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●討論−ぬかが和子議員(2021年12月21日)
◎ぬかが和子 議員 ただいま議題となりました第118号議案 足立区立保育所の指定管理者の指定についてに対し、日本共産党足立区議団を代表して、反対討論を行います。
地方自治法244条は「公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは『指定管理者』に当該公の施設の管理を行わせることができる」と定めており、効果的に目的達成ができない指定管理指定はしてはいけません。私たちは、この立場から指定管理者指定の議案については、是々非々で臨み、特に長年区内でやってきた社会福祉法人などは、ほぼ全て賛成してきました。
今回の指定管理者指定のうち、新田おひさま保育園を担う社会福祉法人太陽会については、長年足立区で良心的な保育を行っており、現在も、おひさま保育園を運営しているので、保育の継続性も保てるため、異存がありません。
しかし、新田さくら保育園の運営を株式会社に委ねる指定管理指定は認めるわけにはまいりません。
第1に、保育の継続性の問題です。今までの法人が応募しなかったため、ライクアカデミー株式会社の運営に替わります。保育士やスタッフが全て入れ替わることになります。加えて、保育士の平均勤続年数は太陽会は9年4か月に対し、ライクアカデミー株式会社はわずか3年1か月で、0歳児で入園した園児が4歳児のときには、ほぼ全員が入れ替わってしまう、保育の継続性に欠ける、子どもたちの心を傷付け、不利益につながる重大な問題です。
この間、区内の私立保育園では、常勤保育士がこぞって退職を表明し、新規募集中止、在園児も転園を余儀なくされる事件が起きました。保育園運営に何よりも重要なのは保育士の定着による安定運営であり、このことが子どもたちにとって安心して過ごせる保育園になるのではないでしょうか。
第2に、税金の使い方の問題です。各園への委託費は公定価格に基づいて計算され、区から保育園に支払われる公金です。国は、8割が人件費、残りが事業費と管理費と積算しています。しかし、ライクアカデミー株式会社は、太陽会と比べると、平均給与額が管理職も常勤職員も約5割しかありません。パートの時給は何と1,030円で、現在の最低賃金(東京は1,041円)よりも少なく、子どものために投入された税が、真に子どもたちのために、よりよい保育のために使われるのか大きな疑問です。
新田さくら保育園の指定管理に応募したのは2つの法人で、第一次審査では、今回落ちた区内事業者のA法人よりも、区内事業者加点を除いてもこのライクアカデミー株式会社は下回っていました。職員管理では35点下回り、保育などの安定性では320点満点で120点も下回っています。保育士などの待遇が低く、入れ替わりが激しく、ベテランの保育士が少ない保育園運営では、とても地方自治法で定めた「より効果的に児童福祉法の目的達成ができる」とは思えません。
以上の点から、このライクアカデミー株式会社に指定管理指定することは到底認められず、審査基準をさらに見直されることも申し上げ、討論を終わります。