付き有料老人ホームなどの介護・障がいの施設職員と新規入所者も含む施設利用者を対象に、施設が実施するPCR検査の費用として、1人1回、1検査当たり2万円を上限に補助いたします。これにより特別養護老人ホームなど都の直接補助がある施設も含め、全ての介護・障がいの入所施設で職員と施設入所者のPCR検査の補助が行われることになります。また、デイサービスなど、通所施設につきましては、全職員と新たに通所を始める方を対象に補助を行います。
一方、自宅で介護を受けている方の多くが利用する居宅介護事業所は、国や都の補助対象外ではありますが、区が独自に助成制度を創設し、職員の検査費用を補助してまいります。
併せて、在宅で介護している家族が感染した場合には、要介護者が緊急一時的に利用できる施設等を確保し、要介護者を一定期間受け入れる体制も整備いたします。
また、コロナ禍で打撃を受けている区内経済にも支援策を講じ、消費喚起に注力をしてまいります。
その一環として、従来の商店街振興組合連合会によるプレミアム率10%の商品券事業に代えて、来年度は区が実施主体となりプレミアム率30%とし、対象店舗に商店街振興組合連合会加盟店以外も加えた商品券事業の準備に着手し、来年夏のボーナス期には使用できるよう進めてまいります。
加えまして、区内企業の魅力ある製品の販路を世界にまで拡大する新たな事業者支援策も実施してまいります。
いずれにいたしましても、今定例会の補正予算で債務負担行為による予算を計上させていただき、次年度の実施を目指してまいります。
次に、高齢化への対応でございます。高齢化率が23区でも最も高い現在の足立区において、高齢者の移動手段の確保は急務でございます。そのため、従前より議会の皆様及びバス事業者から強い要望をいただいてまいりましたコミュニティバス「はるかぜ」に対する財政支援につきまして、バス事業者へのヒアリングや、都内他の同様の事業を実施しております自治体へのヒアリング等を重ねまして、営業係数が100を超える路線のバス車両購入費の補助を実施いたします。財政支援により、高齢者をはじめとする区民の足であるコミュニティバス「はるかぜ」の路線と便数の維持に努めてまいります。
また、高齢者の暮らしの基盤となる住宅確保支援につきましても、12月4日に設立する足立区居住支援協議会において、住宅探しに加え、福祉的な支援が必要な方への個別の寄り添いを検討してまいります。
併せて、保証人や緊急連絡先がない方の入居に伴う事故や家賃滞納リスクなど、家主の不安も解消する支援策を検討してまいります。
さきの第3回定例会以降、「性の多様性」に関する問題に端を発し、区として人それぞれの生き方をどのように受け止め、各々が自己実現できる自治体とはどうあるべきなのか、自問自答する機会をいただいたものと捉えてまいりました。今般、LGBT等の当事者、関係団体の方々との意見交換を計3回実施し、当事者の方々が抱える悩みを、また、区への要望などをお聞かせいただきました。
そこでの意見等も踏まえまして、区としては、まず、当事者の方々や御家族などが抱える様々な悩みに応じる専門の窓口を、昨日12月1日に男女参画プラザに設置をいたしました。
今後は、当事者間のパートナーシップ宣誓を受け付け、それを区が証明するための要綱を新年度のなるべく早い時期から施行できるよう準備を進めてまいります。
併せて、区職員の介護休暇や慶弔休暇、区営住宅条例など両性の婚姻を手続要件としている規定の改正につきましても区議会にお諮りしていく予定です。
LGBTの方々をはじめ、高齢者、障がい者、そのほか生きづらさや悩みを抱えておられる方々に寄り添い、支援を行うことで、誰もが暮らしやすく、居心地の良い自治体となるよう注力してまいります。
最後に、本議会に提出いたします一般会計補正予算案の主な内容を申し上げます。一般会計第11号補正予算は、財政調整基金積立金で4億9,900万円余、私立保育園施設整備助成事業で3億800万円余、就労・雇用支援事業で5,500万円余など、7億4,700万円余の増額補正でございます。
また、国民健康保険特別会計補正予算は2,000万円余の減額補正でございます。
一般会計第12号補正予算は、さきに述べました高齢者施設等へのPCR検査の費用や足立区医師会への唾液によるPCR検査委託等により、4億6,700万円余の増額補正でございます。
今回、御提案申し上げます議案は20件、報告1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたしますので、慎重に御審議の上、御決定いただきますようお願いを申し上げます。