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●討論−浅子けい子議員(2020年12月21日)
◆浅子けい子 議員 私は、日本共産党足立区議団を代表して、第133号議案 足立区立保育所の指定管理者の指定についてに対し、反対討論を行います。
本議案は、公立保育園の運営を民間の指定管理者に委ねるためのものであり、水神橋保育園を社会福祉法人聖華に委ねるものです。
日本共産党は、よりよい保育には、安定した保育士などの人材確保が必要だと繰り返し求めてきました。今回、指定管理者となったこの法人の職員の平均勤続年数は、いわゆるブラックと言われる4年3か月となっています。0歳で入園した乳幼児が卒園するときにはいなくなることになります。
更に、第二次審査の園長の適性や姿勢の項目では、配点の7割ぎりぎりの評価にとどまっています。これで本当に安定した保育ができるのか、疑問を抱かざるを得ません。
日本共産党は、指定管理について是々非々の対応をしてきました。長年、児童福祉事業を区内で担ってきた社会福祉法人に委ねることについては賛成の立場で、そのための指定管理議案については一貫して賛成をしてきました。
今回は、他県の社会福祉法人に保育園の運営を委託する議案です。
昨年も我が党は、所在地が他県の2つの法人の指定管理者の指定について、過去に看護師の配置などで重大な瑕疵を犯した法人や全国大手の株式会社グループ傘下の法人について問題点を指摘し、反対しました。
現在、同じように他県の社会福祉法人である南流山福祉会は、大きな問題を起こしています。この法人は、区内保育園2園、流山市で1園を運営してきましたが、以前から決算書の提出が滞ったり、私的な流用が指摘されていました。
今回、理事長らによる運営費の流用や、その一方で、園長の賃金未払で裁判に訴えられ、結果、差押えになりました。
更に、今年度あと僅かというときに、指定管理者の辞退を決定し大混乱となりました。12月1日から区直営での保育の確保ができましたが、子どもたちの安定した保育の継続の観点から、こうした事態になったことは大問題です。
本来であれば、こうした事態になる前に、委託した自治体が問題点を指摘し解決に当たるべきですが、足立区にはその権限がありません。県をまたがり保育園を運営する法人の監督権限は厚生労働省であり、直接の管轄は法人の所在地で、所在地が他県であれば足立区には全く権限がないのです。
本議案の法人も所在地は千葉県野田市であり、南流山福祉会と同様に、何か問題があったときには足立区の権限が及ばないことは明らかです。にもかかわらず、こうした問題が起きているときに、あえて所在地が千葉県の社会福祉法人に指定管理者を指定する本議案に、法人そのものの内容の是非はともかく、到底賛成することはできません。
足立区の子どもたちの利益最優先の保育を保障する立場に立ち、足立区が責任を持って保育を行うことを強く求めて、討論を終わります。