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●決算特別委員会−横田ゆう議員(2023年10月10日)
◆横田ゆう 委員 日本共産党の横田ゆうです。20分間よろしくお願いいたします。
まず初めに、介護保険会計について伺います。
令和4年度介護保険会計特別会計の決算剰余金は幾らでしたでしょうか。
◎介護保険課長 令和4年度の繰越金につきましては、約26億円となってございます。
◆横田ゆう 委員 これを実績見合いで、国に5億6,600万円、都に3,000万円、支払基金に9,100万円、区の一般会計に7億7,000万円を繰り戻すことになったということです。
3年前、介護保険料改定のとき、我が党は値上げをしないように求めました。コロナ禍、東京23区では、8区が据置き、3区が値下げをしましたが、足立区は180円値上げし6,760円となり、23区で一番高い介護保険料を更に値上げしました。
この3年間の介護保険会計を見れば、第8期の介護保険料算定に当たっての人口推計は、令和2年度の人口推計に基づいて試算されており、令和5年で見ると、9,695人も多く見積もっていました。給付費、総事業費の伸び率も6%としていたために、計画値よりも実績値が大きく下回りました。令和3年度は35億円、伸び率3%、令和4年では63億円、伸び率2%、令和5年度はまだ途中経過ですが、65億円の多く見積もって、3年間で163億円の誤差があったということになりますでしょうか。
◎介護保険課長 現時点ではそのような結果と見込んでございます。
◆横田ゆう 委員 この見込み違いの算定によって、23区で一番高い介護保険料となりました。この第9期では、もっと人口推計計画値の精査をするべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 私どもも人口推計、当課でもきっちりと精査して推計してまいりたいと考えてございます。
◆横田ゆう 委員 9月の厚生委員会で、第9期介護保険事業計画中間報告案が提案されました。この中で、第9期の介護保険料について提案をされましたが、現在の6,760円を460円から最大780円値上げし、7,220円から最大7,520円の値上げをするという案です。現在でも物価高騰で苦しい生活を強いられている高齢者が、更に一層、介護保険料の値上げで生活が厳しくなると思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 高齢者の方々の区民の皆様、コロナ禍で、物価高騰など大変苦しい状況というのは認識してございます。
今後も、まず中間報告ということで示させていただいておりますので、こちらについては引き続き精査をしてまいりたいと考えてございます。
◆横田ゆう 委員 やはりここで値上げをするということは、区民の生活、高齢者の生活に追い打ちを掛けるようなものですから、是非よろしくお願いしたいと思います。
区民の生活は、物価高騰で大変厳しくなっていますが、毎年、日本共産党足立区議団で行っている区民アンケートでは、今年も2,000人近くの方の回答が寄せられました。暮らしについてでは、苦しくなったが8割、区政で力を入れてほしいことの第1位は経済対策、第2位は介護、高齢者施策となっています。介護保険料の来年度の改定について「値下げをするべきだ」が65%、「現状維持」が18%でした。83%の人が値上げには反対です。
少し自由記載欄のところを紹介したいと思います。
「保険料を払い続け、5月に胃がんの手術後、初めて介護申請をしたが、生活ができないからサービスは利用できない」、70代の女性の方です。30代の女性の方は「介護保険では同居家族がいると結局大半は家族がやることになり、使えるサービスも少ない。働きながら家事もして、平日の貴重な休みは役所回りか通院で終わる。かゆいところに手が届かない」とおっしゃっています。また、70代の男性は「本当に介護保険料は高い。それも有無を言わさず天引きされる、払ってもそれを使えるか心配。誰もがそう思っているのではないか」このような声が寄せられています。しっかりと受け止めるべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 このような御意見もしっかり受け止めながら、何ができるかしっかりと精査しながら考えていきたいと考えてございます。
◆横田ゆう 委員 よろしくお願いいたします。
現在の介護保険会計は、本来、高齢者福祉施策である認知症対策費や成年後見人事業までも介護保険会計に入れてあります。これらは高齢福祉対策ですから、一般会計に移すことで介護保険会計を小さくして介護保険料を安くすることは理論上できるんではないでしょうか。
◎介護保険課長 そういったことも考えられるかもしれませんが、ただ、この事業を一般会計に移すことは、国や都の約6割の負担金を活用することができませんので、また一般財源をより多く投入しなければならないので、そういったことは考えてございません。
◆横田ゆう 委員 このような、今言ったような姿勢ですから、決算剰余金が史上最大になるのではないでしょうか。
しかも、我が党が反対討論を行い毎年指摘してきたように、余らせたお金を一般会計に戻し、高齢者のために使うこともせず、高齢者施策を充実することもしない、結局何とかしようとする気持ちがない表れです。区財政ばかり気に掛けて、区民がどんなに苦しい生活をしてもお構いなしの冷たい区政ではないでしょうか。
◎福祉部長 横田委員御指摘の介護保険については、きちんと精査して結果を出したいと思います。結果といいますか結論を出したいと思いますけれども、ただ、高齢者施策につきましては、現在も配食サービスの検討ですとか、様々なことをこれまで大分改善というか要望を伺って改善してまいりましたので、決して高齢者施策をないがしろにとか、向上させていないということではないというふうに考えております。
◆横田ゆう 委員 それは分かっておりますけれども、まだまだ不十分だということを言っております。もっと対策を広げてほしいというふうに思います。
そして、今回の介護保険料の提案は、あくまでも中間報告と認識しています。これから各地で公聴会を開いたりパブリックコメントを募っていきますが、この声を生かしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 公聴会、パブリックコメントの意見もしっかりと受け止めながら、ただ、国の介護保険制度の見直し改定も同時に行われておりますので、そういったところも含めてきちんと考えてまいりたいと思っております。
◆横田ゆう 委員 我が党が代表質問で、国費の比率を上げることを求めたところ、特別区長会でも声を上げているという答弁がありました。
介護保険料というのは、国民健康保険料や後期高齢者保険料とは違い区独自で決められる保険料です。給付金を配るだけが経済対策ではなく、保険料を値上げしない、値下げすることも重要な施策であると思いませんか。
◎介護保険課長 保険料に関しましては、保険料といいますか介護保険制度につきましては、国や都や区、それぞれ決められた負担割合がございますので、しっかりとその負担割合に応じて制度を運用してまいりたいと考えてございます。
◆横田ゆう 委員 是非この物価高騰の非常事態には、介護保険料は値上げではなく値下げをしていただきたいというふうに思います。
それから生活困窮者に対する利用者軽減制度について伺います。
区内のこの制度を利用している方は何人で、登録事業者は何事業所ありますでしょうか。
◎介護保険課長 東京都の生計困難者の利用料の軽減のことかと思いますが、まず区内では約320近くの事業所が登録してございます。
◆横田ゆう 委員 何人の方が利用されていますでしょうか。
◎介護保険課長 失礼いたしました。
大体約150名ほどの方が利用料の軽減を受けてございます。
◆横田ゆう 委員 今、物価高騰が続いて利用料の1割負担が大変厳しくなってきている利用者が増えています。食費を優先して適切な介護サービスを削っては、著しい機能低下もあります。現在行っている生活困窮者等に対する利用者負担軽減制度に、区独自の上乗せと実施事業者を拡充することを行ってほしいと思いますが、いかがでしょうか。
◎介護保険課長 現在区の方でも、利用料の負担軽減、今検討しておりますので、内容についてはこれからお示しさせていただきたいと思っております。
◆横田ゆう 委員 23区では10区が上乗せをしています。
例えば世田谷区では、A制度B制度として、国や区の上乗せ軽減制度、そして、C制度としては、区内の全事業者が対象になるように5%軽減する制度を行っています。少ない年金で頑張っている低所得者に軽減制度を利用して、必要な介護サービスを受けていただき、元気に過ごしていただきたいというふうに思っております。是非御検討お願いいたします。
次に、コミュニティバス、はるかぜ3号について伺います。
9月29日、舎人地区5町会の町会長、自治会長、そして、伊興3町会の自治会長の皆さんと私を含め地元の議員が地域住民を代表して、はるかぜ3号の存続の要請、区長に申入れを行いました。その内容は、はるかぜ3号の存続をしてください。2番目には、乗客増加に向けた周知をしてください。3番目は、委託事業化や新たな財出創出による赤字補填を行い、幅広い方法の検討をしてくださいというものでした。
この要請を重く受け止め、実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎区長 実際に、その要請の前に事業者ともお話を伺いました。そうしますと、今いただいた要請の中で、赤字補填を仮にしても継続は困難、また、委託にしても困難ということで、本当にここについては、今のお話しになった路線を営業している企業の継続というのは、私ども正直申し上げて、かなり難しいという実感、肌感を受けました。
今区内の他の事業所にもヒアリングしておりますので、今ここで何というような対策は申し上げることはできませんけれども、何か区としても御要望にお応えできることがあるのかないのか、今、水面下で探っているところでございます。
◆横田ゆう 委員 是非よろしくお願いしたいと思います。
このはるかぜ3号というのは、地域の住民の方にとっては大変重要な路線になります。都営住宅にお住まいの方が、ギャラクシティにあるJKKに手続に行ったりとか、西新井大師にお参りに行く方、そして伊興住区センターに行く方など高齢者の足となっています。今、区長がおっしゃられたように、国際興業バスは大変厳しいというお話もいただきました。
区内には、日立交通、新日本交通、朝日自動車、東武鉄道など、複数のコミュニティバスの運営会社がありますが、働きかけをしていただいて運行してくれる事業者を探していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 先ほど区長、御答弁申し上げましたが、各事業者にできる、できないか、その可能性については探ってまいりますが、繰り返しになりますが、なかなかバス事業者を取り巻く状況、非常に厳しい状況でございます。それにつきまして深く検証していきたいと考えております。
◆横田ゆう 委員 やはりバス会社は、本当にコロナ禍で会社自体の体力もなくなり、大変厳しい運営を強いられていると思います。代わりの運行会社が厳しいという場合も出てくると思いますが、こういった場合は、運行上の赤字補填をしてでも、はるかぜ3号を何とか存続してほしいと思いますが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 こちらも繰り返しになります。事業者のヒアリングでは、逆にこういう御意見いただきました。他の区内では、西新井から赤羽方面、また、舎人から川口方面行くバス、これは何とか維持したいというような切実なお話を聞いております。その中でなかなかはるかぜ3号の存続というのは、正直難しい状況にあるかと考えてございます。
◆横田ゆう 委員 その国際興業バスは、もう絶対に無理だということはお聞きしています。ほかの事業所が請け負うに当たっても、本当に車両購入補助だけではなく、運行補助もするという意思を持ってヒアリング等を進めていただいてほしいということですが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 こちら委託運行、他の自治体でも行っていることがありますが、ネックになりますのは1事業者に、今回運行補助となりますと、ほかの路線に与える影響も大きいかと思います。
また、シルバーパスが使えなくなるという問題もありますので、その辺も踏まえて、どういった形が一番いいのかということは事業者ヒアリングを投じて、どれが最適かを考えていきたいと考えております。
◆横田ゆう 委員 やはり今本当に深刻な運転士不足の問題があると思うんです。賃金が安くて集まらない。そして民間で育成した運転士が一人前になると、都バスの方に条件がいいということで移ってしまうという、そういったもう危機的な状況でもあると思うんですね。是非そういったことも含めて検討していただきたい。
こういう厳しい情勢のところですから、はるかぜ3号を存続するためには、バスの購入補助、バスを購入することから、運転士を直接雇用する直営のバスの検討も必要だというふうに思っていますが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 今の横田委員の御趣旨でありますと、区で自前で運転士を雇用して車両も持って、いわゆるバス会社をつくるという形になろうかと思います。これが、結果的に委託運行と基本的な形は変わらないというふうに思っております。
その中で繰り返しになりますが、やはりどういった形が一番いいのか、お金だけの問題ではないという問題もはらんでおりますので、これについては先ほど来申し上げていますとおり、事業者のヒアリングの中で、どういった答えがあるのか、少し深掘りしていきたいと考えております。
◆横田ゆう 委員 是非、今言った深掘りをしていただきたいというふうに思うんですね。
例えば台東区や練馬区でコミュニティバスをしていますが、その仕組みがあります。
台東区では、めぐりんという区内を走るバスがありまして、ぐるーりめぐりんを基本として、北めぐりん、南めぐりん、東西めぐりんを走らせ、誰でも100円で乗れ、乗り継ぎは乗り継ぎ券をもらって、次のバスに乗車すればまた無料で乗れるという仕組みなどもあります。ですから、足立区でどういった地域性を生かして、ふさわしい形をつくっていただく、そこにやっぱり予算も付けていく、そういったことを求めております。
それで、やはり公共交通を守るということは、地方自治体の役割です。地域住民の願いであるはるかぜ3号の存続を、是非お願いしたいと思います。
そして次に、古千谷本町四丁目8番地の危ない交差点について伺います。
この交差点は、古千谷小学校の通学路になっています。2年前、子どもの安全な通学路を守る会が発足し、信号設置を求める地域住民の署名223筆を竹の塚警察署に提出し、教育長にも要請し、私も同行いたしました。
区では、路上ペイントや標識の改善などをしていただきましたが、今年に入ってから再度警察に要請、学校長にも要請を行いましたが、やはり警察では構造上、信号機を設置は難しいということになりました。
以前は、地域の高齢者がいつも交差点に立ち、子どもたちの誘導をしてくれましたが、その方も亡くなり、現在は用務主事の方が立って対応されています。交差点が付かないならば、せめてシルバー人材センターの見守りを付けてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
◎学務課長 登下校通学路の見守りですけれども、こちらにつきましては、各学校から学務課に要望を上げていただいて、それで可否を判断して付けるというような手順になっておりますので、まず学校の方で必要かどうかというところを検討いただいてという流れになるかと思います。
◆横田ゆう 委員 次回に繰り越します。終わります。