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●決算特別委員会−西の原えみ子議員(2021年10月5日)
◆西の原えみ子 委員 本日2回目の登壇となります。どうぞよろしくお願いをいたします。
私の方から、防災対策について、防災無線の聞こえない対策についてお伺いいたします。
我が党は、今年も16万世帯の区民に対して区民アンケートを行い、防災無線の聞こえの質問を行いました。その結果、防災無線が聞こえない、聞こえづらい地域が書かれていた場所の地図落としを行いました。そうやって行ったところ、なるほど、こういう結果が出たなということで、皆様にも見ていただきたいと思います。
[資料を提示]
ちょっと大きな地図に、危機管理部の方から防災無線が新しくこのようにできましたよという地図を頂いて、大きくしたんですけれどもなかなか大きくできなかったので、大きいのに入れ込みました。
「聞きづらい」が青、「聞こえない」が赤ということで、最初貼っていたときに、「聞こえない」、「聞きづらい」と何か法則性があるのかなと思っていたんですが、一生懸命分析した中では、いろいろ見えたんですけれども、もちろんこの合致をしていたというところでは、例えば私の千住地域は「聞こえない」赤です。でも、この東側の方といいますか、こちらは「聞こえづらい」ということで、実際これと合わせてみますと、確かに千住地域の防災無線の整備がかなり密になっている。
それと、川のそばのところ、微妙に隙間が空いている。ここはやはり「聞こえづらい」、「聞こえない」という赤い点が出されました。本当に根拠があることだなというのを、このアンケートの地図落としからも実感したところです。
新しくデジタル化して増設した防災無線ですけれども、聞こえない、聞こえづらい地域を防災無線が届きますよという地図と合わせたところ、本当にこういう形の結果が出たというところでは、区としては、こういう事実どうお考えになりますか。
◎災害対策課長 行政防災無線、やはり皆さんに聞いてほしいという考えではございます。西の原委員おっしゃるように、平成29年度からデジタル化を進めて、全体として60か所程度、箇所も増やしました。
ただ、おっしゃるようにまだまだ届かない部分ございますけれども、そのために防災無線のテレホン案内ですとか、聞き直しをテレドーム化して同時に聞こえる回線等々、対策を取らせていただくとともに、マグネットシールなどを作って防災無線の案内をさせていただいているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 確かに、台風の暴風雨のときは窓を閉め切っておりますし、雨音で無線の声がかき消されてしまう、そういうことは事実です。
また、防災無線を追加、隙間感覚を改善ということを一生懸命行ってはいただいたんですが、どうしても聞こえない地域がこうやって出てしまうということはあり得ます。
それで、今おっしゃったようなテレホンダイヤルの案内だとか、確かにそういう努力はされているということ本当によく分かりますが、私たちは、この聞こえない対策として、防災無線を補うために戸別受信機、防災ラジオの配布を求め続けております。
昨年の決算特別委員会のときにも、戸別受信機、防災ラジオについて要望したところ、戸別受信機、防災ラジオの単価が高額で難しい、こういうお答えであったことに対して、私たちは、デジタル化は足立区だけではない、8割の自治体が戸別受信機を設置している。そういう調査も示しながら、前向きにやろうとするかどうかの意思が大切なんだということを言って、他の市、例えば戸田市とか豊田市の例も挙げて、やろうという気になれば知恵は幾らでもあると。できない理由を挙げるのではなくて、やろうという立場に立ってほしいと、こういう質問をしました。
そうしましたら、区の方は、いろいろな先進事例を鑑みて前向きに考えていきたいと、こういう答弁をしていただきました。
「おー」と思ったのですが、しかし、その後の予算特別委員会の段階では、戸別の受信機、防災ラジオどうなっていますか、進んでいるでしょうかという我が党の質問に対して、戸別受信機、防災ラジオの単価が高額なことや防災ラジオのシステム購入もイニシャルコスト、ランニングコストもかなり費用対効果から難しいと、こういうふうに答弁が後退してしまいました。
私としましては、是非、前向きにやっていく、こういう答弁に立ったのですから、再度やろうという立場に立って、もっと知恵を出して、是非やるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎災害対策課長 繰り返しになりますが、防災無線を皆さん方に届けたいという思いは我々も持っているところでございます。そのためにいろいろな方法が考えられると思いますし、戸別受信機も費用のところは検討させていただきました。
ただ、取付費用ですとか、戸別の受信機の金額が非常に高額だというところも踏まえて、今年は、聞き直しのところもそうですし、先ほど申し上げた、届かない方に対してこういう制度があるよということでマグネットシールなど、そういったところで何とか行政防災無線を届けようというところで施策を打っているところでございます。
◎総合防災対策室長 前向きに考えるというお話は答弁させていただいています。戸別受信機のみが前向きであるということではないと思っております。
[小泉ひろし副委員長退席、鹿浜昭委員長着席]
デジタル化にして、前よりは聞こえているはずですけれども、聞こえないところがあるというのは認識をしております。
そのために、テレドーム等電話でも聞けるサービスも始めたところです。これも前向きに考えて進めているところでございますので、決して後ろ向きになっているわけではございません。
更には、マグネットによる電話での放送を聞き直すというところも進めておりますので、申し訳ございません、決して後ろ向きで施策を進めているということではございません。
◆西の原えみ子 委員 テレドームというのは、あだち安心電話とかそういうことなのかな、分からないですけれども、確かにそういう努力をなさっているということも分かります。
ただ、登録するあだち安心電話みたいなものは、知らないところから掛かってきたんじゃないかとか、すぐ必要なときに見られないというか、取らなかったり、登録したことを忘れちゃったりというところで、知りたい、欲しいときに情報が得られるものになっていないのかなと。
それと、災害用の安心ダイヤルのマグネットシート、本当にこれは好評です。私も、こういうのがありますよというニュースを出したら、たくさんの方から欲しいとに言われました。こういう努力は本当によく分かります。
それでもなお、戸別受信機とか防災ラジオの配布というのはどうしても必要じゃないかと思っていたものですから、全部と言っているわけじゃありません。戸別でどうしても必要な方がやはりいると思うんです。そういう方々に対して、防災ラジオとか戸別受信機、そういうものもありますよというお知らせもしながら、希望者に配布を行っていくというか、希望者に対応していくということが必要じゃないかと思います。
それと同時に、この好評のマグネットシートですけれども、希望する方には配布を行うと同時に、聞こえないという地域、さっき出ていた川べりの団地とか、ああいうところの地域全体に一気に配布する、全部に一気に配布するという大胆な対策を行うべきだと思います。
そのために、追加発注も行ってはどうかと思いますが、それに対してはいかがですか。
◎総合防災対策室長 前向きに、マグネットも作っておりますので、聞こえないというところが固まってあれば、そちらの方に追加発注をしてお配りをするというのを検討していきたいと考えております。
◆西の原えみ子 委員 全世帯にという形で大胆に行っていただきたいと思います。
続きまして、区は、台風19号の教訓から、広域避難は現実的ではないと判断し、分散避難として、避難所だけではなく、在宅避難、縁故避難の三つを打ち出しました。
避難所運営のマニュアルを改定して、事実上、スフィア基準と同様の1人当たりに2×2=4uの避難スペースの確保に努めようとしております。
引き続き避難所の整備も進めてほしいと思っておりますが、例えばこの避難所ですけれども、私のそばの千寿双葉小学校、この受入れ可能定員数は1,188人です。しかし、この2×2になると、今まで1.64×1.64だったので、3分の2程度になるということで、1,188人から796人になってしまいます。ますます避難所が不足してしまいます。
こういう中では、更に不足している避難所確保に全力を尽くすことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
◎災害対策課長 避難所の数というのは、コロナ禍においてはどうしても平米数は必要になりますので、絶対的に足りなくなるというのは考えでございます。
そのために区立施設だけではなくて、例えば今年度で言うと順天学園の新田キャンパス、そういった区の施設だけではないところ、あと民間の企業、そういったところも含めて避難場所の確保というのは順次進めていきたいと考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 やはり避難所、こういう場合に逃げて行く場所、逃げる場所なんだというところでは、増やしていくということが本当に必要だと思います。
その中で、我が党が予算特別委員会で求めました段ボールベッドに代わる、かさばらずに安価なエアベッド備蓄、これを第一次避難所に求めたことに対しまして、区は検討すると言ってきましたが、是非、早急に実現していくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎総合防災対策室長 エアマット等、皆さんに避難所を使いやすくということでいろいろ考えております。
先ほども答弁しましたが、日々新しいものが出てきて、避難所として使っているのは学校でございますので、備蓄品を置くスペースも限られております。そういうことも考慮して、小さくて皆さんに使いやすいもの、そういうものが日々出ておりますので、そういうものが出たときに、試して、これがいいかどうかというのを検討してまいりたいと考えております。
◆西の原えみ子 委員 私も、先日、イトーヨーカドーアリオ西新井店で開かれた「あだち防災フェア2021」、行ってまいりました。そこには、備蓄品はじめ、エアベッドもちゃんと展示されていました。いいなと思って見ていたら、本当にこんなに小さく備蓄できるようになって、軽いし、それに2,000円ぐらいだったか、とても安くて、これはいいなとそのとき本当にすごく感じました。
つまり、やる気になればすぐにでも購入できる、これを実感しました。是非、進めていただきたいなと思います。
そして、先ほどもテントというお話も出ていましたが、私は、持ち込むテントではなくて、コロナ感染対策、プライバシーを守る対策として、間仕切りではなくて、テントで仕切られた避難所が福島県相馬市などで紹介をされている、このことも御紹介をしたいと思います。
[資料を提示]
避難所の入り口では検温やアルコール消毒を実施して、テントで区切られて、密にならない対策が取られております。敷地内に併設している別の建物を発熱者用の避難所として用意もしている。ストーブなどの防寒対策を実施すると同時に定期的な換気も行う。こういう対策を行った中で、コロナで避難所に来ることが心配だったという方々は、出入口でアルコール消毒や検温などコロナ対策がしっかりしていてよかったと。
また、1歳と3か月の子どもがいるファミリータイプのテントの中で、安心して子どもたちが寝ていた、プライベートが守られて本当によかったと話していたということ。
足立区でも、2×2の4uというスフィア基準になるということでは、こういうテントも4人で置けるというか、大丈夫だと思うんです、スペース的には。
本当に問題ないと思いますが、是非足立区でもこういう方向が必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
○鹿浜昭 委員長 災害対策課長、簡明に願います。
◎災害対策課長 一次避難所のベッドについては、台風19号も踏まえて2台から4台に増やしました。
ただ、要配慮者用として授乳スペース等々を考えているところもございますので、御意見を踏まえながら、どう運営していくかは検討していきたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 是非よろしくお願いいたします。ありがとうございました。