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●調査報告−西の原えみ子議員(2023年3月23日)
◎西の原えみ子 議員 ただいま議題となりました、エリアデザイン調査特別委員会の調査報告について、委員会を代表いたしまして、委員会における調査の経過並びに結果を、ご報告申し上げます。
本特別委員会は、令和元年6月7日に開会された第1回足立区議会臨時会において、「エリアデザインの推進等に関する調査研究について」を調査する目的で設置されました。
具体的には、「対象エリアでのまちづくりビジョンに関すること」「対象エリアでの区有地等の活用手法に関すること」「対象エリアでのシティセールスの方向性に関すること」「対象エリアでの事業推進(交通網の整備を除く)に関すること」の4項目について調査研究を進めてまいりました。
区は、今後の開発計画の実施が見込まれる千住、綾瀬・北綾瀬、六町、江北、花畑、竹の塚、西新井・梅島の7つのエリアについて、区有地の効率的かつ効果的な活用と、民間投資によるまちづくりを戦略的に誘導するため、調査及び方針の策定を進めています。7つのエリアのうち、千住、竹の塚を除く5つのエリアでは、エリアデザイン計画が策定され、各エリアにおいて、魅力的なまちづくりの推進に取り組んでいるところであります。
エリアデザインとは、まちの特徴・魅力や求めるべき将来像などを思い描き、区内外に広く発信することで、足立区のイメージアップや地域の活性化を図る新しいまちづくりの取り組みであります。趣を異にした街並みが広がる各エリアで、エリアデザインを推進するためには、各エリアの地元要望・意見等の把握を行うと共に、民間事業者による開発など、周辺環境の動向にも注視し、各エリアの強み、特徴を詳細に把握し、様々な手法を活用していく必要があります。本特別委員会ではこのような観点から調査研究を進めてまいりました。
千住エリアは、5つの大学誘致や西口の再開発等により、まちの魅力が向上しています。今後も区のシティプロモーションの中心として、更なる大学連携を進め、まちの魅力を発信し、区のイメージアップを図っていく必要があります。エリア内では、北千住駅東口周辺の再開発や千住大川端地区、千住大橋駅周辺等の大規模なマンション開発計画があります。今後、千住エリアの各地区の課題を整理し、エリアデザイン計画を策定することを要望いたします。
綾瀬・北綾瀬エリアについて、綾瀬ゾーンは、東口駅前整備に向け、令和3年10月、綾瀬駅前開発用地の一部を駅前交通広場用地として取得し、同年12月には、パブリックコメントの意見を踏まえ、綾瀬ゾーンエリアデザイン計画が策定されました。令和4年7月には、綾瀬小学校に地域開放型図書室、「わくわく にこにこ 図書の森」が開設され、子どもと保護者が本と触れ合える場所が実現しました。今後も継続して、図書室の周知・集客に努め、旧こども家庭支援センター等跡地計画については、前回の教訓を生かして住民要望を反映するとともに、西口高架下空間の整備にも取り組み、SDGs未来都市として持続可能なまちを実現するよう要望いたします。
また、北綾瀬ゾーンでは、令和2年12月に、駅北側改札口の供用が開始されましたが、駅周辺のにぎわいづくりや駐輪場及び駅前交通広場の整備などの課題が残っております。区は令和3年10月、北綾瀬駅周辺の事業実施に向けて、三井不動産株式会社と基本協定を締結し、駅前交通広場及びペデストリアンデッキ整備を進めています。今後、既存の商業との調和を図りながら、綾瀬・北綾瀬ゾーンの役割の違いを明確にし、各々が連携した回遊性のあるまちづくりを推進していくことを要望いたします。
六町エリアでは、令和3年11月、六町駅前 安全安心ステーション「ろくまる」が開設されました。現在は町会・自治会等の防犯活動に広く活用され、地域で親しまれております。今後は、六町駅前区有地へ駅前の核となるにぎわい施設と駐輪場を整備し、まちの強みを生かしたエリアデザインを推進していくことを要望いたします。
江北エリアでは、議会としても現地視察などを行い、整備内容や事業の進捗状況を注視してきた東京女子医科大学附属足立医療センターが、令和4年1月に開院しました。今後は、無電柱化等の周辺交通環境整備に加え、上沼田東公園や高野小学校跡地スポーツ施設の整備、すこやかプラザあだちの開設等が予定されています。引き続き、大学病院を核とした大規模用地の効果的な活用により、戦略的まちづくりの展開や周辺環境整備を着実に進めていくことを要望いたします。
花畑エリアでは、区内6つ目の大学となる文教大学東京あだちキャンパスが、令和3年4月に開設され、周辺地域に多くの学生が集い、新たなにぎわいが生まれています。令和4年3月には、人道橋「花瀬橋」が開通し、毛長公園を中心とした親水拠点も完成しました。今後も地域の更なるにぎわいの創出や、みどりや河川に囲まれた特徴を踏まえた魅力あるまちづくりを進めるとともに、各分野における積極的な大学連携や新規事業の実施を要望いたします。
竹の塚エリアでは、令和4年3月、鉄道全線が高架化され、踏切のない安全な竹の塚が実現しました。区は、UR団地のストック再生や駅前交通広場整備など、まちの動きが見えてきた段階で、エリアデザイン計画を策定することに変更し、令和4年12月には、足立区客引き行為等の防止に関する条例を制定するなど、体感治安の改善に優先的に取り組んでいます。今後も、地域の意見を広く聞きながら、UR都市機構や東武鉄道など関係機関と協議を密にし、竹ノ塚駅東西が一体となった安心・安全な魅力あるまちづくりの推進を要望いたします。
西新井・梅島エリアでは、引き続き、西新井駅西口駅前交通広場の整備と共に、地域住民の強い要望である東西の通行機能の向上等、東武鉄道などとの綿密な協議が必要であります。特に西新井駅西口駅ビル建て替えについては、東武鉄道から具体的な整備内容が示されていない状況が続いており、引き続き東武鉄道に対し強く交渉することが求められます。西新井公園の都市計画変更及び補助第255号線の整備については急ぐことなく、十分に地権者や住民の声を聞き、梅田八丁目複合施設の建設についても、地元住民の理解を得られるよう、丁寧な説明をしていくことを強く要望いたします。
エリアデザインによるまちづくりについては、地元要望の意見等をはじめ、区全体の視点に立ち、それぞれの特徴を踏まえて推進していくことが重要であります。そして、エリアデザインによって高められた「足立区」の魅力を区内外に積極的にPRし、区の更なるイメージアップを図っていくことを強く求めます。
最後に、本年は改選期に当たりますが、これまでの本特別委員会の調査経過や活動等を踏まえ、エリアデザインをより一層推進することにより、活力にあふれ、住民が住み続けられるまちづくりを進めていくことを要望いたしまして、本特別委員会の報告といたします。