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●討論−はたの昭彦議員(2023年12月8日)
◎はたの昭彦 議員 ただいま議題となりました第138号議案 令和5年度足立区一般会計補正予算(第6号)、第140号議案 令和5年度足立区介護保険特別会計補正予算(第2号)について、日本共産党足立区議団を代表して討論を行います。
一般会計補正予算のうち、介護事業所や障がい福祉サービス事業所、保育施設、公衆浴場等への物価高騰支援策の継続、子ども医療費助成の需要増への対応、区内公共バス運行事業者への支援策としてのバス利用促進機器導入補助などは、我が党も繰り返し求めたものや必要性のあるもので、反対するものではありません。
また、同時に、すこやかプラザあだちの増額補正にかかるもので、音響システムの導入なども当然必要なもので、一刻も早い開設を願うものです。
しかし、今回の補正予算には、すこやかプラザあだちの追加工事のうち、看過できないものが二重、三重にあり、行政のチェック機能を果たすという議会の役割からしても、賛成できるものではありません。
第1に、工事内容の変更による増額7億4,300万円余のうち、1億2,000万円余は、想定以上に入り過ぎた杭及び偏心した杭の対処などです。
議案を検討するに当たり、事前に執行機関の話では、杭のずれは50mm程度との説明でしたが、本議案を審議した総務委員会では、杭のずれを50cmと答弁しました。その間に、事前説明の訂正は全くありませんでした。担当の課長は、私のミスと事実であることを認めましたが、あってはならないことです。私たち議員は、区民の代表として、行政のチェック機能としての役割の負託を受けていますが、間違った情報提供では、正しい判断ができず、執行機関と議会側の信頼関係をも壊すものです。
第2に、総務委員会質疑において、偏心、ずれた杭の数を2本か3本と答え、その本数すら、担当者が正確につかんでいませんでした。2本と3本では、当然掛かる費用は違います。偏心した杭の対処のために必要と増額を議会にかけながら、これでは、積算金額自体が正しい金額なのか疑わしいではありませんか。
第3に、偏心の対処費用を区が負担すべきかとの問題です。区は、契約約款の工事現場の形状、地質、湧水等の状態、施工上の制約等、設計図書に示された自然的又は人為的な施工条件と実際の工事現場が相違することとの項目を根拠にしていますが、施工ミスではなかったのか、本当に自然由来だったのかという説明も全く不十分です。
第4に、外壁の一部にデザインパネルを取り入れる費用として3,600万円余を計上しています。近隣の足立医療センター、江北小学校と一体的な町並みのためとのことですが、もともと1階部分は、足立医療センターと同様のレンガ色のタイル仕様になっており、今回の補正は、外壁パネルの一部を凹凸あるものに変更するもので、大きく変わるものではありません。このために3,600万円も掛けることは、区民の理解を得られるものではありません。
健康づくりセンターのメインコンセプトに、一体的なまちづくりなど入っていないとの指摘に、衛生管理課長は、当初のコンセプトの中には記載していないが、おのずと健康になるまちづくりという江北エリアデザインの考えから検討し、統一感のある建物ということで決めたと答えましたが、統一感のある建物にすることで、おのずと健康になるとは思えません。
区長は、本会議で、歳出が膨らみ、ビルド、ビルド、ビルド、全くスクラップがない状況。そのような中で、優先順位の見直しが必要と答えていましたが、この工事が、優先順位からもどうなのか、大いに疑問と言わざるを得ません。
以上の観点から、本議案には賛成できません。
また、介護保険特別会計は、23区で一番高い介護保険料を設定し、第8期の介護保険の給付額を設定していますが、今回、57億円の減額補正は、例を見ない減額です。区は、利用料負担が増えたことで、想定以上に利用が減ったことを認めました。物価高騰の中、年金収入が増えず、高齢者の厳しい生活の実態の表れが、今回の減額補正となっています。給付額が減ったことで、区の現保険料に見合った12.5%の法定負担分は、繰出しをやめ、一般会計にとどめることになりました。つまり、保険料に見合った区の支出を7.5億円減らし、その一般財源は何でも使えます。介護会計に繰り出すとしていた7億5,000万円余を高齢施策に使えば、生きがい奨励金の復活も可能であり、高齢者への冷たい区政の表れで、到底賛成できません。
このことを申し上げまして、討論といたします。