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●決算特別委員会−ぬかが和子議員(2023年10月10日)
◆ぬかが和子 委員 私もまず最初に、西新井駅東口について質問したいと思います。
7年前に代表質問で、タクシープールの設置など、もうタクシープールもない、バス停も、もうばらばらだということで求めたときに、当時の答弁というのは、可能性を探っていく、これ佐々木市街地整備室長当時の、という答弁だったんですね。せめて、もう本当にタクシー乗り場だけでも何とかしてほしいというのは常々申し上げていたんですけれども、今回の本会議では、できることを検討するというお話、答弁があったんですけれども、具体的にはどういうことでしょうか。
◎中部地区まちづくり担当課長 西新井駅東口につきましては、車が混雑していることは認識しております。
今回階段を下りてきた正面の場所のスペースを利用して工夫ができないか、検討を始めたところでございます。
◆ぬかが和子 委員 もうちょっと具体的に、タクシー乗り場せめてほしいと言っているんですけれども、それについて検討したということでよろしいんでしょうか。
◎工藤 副区長 実は先日、現地を調査してまいりました。先ほど、くぼた委員の方からも質問ありましたけれども、短期にできる対策として、マクドナルドのところに少し切り込みを入れてできないかどうかということを検討していきたいと思っています。
◆ぬかが和子 委員 是非もうそこから、できるところからだけでも、私も常時、駅を東口使っていますので、お願いしたいというふうに思います。
次に移ります。
地球沸騰化と言われる温暖化の中で、世界各地で異常な豪雨、台風、猛暑、大規模火災、海面上昇が起きて気候危機が進行する中で、百年に一度といわれる豪雨が各地で起きて、足立区でも、台風2号のときには初めて線状降水帯が発生しました。中川、綾瀬川の水位が急激に上昇したため、深夜に避難所開設しました。その原因として、三郷ポンプ場のポンプに不具合があったと。排水量が毎秒200立方メートルのはずが80立方メートルにと、その不具合の原因が何とごみが目詰まりしていたというのを聞いて驚いたんですね。
続いて、台風後に点検をしたところ、綾瀬ポンプ場ではボルトが落ちていて動かないことが分かったということで、日常的に点検していないのかと。そういう体制がなかったのかと、本当にそういう思いを強くしました。
幾ら堤防をかさ上げしたり様々な努力したって、治水の要であるポンプ場が機能しないんでは話にならないんじゃないかというふうに思うんですね。その点についてどうお考えなのかというのを聞きたいのと、それから、私たちも国土交通省に聞きましたところ、どちらのポンプ場も築50年は優に過ぎているということも分かりまして、やはり更新も、私たち議会サイドも、それぞれ各会派の方々も、働き掛けもしていただきたいと思っているんですが、私たちも働きかけをしていきたいと思っていますが、足立区としても川に囲まれている中で、関係機関にポンプ場の更新も当然働き掛けるべきだろうというふうに思っているんですが、どうでしょうか。
◎区長 国の方からも、各河川の事務所からも積極的に自治体からも声を上げて応援してほしいというふうに言われておりますので、そちらについては、また議会にも御相談しながら要望を上げていきたいと考えております。
前段の設備の点検ですけれども、私どもも、今回不具合があったところは、点検対象となっていなかったということを聞きました。点検の対象を広げていただけるような形で、これも要望してございます。
◆ぬかが和子 委員 本当に治水の要だなというふうに思っているんですね。治水というのは、よく自民党の今いない議員もおっしゃっていましたけれども、古くから政の根幹でもあり、内水氾濫対策とか流域治水の観点からも非常に重要なわけですよね。
そういう中で、足立区では、管理している配水場が11か所あると聞きました。葛西用水から綾瀬川に流す第六天配水場や栗原谷中のアンダーパス、北千住の自由通路もこれに当たると。正に豪雨のときに真っ先に職員が駆けつけている姿も見ているんですけれども、こういうところも十分に対処していただきたいというふうに思っていますが、どうでしょうか。
◎安全設備課長 11か所のポンプ場につきましては、毎日点検に業者が回っておりまして、また職員も定期的に回ったり、非常通報等装置の点検を実施しているとこでございます。
◆ぬかが和子 委員 毎日点検しているというのはすごいな。
国土交通省に聞いたら、結局ポンプ場の点検は、月点検が年に8回なんですよ。それ以上はあと年点検しかやっていない。本当にそういう点では、やっぱり身近な自治体の方が頑張ってくださっているかなという気はしているんですけれども、全体で本当に強めなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。
次に、区内の公共施設などに掲示している、浸水深表示の前提はハザードマップですが、このハザードマップの浸水想定というのは、荒川などの河川を右岸と左岸で250mごとに1か所破堤した場合、いわゆる決壊した場合に、それごとの浸水想定域を全部重ね合わせて、全体の浸水区域を表示したもので、どこか1か所破堤したとしても、あんなふうに全域が表示されているように浸水するものではないと考えますが、どうでしょうか。
◎都市建設課長 ぬかが委員おっしゃるとおり、最大値を全部重ねて合わせた中での標識になっているということで認識しております。
◆ぬかが和子 委員 1か所破堤したら、表示された浸水深に水が押し寄せるという誤解が生じかねない表示だなと私は思っているんですね、あの表示というのは。しかも、千年に一度の水害の被害想定ということですけれども、百年に一度の規模の降雨で、満潮時の最悪の想定であれつくっているというのを伺いました。1000年分のデータというのは当たり前ですけれども、国にはないわけですね。それを掛け合わせてあの数字になっているという点では、非常にどうなのかと、いわゆる想定、本当に最悪の最悪の想定を重ねた想定だということも、正しく周知しなきゃいけないなというふうに思っているんですね。そういう点では、この浸水深表示を全否定するつもりはないんですけれども、やはりそれよりも大事なのは、どこが決壊する可能性があるかということを、区民の方も正しくつかむことだというふうに思います。
国は、水防重要箇所として具体的に指定をしております。この水防重要箇所というのは、国がこういう設定しているんだと思うんですけれども、洪水のときに川の水が堤防越えてあふれ出したり、洪水によって堤防が壊れたりする危険が予想される場所、重要度によってAランクBランクに分かれて、Aランクが最も重要性、危険性が高い場所という共通標準を持って表示しているものだと思いますが、どうでしょうか。
◎事業調整担当課長 ぬかが委員御発言のとおりです。
◆ぬかが和子 委員 令和4年度に、この周知が必要だということを代表質問で我が党の議員が求めますと、足立区のホームページやハザードマップ内で、このリンクを掲載しているという答弁だったんですね。
しかし、これが非常に解読が困難なものなんですよ。私も一生懸命、随分時間掛けて読み解いてきたのが、これなんですけれども、ちなみに荒川の流域では、区内で最も危険性があると言われていた京成本線の荒川架橋と、西新井橋の北千住側、これはどちらも橋梁の高さが警戒水位を下回っているということですけれども、これはAランクでしょうか、Bランクでしょうか、荒川は。
◎事業調整担当課長 すみません。今、手元の資料確認しますので、少しお時間ください。
◆ぬかが和子 委員 いいですよ。だから事前に、この辺よく見ておいてと言ったんだから。それぐらいは答えられるようにしてほしかったんですけれども。
ちなみに、荒川は両方ともBランクなんですよ、今言った場所は。一方で、綾瀬川と中川流域は、Aランクの箇所が16か所、足立区内であるんですね。いずれも理由としては、越水の可能性がある。これ荒川の方も同じなんですけれども、ちなみにBランクは38か所あるんですよ、綾瀬川と中川で。
例えばこれ、これは中川の方なんですけれども、中川は、このAランクは、自分でマジックで太くして見えないと思うんですけれども、要は、六木の水門の付近が2か所で、それぞれ15mと92mにわたって越水の可能性があるというふうになっているんです。それから、飯塚橋付近、大谷田一丁目ですけれども、ここは12m、113m、6m、3か所越水の可能性がある場所ということで、国が指定しているんですね。
それから、綾瀬川見ると、綾瀬川はほとんどが花畑八丁目、それから匠橋付近なんですよ。もうそのとおりという感じがするんですけれども。ちなみに、花畑八丁目のところではもう8か所ぐらい、花畑八丁目だけでそういうAランクの箇所があって、場所によっては250mとか86mとか、そういうふうに越水の可能性があるところが指定されているんです。これ表と照らし合わせないとここまで分からないんですよ。
あと匠橋付近は、これは18mと119m、南花畑三丁目側なんですけれども、こういうふうにAランクの危険性の場所があると。私は結局、浸水深で、具体的にどうしたらいいか分からない、浸水深の表示もういい、否定はしないけれども、どこから決壊の可能性があるのか、だからどういうふうに備えたらいいのかということで、こういう表示をきちんと、エビデンスに基づいた周知、表示を強めるべきじゃないかと思っているんですが、どうでしょうか。
◎事業調整担当課長 今、ぬかが委員がお示しいただいたのがホームページから見られる箇所図でございます。確かに見にくい状況ですので、各河川事務所と少し見やすい図面が公表できないのかというところを今調整中でございます。
◆ぬかが和子 委員 この表だけだと、実際にどこがどういう危険箇所かというのが分からないと。でも、これ見て私はなるほどと思ったのは、やはりだからこの避難所開設するのも、綾瀬川と中川流域ですよね。やっぱりそれなりの論拠があって、そういう状況になっているということでいうと、やっぱりこういうものをしっかり示していくと。ハザードマップでも、きちんとこういうものも、そんな難しい話じゃないですから載せるべきだというふうに思います。
私はある女性の言葉が忘れられないんですけれども、千住生まれで千住育ちで薬剤師になった女性なんですけれども、結婚するときに親もいるから区内に住もうと思っていたんだけれども、こんなに水害の危険がある怖いところには住めないと、新宿区に新居を構えたんですね、この方は。親は悲しんでいました。千年に一度の危険性のある、危険性の表示を貼る場所を増やしても、対処方法が明確じゃないから不安になるわけですよ。
やはり私、浸水深表示を増やしていくということが、逆に区がネガティブキャンペーンをしているという状況とも言われかねないような実態もあるんじゃないかというふうに思っているんですね。
例えば、この委員会で話題になっているシティプロモーション課の足立区に対するイメージ調査、この中で足立区の印象がよいか悪いかの設問の悪いの上位、確かに1位は治安なんですけれども、治安から世間の評判、イメージ、それに次いで第4位は災害への強さなんですよ。そうすると、例えば千住地域行けば、どこもかしこもこんなに水没しちゃいますと出ているということが、逆にそういうことにつながりかねないんじゃないかという懸念があるんですけれども、この辺については区長はどうお考えでしょうか。
◎区長 今のお話を伺いながら思い出したのは、区長がワーストワンからの脱却と連呼することによって、区のイメージを一番悪くしているという、かつてビューティフル・ウィンドウズ運動の当初の頃、いろいろな方に言われました。そのことを思い出しました。
おっしゃるとおり、そういう一面がないことはないというふうに思いますけれども、まず一つは、危機感を持っていただいて、実際に御自身のお住まいのところが、避難しなきゃならない場所なのか、自宅避難ができるのかどうかといったことを、それぞれ考えていただくということは非常に重要だと思いますので、そのきっかけとして必要だと思います。
ただ、おっしゃるような必要な情報発信ということも、また危険な箇所ということも必要だと思いますので、ただ中川と綾瀬川につきましては、やはり水位が上がれば、それをポンプで上げて江戸川の方に流すというようなことで、いろいろ御自身でできることというのは限られていますので、まず区として、国に排水機場等のキャパシティのアップをきちんと求めていくこと、そしてまた、荒川につきましては、調整池の一日も早い建設、完成に向かって声を上げていくというようなこと、それは精いっぱいやっていきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 この中川について言うと、ここの辺りなんてもう既に今やっているところも、対処を国がやっているところもある、やっている最中のところも含まれているんですよね。そういう点では、そういう対策というのもそうだけれども、危険性がどこにあるのかということをきちんと知らせるということが、まず大事だと思いますので、よろしくお願いします。