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●討論−はたの昭彦議員(2020年12月21日)
◆はたの昭彦 議員 ただいま議題となりました元受理番号18 小学校の図書館に直接雇用の図書館司書の配置を求める陳情について、日本共産党足立区議団を代表し、委員会での不採択に反対し、採択を求め、討論を行います。
本陳情は、小学校の図書館司書を中学校同様に直接雇用に切り替え、毎日配置することで子どもの頃から本に親しむ機会を増やすとともに、読書環境や教員との連携をより密にすることで、調べ学習など学習環境の向上を求めるものです。
子どもたちの学びの環境を整えてほしい、せめて中学校並みにしてほしいという3,054名の願いがこの陳情には込められています。
平成26年に全会一致で可決された改正学校図書館法には、その趣旨として、学校教育において児童・生徒の確かな学力の育成には、言語活動や探求的な学習の充実が必要であり、同時に読書活動等を通じて児童・生徒の豊かな人間性を形成していくことが求められている。これらの活動の充実のためには、学校図書館が利用できるよう整備を進めることが重要である。改正法は、この重要性に鑑み、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童・生徒及び教員による利用の一層の促進に資するため、司書教諭等と連携しながら、その機能向上の役割を担う専ら学校図書館の事務に注視する職員を学校司書として位置付け、これを学校に置くように努めるとあり、改正法の立場に立てば、本陳情は当然一致できる内容です。
また、留意事項に、学校司書については、その資質能力の向上等に努めることが必要であり、また、専門性が一層発揮できるよう、学校司書が継続的・安定的に職務に従事できる環境への配慮が重要であるとされています。
本陳情が出され、委員会で審査される中で、小学校図書館の司書配置は、週1日の委託によるものから週2日の派遣による配置に一定の改善は見られるものの、契約は1年契約であり、法が求める継続的・安定的な環境とは言えません。
学校図書館の先進市と知られる石川県の白山市では、全ての公立小・中学校に専任司書を配置、正規職員である司書は教員と同じ会議に出席し、授業の内容や進捗を把握し、理解を深めるための図鑑や辞典を準備したり、テーマとつながりのある本を授業で紹介したりするなど、資料のプロとして学びを支えています。
また、学校図書館支援センターを拠点に学校図書館と市立図書館が連携し、読書環境を整えています。
このような取組の中で、市内のある学校では、昼休みになると子どもたちが図書館になだれ込み大変なにぎわいで、年間貸出数は3万冊を超えています。
委員会で、自民党委員は「区の方向性が願意に沿っているとはいえ今すぐには困難」、公明党委員は「区も一歩前に踏み出した、小学校図書館がもっとよくなる方向に進んでほしい」と発言しましたが、議論を継続する理由になっても不採択の理由には全くなりません。
このような理由にならない理由で3,000人の願いを踏みにじれば、将来に禍根を残します。
区は、人材不足や財源を勘案するとすぐには困難としつつも、「数年後にはモデル校での配置や人材育成のスキームを検討しながら、直接雇用に段階的に切り替えることも含めて検討する」と委員会で答弁しており、議会として陳情を採択することで区の姿勢を後押しするべきではないでしょうか。
議員各位におかれましては、全会一致で可決・成立した学校図書館法の立場に立ち、足立区の子どもたちの読書環境向上の立場から意思を表明されることを求め、討論といたします。