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●決算特別委員会−西の原えみ子議員(2022年10月11日)
◆西の原えみ子 委員 共産党の西の原えみ子です。どうぞよろしくお願いいたします。
私はまず初めに、国民健康保険料について質問いたします。
令和3年、国民健康保険料は1人当たり幾らになって、幾ら値上げになったのでしょうか。
◎国民健康保険課長 令和3年度足立区の保険料でございますけれども、令和2年度から比べまして、基礎分と支援分でございます、128円増えて、111万5,824円でございます。
◆西の原えみ子 委員 令和3年度かなり抑えられているということはあるんですけれども、やはり下位部分、負担のない低所得者世帯というのは確かに減ってはいるんですけれども、40歳から64歳までの年収300万円以上の子育て世代は軒並み上がっていると思います。
そして今回値上げされた国民健康保険料の通知が届いたことに対して、電話による問合せは何件来ていて、来庁者などは何人いらっしゃったでしょうか。
◎国民健康保険課長 令和3年度の国民健康保険料の決定通知ですが、6月16日に送付させていただいておりますので、翌17日から30日までの数字ということにはなりますけれども、お電話をいただいたのが6,642件、来庁された方が2,865件という形でございます。
◆西の原えみ子 委員 相変わらず1万人に上るような形でそういう問合せが来ているというところでは、大変だなと思うんですけれども、その問合せの内容はどのようなものですか。
◎国民健康保険課長 やはり決定通知をお送りいたしますと、国民健康保険料が増えている方などは、どうして今回増えているでしょうかというお問合せでしたりとか、それに伴いまして、納付方法の御相談であったりですとか、減免について御相談をされる方がいらっしゃいます。
◆西の原えみ子 委員 やはりコロナ禍の中で大変な生活しているという中では、区民にとって値上げされた国民健康保険料というのは大きな負担増になっているということの現れだと思います。
足立の国民健康保険令和4年度版には、令和3年度の国民健康保険の加入状況が前年度より世帯数で3,269世帯、被保険者数で6,750人減少していると。
一方、医療費は、令和2年新型コロナウイルス感染症の影響に伴う受診控えの反動を受けて、令和3年度の受診件数が増加しているという結果が出ております。
国民健康保険料が毎年上がる理由は主に区が国民健康保険料に対して、一般会計からの法定外繰入れ割合を削っていることということも挙げられるんですが、この制度を見直して法定外繰入れを増やせば保険料は抑えられます。コロナ禍の影響によって生活が苦しく深刻になっていることは減免申請が6,000件以上あったことからも伺えます。毎年値上げするこの国民健康保険料に区民は苦しんでおります。是非、区民の負担軽減を行う姿勢を求めまして、次の質問に移ります。
次に、高齢者実態調査についてお伺いします。
練馬区は認知症対策3本柱の一つに補聴器購入補助制度を位置付けました。そのことによって、介護保険事業改定に先立つ高齢者生活実態調査で詳細な聞こえの調査を行いました。
我が党は令和4年第1回定例会の文書質問でも、補聴器購入費助成制度を認知症対策として位置付けて高齢者実態調査を行うべきであることを、介護保険事業の策定に向けて、高齢者実態調査に練馬区のような聞こえの問題が入っていないからこそ入れるべきだと繰り返し求めてまいりました。
この調査では、厚生労働省の調査票がベースになっておりますけれども、自治体独自の設問を加えることができるからこそ、練馬区も聞こえの調査を詳細に載せました。
足立区も練馬区のように、項目に、一つは聞こえの状態、二つ目には補聴器使用の状況、三つ目には補聴器を持っていない理由などを調査票に入れてやるべきではないでしょうか。
◎介護保険課長 高齢者実態調査につきましては、現在、調査項目、西の原委員おっしゃられた内容につきましても含めて現在検討しているところでございます。
ただ、聞こえの内容については、医学的な根拠など調査項目としてふさわしいかどうかについても今検討しているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 検討しているということでは分かっているんですけれども、もうすぐ実施になると思うんです。まだ検討中ということなんでしょうか。
我が党の代表質問でも、次期高齢者保健福祉計画第9期介護保険事業の策定に当たっては、高齢者実態調査の項目に、いろいろ設問しましたけれども、聞こえの調査を是非追加として入れてほしいと、検討していると。そういう中で、いつその検討結果が出て、いつ調査が始まり、また、いつまで調査をするということになっているんですか。
◎介護保険課長 まず、この実態調査につきましては、11月から12月にかけての調査というものを予定してございます。今現在、西の原委員おっしゃられたような内容につきましても、委託事業者とともに検討しているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 区は調査の前に検討内容を決めて、区独自の調査表を作って、そして調査を行うと思うんですけれども、まだ確定していないという中で、11月、もう10月です、間に合うんですか。
◎介護保険課長 調査項目に関しましては、ほぼ最終的な段階を迎えているというふうに認識してございまして、ただ、西の原委員おっしゃられたような、聞こえの内容ですとか、そういった医学的な根拠なども含めて、本当に調査が必要なのかどうかというところを最終的に今確認しているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 医学的なと言いますけれども、私、実は高齢者の実態調査のうち、先行して訪問による対面調査が既に始まっているとお聞きしたので、厚生労働省から示された調査表を基にやっていると、そういうことをお聞きしたので、私もそれを取り寄せました。そしてこれを見ました。しかし、ここには聞こえの項目一切入っておりません。それで聞こえの調査はしていないんだというのは分かったんです。検討しているということを言っておきながら、実際は旧態依然のままで、そして厚生労働省の調査表で調査しているということ自体が、検討しているという内容に入っていないということと、先ほど、その医学的な、そういうことがどうかと言われていましたけれども、今、認知症の専門家から成るランセット国際研究所の研究調査によると、やっぱり認知症になるリスクとして、中高年の高血圧や晩年の鬱病などの危険因子がありますけれども、そのリスクが最も高いのが中年以降の難聴だということが言われているんです。それをまだ待ってということで検討しているということで、一切聞こうとしない、調査をしないという態度はどういうことなんでしょうか。もっと真面目に真剣にその調査をやるという姿勢はないんですか。
◎介護保険課長 まず、先ほど西の原委員がおっしゃられていた先行した調査というものは在宅介護の実態調査というものでございまして、これは認定調査員による聞き取り調査でございます。これは国が示した調査項目に準じて先行して実施したものでございまして、今後実施するものについては、国の示した調査項目、それから区が独自に調査するものとして今、現段階で検討しているものでございます。
そういった中で、西の原委員おっしゃられたような内容についても、今最終的な状況として検討しているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 なぜ我が党というか、私がこの聞こえの調査にこだわっているのかといえば、高齢化社会が進む中では、本当に65歳以上で45%、80歳以上で80%の方が難聴になるという中で、本当に認知症になるリスクが高い、そういう中で指摘されている中、コミュケーション障がいをなくす、聞こえのバリアフリーへの取組を早急に進めることが認知症予防になるからなんです。調査を行うことによって、必要な対策が出てくる、だからこそ重要だと言っているんです。
練馬区はこの調査をしたことによって、何で補聴器しないんですかと言ったら、高いです、うっとうしいですというような答えがいっぱい出た中で、だからこそ区の補助が実現をしているんです。そういうことが調査をしてくる中で出てくる、やっぱり曖昧にしないで、本当に真剣に認知症対策として聞こえの調査をやってほしいんです。このことについてはいかがですか。
◎高齢者施策推進室長 高齢者の難聴につきましては、西の原委員おっしゃるとおり、既に日本耳鼻咽喉学会ですか、こちらの方で認知症の危険因子として高いものであるということが認められております。したがいまして、医学的にもう立証されているということは言えるかなというふうに思います。
それはそれで、足立区として高齢者の補聴器につきましては、これから拡充の検討をしていくという段階になっておりますので、調査する、しない、これはまた、今回あえて調査する必要はあるのかどうかということも含めて今、最終的に検討をしているというところでございます。
◎区長 今、高齢者施策推進室長が申し上げたとおり、補聴器については、対象者について各会派から御意見いただいている中で、新年度に向けて検討しております。
ただ、今、高齢者施策推進室長が言いましたのは、新しい制度になっても、やはり需要がどういうところにあるのかというような実態は把握しながら、制度をブラッシュアップしていくということは重要だと思いますので、どのような中身を入れるかどうかは検討させてはいただきますけれども、調査の中に入れないという今の答弁は、区として少し足りない部分がございますので、今何を入れるかというところは申し上げられませんけれども、実はまだ私のところに調査表はございますので、早速中身については詳細を詰めたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 本当によかったと思います。是非検討も重ねながら、認知症対策、力を入れていっていただきたいと思います。
次に、障がい者施策について質問をいたします。
視覚障がい者が自立した社会生活を送って、単独で外出が容易で安全に行えるよう、点字ブロック、音響信号、エスコートゾーンの整備の要望が何か所か長年出され続けています。でも整備はされておりません。
我が党がとりわけ障がい者の方々からの要望の強い地域、優先してやっていただけないか、付けていただけないかと求めたところ、区のバリアフリー推進計画では、まちづくりの方向性が示されるまでは策定しないという姿勢を崩していません。でもこれは合理的配慮に欠けます。
例えば竹ノ塚駅、西新井駅、北千住駅などの主要鉄道駅やバス停から福祉事務所まで行く場所、そういう所には是非点字ブロックとか音響信号、エスコートゾーンの整備など改善をしていただきたいと思っているんです。しかし、バリアフリー地区計画がないことを理由に拒否をしております。障がいを持つ方をはじめ、高齢者や妊産婦が自立した社会生活を送るためには、単独での外出が安全に行えるよう整備は待ったなしの課題です。定まるまで待つのではなく、まず、障がい者の要望が強い地区を優先させながらやっていく、踏み出してほしいと思っています。せめて全体無理というのであれば、中長期計画を立てて、要望の出ている場所、一つずつでも進めていくべきではありませんか。
◎都市建設課長 まず、バリアフリー地区別計画、優先順位を決めさせていただいておりますので、それを作成したところを優先的に整備をしたいと、まず、そういう順番でやっていきたいというふうに認識しております。
◆西の原えみ子 委員 だから要望強くて、困っているというところでは、本当に一つずつ、それこそ計画を待つのではないという姿勢を見せていただきたいと思うんですけれども。
次に、聴覚障がい者の意思疎通支援事業について、より一層の推進なんですが、今電話代行サービスをやっておりますけれども、区役所と障がい福祉センターあしすとで行っているこの代行サービス、区役所は月、木の午前2回のみ、あしすとは水曜日の午後1回に限られています。曜日や代行時間を増やすべきで、特にあしすとは週1回では利便性が低いんですけれども、利用者の要望も聞いて、せめて水曜日の午前も実施すべきではないでしょうか。
◎障がい福祉課長 今、西の原委員から御発言いただいた件なんですけれども、今年度から本庁舎については月曜日を増やしているところでございました。我々、情報支援についてはとても大事だと思っておりますので、あしすとの状況を鑑みながら検討していきたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 あと、区はファクスの時代は終わったと言いますけれども、電話連絡できない聾者にとっては、ファクスは常に必要な連絡手段であることを理解して、足立ファクシミリ等助成事業の来年度以降の継続と助成を継続すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎障がい福祉課長 今、西の原委員からいただきましたファクシミリ助成の件なんですが、情報の手段としてファクスも重要だと思っておりますので、継続していく方針でございます。
◆西の原えみ子 委員 よろしくお願いいたします。
次に、旧本木東小学校の跡地活用利用についてお尋ねいたします。
区は、旧本木東小学校跡地は避難所を有する特別養護老人ホームとする、併せて公園代替地とすると跡地活用の方針を発表いたしました。そして、特養の募集要件に広さ400uの一般の地域住民が避難できる場所を入れることを決めました。
2019年台風19号発生時に避難勧告が出され、多くの方々は避難をしましたが、旧本木東小学校周辺の方々は、避難所に指定されていた旧本木東小は開設されておらず、本木小学校や関原小学校へ行っても満杯で入ることができなかった、近くで避難できる場所が欲しいということが切実な願いとなった中で、区民の方々から運動と、町会をはじめとする方々の区への要請などが行われ、そして旧本木東小学校跡地に特別養護老人ホームができ、そこで一般の人も避難できる第一次避難所としての活用が、400uができるということが本当に大きな喜びであって、期待も大きくなっております。そこで幾つか質問いたします。
8月27日に行われた旧本木東小学校跡地活用説明会では、様々な意見、要望が出されました。区が予算を出して、住民が避難できる場所を400uつくること、これが募集要項に入りますが、今コロナ禍で特別養護老人ホーム側も感染症対策には気を使っております。第一次避難所になるスペースには特別養護老人ホームの入り口とは別に、直接行けるような動線、こういうことも是非考えていただきたいと思いますが、いかがですか。
◎介護保険課長 今回の特別養護老人ホーム整備の公募につきましては、入所者と避難者との動線を配慮するように事業者には具体的な提案を求めております。ですので、今後、外階段を付けるなどの提案があるかと思ってございます。
◆西の原えみ子 委員 もちろん、通常時も400uの場所というのは特別養護老人ホームで活用もされると思うんですけれども、できるだけ通常時にも地域に開放されて地域住民が活用できる、そういう場にするということもお願いしたいと思いますが、いかがですか。
◎介護保険課長 こちらにつきましても、地域の人々とどのような交流を行っていくか、西の原委員おっしゃられた地域にどう開放していくのかということも含めまして、事業者から地域交流スペースの活用方法等について具体的な提案を求めておりますので、こちらについても今後審議をしていく予定でございます。
◆西の原えみ子 委員 是非住民の方たちの声をしっかり聞いていただきたいと思います。
そして、この中でも、板橋区の複合施設といって、総合ケアセンター若葉ゆめの園というのが平成17年に閉校になってしまった、そしてまた、旧板橋区立青葉小の跡地に建設されて平成28年に開設をしました。ここは総合施設なので、デイサービスだとか、ショートステイ、特別養護老人ホーム、訪問介護事業、障がい者生活事業、また、小規模保育所の保育事業をやっていて、そして小学校跡地ということで、災害の問題についても特定一次避難所、福祉避難所としても役割を担っている。そして周りはお散歩コースがあって、一般の人たちに多目的ホールを開放、会議室、カラオケ室、遊戯室も開放している、本当にすばらしい施設だと思います。こういう所も是非見学もして、参考にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 西の原委員おっしゃられた施設なども含めまして、ほかの施設も参考にしてまいりたいと考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 ありがとうございました。