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●討論−ぬかが和子議員(2020年12月21日)
◆ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました、受理番号10 20人学級を展望した少人数学級の実現を求める意見書を国に提出することを求める請願について、日本共産党足立区議団を代表し、委員会での不採択に反対をし、採択を求め、討論を行います。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、行政の在り方も大きく転換し、新しい生活様式が提唱され、今までの常識が通用しなくなっています。
ウイルス感染症対策のため、社会全体でソーシャルディスタンス、身体的距離の確保が推し進められています。にもかかわらず、学校現場では密が回避できない40人の学級編制というのは道理がありません。
3か月に及ぶ一斉休校、宿泊行事など楽しい行事はなくなり、学校再開後は詰め込みの授業でカリキュラムをこなし、友達と元気に話すこともたしなめられています。だからこそ、子どもたち一人一人に寄り添い、心のケアを進める手厚いゆとり有る教育、少人数学級が必要です。
一斉休校後の分散登校は、教育現場に大きなインパクトを与えました。20人以下で授業を受けた子どもたちからは「いつもより勉強がよく分かった」「手を挙げやすかった」などの声が聞こえ、教職員からは「ゆとりを持って子どもたち一人一人と丁寧に関わることができた」、保護者からは「感染から子どもを守るには20人ぐらいがいい」などの声が上がりました。
この請願は、こういった教育現場の願いが込められており、20人学級を展望しつつ、少人数学級の実施に踏み出してほしいというものです。背景には、先進国で最も遅れた多人数学級になっていることがあります。
区は、かねてより「少人数学級には法改正による正規教員が必要」と答弁してきました。地方に負担を押し付けることなく、国が責任を持って少人数学級実現と、そのための教職員定数改善を行うことが極めて重要です。
正にそれを後押しするのが本請願であり、少人数学級実現のために、教職員増と教室確保を国の責任で行う、いわゆる義務標準法を改正し、教職員定数改善計画を立てるという2点の意見書提出を求めるものです。
委員会で自民党委員は「まずはできる限りコロナ対策も含め、子どもの数も減らしながら調整していく。推移を見守りながらしっかりと子どもたちの教育現場、職員たちの負担を減らすようにやっていただけると解釈している」からと、請願の不採択を主張しました。
公明党委員は「向かっている方向は同じ。少人数学級は必要な方向性。人的な話、予算の話を現実的に捉えていかなければならない。もちろん同じ方向を向いていないのであれば、更にこの請願を話合いを続けていくことが必要かもしれないが、同じ方向を向いていて、なおかつ方法論だけのお話であるならば、請願は不採択に」と発言しました。同じ方向を向いているならば、意見書を提出して、議会の意思を示すべきではありませんか。
どちらも、議会のルールからしても、不採択にする道理にも理由にもなりません。
国は骨太方針で初めて少人数によるきめ細やかな指導体制の計画的整備を盛り込み、新年度予算概算要求で事項要求をしました。そして、40年ぶりの学級基準改定で、小学校の35人学級へ合意し、来年、法改正が予定されることになりました。
しかし、文部科学省が小・中学校一律に30人学級まで引き下げることを求めていたのに、身体の大きい中学生の学級基準は変更されませんでした。
だからこそ、現場に最も近い地方議会から意見を上げていくべきではありませんか。
できる限りコロナ対策も含め子どもの数を減らす、少人数学級は必要な方向性と発言された皆さん、その立場から採択して、議会としての意思を示されることを心から願いまして、討論を終わります。