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●決算特別委員会−はたの昭彦議員(2022年10月6日)
◆はたの昭彦 委員 おはようございます。日本共産党のはたの昭彦です。今日もよろしくお願いいたします。
私は、まず初めに、北綾瀬駅の交通広場についてお聞きします。交通広場の設置は、地域からの強い要望もありまして、私自身も繰り返し求めてきたもので、大いに進めていただきたいと思っておりますが、今回、建設費が大幅な増額となったペデストリアンデッキについては大変問題だと思っています。
北綾瀬駅前の交通広場にペデストリアンデッキが設置される計画が明らかになったのは、令和2年3月のエリアデザイン調査特別委員会の質疑の中で、交通広場調査費と設計委託費が1億3,000万円も掛かるということが分かり、面積がほぼ同じの五反野駅前の交通広場の設計委託費が約1,500万円なのに対し、なぜこんなに大幅に金額の違いがあるのかということを聞いたところ、バリアフリー対策と乗降客が増え、狭い場所に人が滞留すると危ないという警察、交通管理者からの指摘を受け、エレベーターとエスカレーターとそれにつながる構造物としてのデッキを造るための設計費がかさんだということでした。
当初は、こういう。
[資料を提示]
一番最初に令和2年に示された計画は、駅がここにありまして、デッキがあって、エレベーター1基と、エスカレーターこれのみの計画でした。このときは、車両と歩行者を分離するための、今御説明したようにエレベーターとエスカレーター1本のみの設置でした。そして、1年後の12月の委員会で、突如、商業施設をつなぐ大型のぺデストリアンデッキの設置が報告されました。1年後にはその計画がこういうふうに変わったわけです。
先日の総務委員会で、区は、ペデストリアンデッキの設置の要望は区民からなかったということを認めましたが、計画が変わったこの間、どのような検討が内部で行われ、いつの段階で今のようなこれですね、ペデストリアンデッキに変更する意思決定がされたのでしょうか。
◎道路整備課長 商業施設の出店について協議をしておりまして、いつという質問に関しましては、その商業施設の出店の方が具体的になってきた時期ということです。具体的な、何年何月だったかというのは、すみません、今お答えできないです。
◆はたの昭彦 委員 商業施設の設置というか誘致は、一番最初の令和2年のときにも、今後、目指すという方向がありました。それで、先日の総務委員会で、当初から北側に出入口が欲しかったということを報告されて、お答え、ないと言いました。ホームの延伸に伴い、既にここに北側の出入口があるわけです。それで、ここを出て線路沿いに歩いていけば、北側のこの辺りの住民は、十分用を足すというか、わざわざこちらにありました商業施設のここを通って、中を通ってわざわざまた戻って向こうに行くという必要性はないと思うんですけれども、ここに新たに、北側に造らなきゃいけない、更に商業施設を通らなきゃならない理由というのは私は見当たらないと思うんですけれども、そこの必要性はどこにあるんでしょうか。
◎道路整備課長 仮に、商業施設の敷地のところにアクセスするには、北側に行くためには1階部分で歩きますと横断歩道を渡らなきゃいけません、車と平面交差しなければいけません、車と平面交差せずにアクセスさせるためには、どうしてもペデストリアンデッキが必要だというような認識でございます。
◆はたの昭彦 委員 北側というのはこちら側ですよ。
横断歩道というのは恐らくここのことを言っていると思うのですけれども、駅の出入口を出て歩道をずっと真っすぐ行って商業施設の東側を通れば行けるわけですから横断歩道を渡る必要ないわけです。かえって、このペデストリアンデッキから入って降りていく方が、ここを渡らなきゃいけない、この部分に道路があるわけですから、商業施設から出た駐車場の車はここを通ってくるわけですから、そういう意味では、今の説明は全然説明になっていないと思います。
商業施設の事業計画の説明会のときに、これ私質問したんですけれども、三井不動産の担当者の方は、広域商業施設ではないと考えていると明言しました。要は、ふだん北綾瀬駅を利用していない人に、わざわざ電車に乗ってまで来てもらうことを想定した商業施設ではないということなんです。
また、1日の来客数を北綾瀬駅の1日の乗降客数の半分の約1万5,000人を想定して事業計画を立てているということだったんですけれども、新しくできる商業施設、地下に190台の駐車場が設けられる予定です。更に近隣からは、自転車や歩行者での来店もあるので1万5,000人の方が、このペデストリアンデッキを通って商業施設を利用するわけでは全くないわけです。北千住駅のペデストリアンデッキを造ったときには、どれくらいの人がペデストリアンデッキを利用して、人の動きはどうなるのかと、詳細な調査の上設計したということですけれども、なぜ北綾瀬駅では、そのようなプロセスを踏まなかったのでしょうか。
◎道路整備課長 まず、先ほどの横断歩道は、はたの委員が先ほどおっしゃられたところではなくて駅前広場の右上の部分です。先ほどの絵には描いておりませんでしたが、右上の部分を指しておりました。そしてペデストリアンデッキの必要性のプロセスについてですが、こちらは警視庁の方ともいろいろ相談しまして、駅前広場の面積、交通空間と環境空間、これを1対1で設ける必要があるというところがございまして、1階部分が大分狭いものですから、交通空間というのは車の部分です。歩行者などの環境空間、これをやはり1階だけで設けられないところを2階にも設けたいというようなところも協議の中でございました。
◆はたの昭彦 委員 今の御説明ですけれども、ここのところを言っているわけです。
だからさっき言ったのは、ここは北側の住宅街に行くには、先ほど言ったここの出口を出てこれが真っすぐ歩道を歩いていけば行けるわけです。こっちの向こう側だとすると、先ほど、警察の人がたまると言ったのは駅降りてすぐのところ、ここの部分です。
だからここにデッキを造ってエスカレーターとエレベーターをここに付けて交通広場の方に人が流れるようにしたわけです。向こうの北側を更に西北西に行く住民はここを通っていけばいいわけです。まして、朝、商業施設が開いていないときには、この入り口、ここ使えないわけです。北側の人たちは、この上の方から歩いて当然駅を利用するわけですから、本当に今の説明は説明になっていないと思います。しかも、私は、北綾瀬の駅前に15年間、朝立っていまして、人の流れが一番少ないのがこの商業施設の向こう側から来る乗降客の方たちなんです。なぜかというと、北側の西北西、綾瀬川に囲まれた部分というのは、住宅が非常に少ないことと、六町駅があるので、神明南ですとかあちらの方は六町駅を利用して綾瀬川を渡って利用する方も多いので、意外にあちらの方から来る人少ないです。ですから、この間、人が増えるとかというお話しましたけれども、ここを通って駅に利用するという方は、恐らく、私、見た感じでは一番少ない、統計を取ってみれば分かると思うんですけれども、そういう結果が出るんじゃないかと思います。
先ほどお話ありました。三井不動産との協議の中で、そういう商業施設が誘致する中で話が出てきたと、最初の案から、これからこっちに変わったときの令和3年のエリアデザインの公告がされたときは一緒に三井不動産との協定の締結も報告されていました。この中に、甲、いわゆる足立区の費用負担において商業施設の連絡橋を整備するという一文が入っているんです。ペデストリアンデッキは、この協定に基づき進められたということなんだけれども、結局、先ほど言ったように、商業施設、三井不動産との話し合いの中で三井側からこういったペデストリアンデッキを造ってほしいという要望が結構出ていたんじゃないんですか。
◎工藤 副区長 まず、商業施設の開いている時間だけ使えるというお話でしたけれども、今の協議の中では、始発から終電までは三井側の商業施設を使ってエレベーターとエスカレーターを使えるようにということで今進めております。それと、はたの委員おっしゃるとおり、北が真っすぐ行く人だけであれば、それは横断歩道を通らなくていいんですが、西側に行く人もいますし、遠回りにならないように、それと1階だけでは、図面見ていただくと分かるとおり、バス停のところが非常に狭くて、そこを通る人が増えると、安全性の配慮も必要だということがあります。それとあと今の実際の駅利用者が3万3,000人ぐらい令和3年いるのですけれども、北側の横断歩道側から来る人が約1万人、30%いるんです。その人たちを少しでも上を通していかないと、今の東京メトロの階段とエレベーターだけでは非常に不便ですので、やはり利便性を図る必要があるというところでございます。
◆はたの昭彦 委員 商業施設との話合いの中でと言っていますけれども、令和2年の委員会の説明のときに、このときにペデストリアンデッキを整備する理由に、利便性というのはほとんどなかったんです。今、工藤副区長の方から商業施設側が始発から終電までというお話ありましたけれども、先ほどの協定書の中には、何というのか、必要であればここのエレベーター、エスカレーターの使用を延長する、その場合は、区の負担においてそういうことをやると書いてあるわけです。結局、区のお金を使ってやるわけです。
先日、施策の優先度というお話しましたけれども、本当にどうなのかなと思うわけです。結局、いろいろ話聞いていても、商業施設のためとか、やっぱりないよりはあった方が便利みたいなような話しか出てこないような気がします。
今回の工事費の総額、当初考えていた10億7,000万円余から6億3,000万円増の17億円という金額が増額案として示されたわけですけれども、この金額を商業施設に接続、ペデストリアンデッキが含まれたものなわけです。この新しい計画です。一番最初の提案どおりだったらどれぐらい掛かるのかなと、私なりに試算してみました。今回の議会説明の中で、駅前広場と環状七号線の改修工事合わせると2億4,600万円、エスカレーターが2基、この間の西新井駅で、仮設のエスカレーターが付きました、あれ2層になっていて折れているので、2本エスカレーター造って、あの金額が約1億8,000万円でした。それとここに造るエレベーターがどれぐらいするのかなと調べたところ、大体約1億円ぐらいで、歩道橋部分、私いろいろネットで調べたら歩道橋を造るのに大体1億円から5,000万円ぐらいの間と、何かあべのハルカスのすぐそばに建ってる非常にモニュメント的なペデストリアンデッキみたいなデッキがあるのですが、その工事費が約1億円だったそうです。それを計算すると、私なりの試算だと約6億5,000万円ぐらい、この最初の案でいけば、で済むという試算になりました。実際に、この計画が変わって大きなペデストリアンデッキの話を区民の方にお話しすると、ほとんどが、やはり税金の使い方として、今コロナ禍の中で、そんなところにそんなお金掛かるのはどうなのと、私、北綾瀬の駅前なので、地盤なので、それは便利になればいいかもしれないけれども、施策の優先度が問われるときに、どうなのかなということはやっぱり思うんです。先ほどお話聞いたら、入札不調でまだ業者が決まっていないということを聞きました。将来禍根を残さないために、やはり今からでも立ち止まって、最初の計画、最初こっちですね、こっちの計画に戻すべきじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。
◎工藤 副区長 まず、誤解のないように1点お話しますと、始発から終電については、区の負担なしに事業者側が運営していただけるということで進んでおります。ただ、状況を見て24時間本当に必要なのかどうか、それはオープンしてから検討させていただきます。
それと、ペデストリアンデッキの必要性ですけれども、私ども3回地元説明会を開催しました。その中で、具体的にこのペデストリアンデッキについては反対という意見は私どもは聞いておりません。このプランについては受け入れられているものだというふうに思います。それと、はたの委員の方がネットで調べてということもありましたけれども、きちっと積算するとその金額がどうなのかというのはちょっとどうなのかと思います。
◆はたの昭彦 委員 私も20年以上、建設現場で働いていましたので大体の金額の相場って分かりますし、特にエレベーターとかエスカレーターというのは、市場の占有率を高めるときに非常に安く受注をする場合もありますので、それは一言言っておきたいと思います。
先ほど、工藤副区長の方から、説明会の中で反対する意見がなかったと言いました。交通政策協議会の中で大学の教授の方が言っていました。バス路線を引くに当たっても、ここに引きたいと思いますけれども、どうですかと聞いたら絶対反対するという人はいませんよと、そういう聞き方をするから賛成が多くなる。今、工藤副区長が言ったように、反対の人はいませんでした、反対の人はいませんでした。前回の総務委員会では求める人はいなかったというわけです。だから、やれば、先ほど言ったように、便利なわけですから、ないよりはあった方がいいわけです。それは何でもそうなんです。だけれども税金の使い方としてどうなのか。今後、施設の老朽化で投資的経費が増えていくという中で、本当にここのペデストリアンデッキ、これだけの大きなものが必要かというのは区民の皆さんの意見をちゃんと聞いて、一度立ち止まって考えるべきだと、そのことは指摘をして次に移りたいと思います。
今、非常に気候変動が進む中で、全国で水災害の激甚化、頻発化が起きています。気候変動の影響によって、21世紀末には全国平均で降雨量が1.1倍、洪水発生度が20世紀末に比べると2倍になるとの試算もあります。国は今、ダムや河川対策を中心とした治水対策を抜本的に見直して、上流から下流、本流、支流など流域全体を俯瞰して、そこに関係するあらゆる機関が協働して、その中には住民とか企業も入るんですが、こういったことは協働して取り組む流域治水ということを考え、進めていますけれども、この流域治水という考え、とても大事だと思うんですがいかがでしょうか。
◎都市建設課長 今、国土交通省の方、各河川事務所もそういう各河川の流域という形で進めているというところでは、区の方もそれに沿ってやっていくべきだというふうには考えております。
◆はたの昭彦 委員 それだけ、河川の氾濫もそうなんですけれども、都市部での内水氾濫というのが非常に問題になっていて、私は、足立区なんかは年々その危険性が増えていると思います。
特に足立区は、下水が時間50mm降雨に対応しているんですけれども、千住地域などは特に合流式なので内水氾濫が非常に高い地域と言われています。排水能力を超える雨量が増える中、東京都が時間75mm対応の下水道整備を進めていますけれども、これは都心部の水害が起こりやすい場所が優先されているわけですけれども、やっぱり土地が低い、危険度が年々高まっているこの足立区でも、内水氾濫対策として、東京都に対して75mm対応の下水道整備を求めるべきじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。
◎事業調整担当課長 今現在、足立区内は、はたの委員おっしゃるとおり50mm対応でございます。また、千住地域につきましては、対策の重点区域に指定されておりますので、今、流出係数、こちらの方を50から80に引上げて隅田川河川等を整備して、関屋ポンプ所で排水するような計画で今事業を進めているというふうに聞いています。
◆はたの昭彦 委員 そういう中で、いろんなところでの協力が必要なんですが、足立区でも、流水対策ということでいろいろ取り組んでいるんですけれども、集合住宅条例や環境整備基準など対象となる事業所のうち、敷地面積が500u以上となる場合には、基準に基づいて雨水流出抑制を指導しているけれども、例えば、基準以上の雨水貯留槽を設備した場合とかは、インセンティブをつくるですとか、また雨水貯留浸透設備の設置を今後、地区計画に位置付けるというような方向性も一定必要かと思うんです。その点はいかがでしょうか。
◎都市建設課長 実際、下水道局等の水を飲めるというのも大分能力も向上しておりますので、その辺は、下水道局とか関係部署とも協議しながら少し検討させていただきたいなと思います。
◆はたの昭彦 委員 流域治水は、住民や企業、そして官民が一体となって取り組む事業です。杉並区では、戸建て住宅についても浸透ますの設置なんかを求めています。これは助成金などを付けてやっているんですが、今後、足立区でも、こういった浸透ますの設置などを義務付けるとか、そういう方向での流水対策が進めるべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○長澤こうすけ 委員長 時間です。次回の質疑のときに答弁もしていただければ。皆さん時間を守っていただいていますので公平に議会運営をしたいと思います。