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●討論-はたの昭彦議員(2023年3月23日)
◎はたの昭彦 議員 ただいま議題となりました4受理番号16 都立高校入試にスピーキングテストの点数を加えることを中止し、次年度以降のスピーキングテストの中止を求める意見書を東京都に提出することを求める陳情について、日本共産党足立区議団を代表して、委員会での不採択に反対し、採択を求め、討論を行います。
当初、東京都教育委員会は、英語スピーキングテストは、学習指導要領の英語における書く、聞く、読む、話すの4技能のうち、話すことを評価し、授業改善に役立つよう、アチーブメントテストとして行うとしていました。
英語ができることはそれ自体、異文化との交流や海外の人とのコミュニケーションがスムーズになり、行動の幅も広がり、豊かな人間関係をつくるきっかけになりますが、本来英語力は、人と人がコミュニケーションを取りながら行い、間違いがあっても、何回も繰り返し話すことで身につけていくもので、都立高校入試に活用することが、英語力をつけることになるものではありません。
また、文部科学省は2025年に、大学入学共通テストへのスピーキングテスト導入を計画していましたが、質の高い採点者の確保や正確な採点の担保などの実施上の課題が生じるとして、導入を見送りました。
高校入試でも同様の課題があり、プレテストでも隣の音声が入るトラブルが発生するなど、何一つ解決していなかったため、教育の専門家から、入試への活用に当初から懸念が指摘されていました。実際、試験後に、ESAT-Jの入試活用中止を求める都議会議員連盟と都民団体が行ったアンケート調査には、イヤーマフを着けても、前後左右の人の声が聞こえた、隣室で待機する後半組に前半組の解答が聞こえた、前半組と後半組がトイレで会うことができたなど公平・公正に実施されなかったことを示す事例が、受験者や保護者から多数寄せられました。さらに、全員分の音声データを聞き直した結果、8人の解答者の音声の一部が正しく録音されず、無回答と認識され、誤って低く採点されていたことも明らかになりました。
また、不受検者には、他人の点数がつけられることについて、足立区教育委員会は、わが党の代表質問に、過去に例がないことを認め、全国でも東京都の中学3年生だけが、このような理不尽な入試制度に翻弄されています。
子どもたちの一生にかかわる入試であるとの立場に立ち、23区で唯一、東京都教育委員会に、区の教育長が面会し、実施主体として責任をもって、子どもたちや保護者等の不安解消に努めるよう申し入れを行いました。
陳情を審議した文教委員会で、採決に当たっての意見表明で、自民党委員は当然改善点があるということは、認識している。公明党委員は、検証を踏まえて改善点を次回にしっかり生かしていただきたいと発言しました。だとしたら、区議会として東京都に意見を上げるべきではないでしょうか。子どもたちにとって、一生を左右する重大な転機となる高校入試に改善が必要な試験をこのまま続けてしまって良いのでしょうか。
議員各位の賢明なる判断を求め討論といたします。