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●区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2022年9月20日)
◎近藤やよい 区長 令和4年第3回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
まず始めに、花畑川環境整備工事並びに北綾瀬駅前交通広場整備事業につきまして、当初想定した事業費を大きく上回り、今定例会で多大な補正予算の計上に至ったことを深く反省しおわび申し上げます。現在、再発防止のためガバナンス担当課による原因究明を行っており、10月を目途に区議会に御報告させていただきます。
令和3年度普通会計決算の概要を申し上げます。
歳入総額は3,509億円で、前年度比191億円、5.2%の減額、歳出総額は3,380億円で、前年度比222億円、6.2%の減額となりました。実質収支額は113億円の黒字で、昨年度を27億9,000万円上回りましたが、この中には、3年度に実施した新型コロナに関する給付金等の余剰分を4年度に国に返還する額も含まれているため、今回の実質収支の増加は一時的なものと捉えております。また、こうした令和3年度の財政状況を勘案した結果、今年度当初に実施した、「あだちから生活応援臨時給付金」のような区独自に60億円という多額の財政出動も可能となりました。
今後も、持続可能な財政運営に努めつつ、区民生活や区内経済を支えるため、有効な施策には時期を失することなく積極的に財源投入を図ってまいります。
歳入については、特別区民税が2億円減少したものの、たばこ税の3億円増収により、特別区税全体では過去最高額を更新いたしました。また、コロナ禍の影響により大幅な減収を見込んでいた都区財政調整交付金は、都税収入の増加に伴い前年度比49億円の増収となりました。
一方、特定財源は、特別定額給付金事業の終了などに伴い263億円の減となったことから、歳入全体では、前年度比191億円の減収となりました。
歳出では、子育て世帯や住民税非課税世帯などへの国の臨時特別給付金支給に伴う扶助費の増加により、全体では前年度比で175億円増、その他の経費は新型コロナウイルスワクチン接種事業で76億円増となりましたが、特別定額給付金事業の終了により、全体では574億円と大幅に減少いたしました。投資的経費は、区立小・中学校の改築が重なったことで96億円の増、大学病院整備事業41億円、鉄道立体化の促進事業23億円のそれぞれの増などにより、全体では前年度比177億円の増額となりました。
財政の弾力性を判断する経常収支比率は、分母となる都区財政調整交付金や地方消費税交付金の増加により77.0%と前年度から6.2ポイント下がり、2年ぶりに適正水準とされる80%以内に改善いたしました。結果的に令和3年度決算は良好でありましたが、世界情勢の先行きが不透明であることに加え、令和8年度以降は、学校をはじめとする公共施設の更新が集中することなどから、今後の区財政の見通しは、今後の区財政を楽観視することなく緊張感を持って運営に当たってまいります。
次に、物価高騰への対策についてです。
令和4年度第2回定例会でも、学校給食費、食材費値上がり分の公費負担をはじめとした支援策の補正予算をお認めいただきましたが、介護や障がい者施設、私立幼稚園や保育施設等に区独自で光熱費及びガソリン代を支給する事業を実施するための総額で3億3,664万円余の補正を計上させていただいております。アンケートにより現状を把握し、施設の規模等に応じて給付額を算定いたしました。
また、生活困窮世帯への支援策として、10月1日申請を受付分から小・中学校の就学援助認定基準である生活保護基準1.1倍を1.2倍に緩和し対応いたします。
次に、首都直下地震等に対する新たな被害想定への対応でございます。
まずは、次の2点から見直しを開始いたします。
現状4m未満の道路、いわゆる2項道路に突出した建築物は、耐震改修の助成対象としておりませんが、建替えが困難な65歳以上の方のみがお住まいになる2項道路に突出した建築物も新たに助成の対象といたします。また、家具転倒防止工事助成は、現在は60歳以上の方を含む世帯など一定の条件を付しておりますが、令和6年度末を期限として区内全域全世帯に拡大して実施してまいります。これらの対策と合わせ、今定例会には、足立区防災減災対策整備基金条例の改正案も提出いたしました。現在は公共施設に対する防災等の整備に限られている基金の用途を区民の皆様への様々な助成等にも活用できるよう改める改正であります。お認めいただきましたら本基金を活用し耐震化を一層強化してまいります。
次に、オミクロン株対応の新型コロナウイルスワクチン接種についてですが、国の方針に従い、まずは現行のワクチン4回目接種対象者で未接種の区民約8万人の方に対し実施してまいります。
9月23日に配送されるワクチンを活用し、9月24日の医師会館での接種をかわきりに、準備が整った医療機関から順次接種が開始できる見通しでございます。10月4日からは、区役所庁舎ホールにおいても接種を開始する予定です。4回目接種の一定程度の完了が見込まれる10月半ばには、オミクロン株対応ワクチンの本格的な接種が開始できるよう準備を進めております。接種対象者は2回目接種まで終えられている12歳以上の区民で、10月中に最終接種日から5か月を経過する方、約40万人に対して10月11日に接種券を発送の予定でございます。接種は引き続き正しく医師会の御協力をいただき、医療機関での個別接種と区役所庁舎ホールでの集団接種の両輪で進めてまいります。
最後に、本議会に提出いたします補正予算案の主な内容を申し上げます。
一般会計では、冒頭申し上げた消費喚起策として、11月14日から実施するマル祝キャッシュレス還元祭de90周年事業の常設のサポート窓口を設置する費用として2,100万円余、また、好評いただきましたマル祝レシートde90周年事業を、令和4年度末から5年度初めにかけて再度実施する費用を債務負担行為として計上いたしました。そのほか、マイナンバーカード普及のため出張申請キャラバンを実施する経費として5,100万円余の増額など合計で75億8,217万円余の増額補正でございます。
国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計は、国の標準化に準拠するための調査に、両会計で合わせて739万円余の増額補正、介護保険特別会計は、令和3年度の実績に応じた給付準備基金積立金や国庫支出金等の返還金などにより17億1,760万円余の増額補正でございます。
今回、御提案申し上げます議案は42件、報告7件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与により説明いたしますので、慎重に御審議の上、御決定いただきますようお願いを申し上げます。