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●討論−山中ちえ子議員(2023年12月20日)
◎山中ちえ子 議員 ただいま議題となりました受理番号31 インボイス制度の廃止、または中止、延期を求める意見書を国に提出することを求める陳情、受理番号32 インボイス制度実施を中止するよう国に意見書の提出を求める陳情に対する委員会での不採択の結果に反対し、採択を求める立場から討論を行います。
この陳情についての内容ですが、インボイス制度は消費税率の変更を伴わない増税策であり、区内経済に重大な影響があるもので、区議会に対し、中止、延期、廃止を求める意見書を国に提出することを求めるものです。
インボイス制度は、年間売り上げ高1,000万円以下の免税事業者に、課税事業者になるか、免税事業者のまま値引きや取引中止を強要されるかの地獄の二者択一を迫るものと言われています。
インボイス制度を考える会のインボイス制度導入中止を求めるオンライン署名は、導入直前で54万人を突破しました。最後の1か月では18万人もの署名が急速に集まり、日本のオンライン署名としては最多でした。
課税業者になった場合、仕入れにおいて消費税を支払っても、取引の際には消費税分がほとんど転嫁できません。しかし、消費税を受け取っているとみなされ消費税分が計算されるため、財務省の試算だと、年間利益の平均154万円のうち15万円もの増税であり、1か月分以上の利益が飛んでいってしまいます。
1,000万円以下の事業者は、区内に宅配、一人親方、フリーランスなど、請負業者がたくさん存在します。また、足立区はものづくりの伝統が盛んであり、新しい分野、個性のあるものづくりやアニメーター、芸術家、俳優など、一部の成功者以外は低収入で、個人事業主とされている方がほとんどです。将来を夢見てこつこつと可能性を伸ばそうと歩む人々の可能性を埋もれさせてはならないのではないでしょうか。
委員会での意見表明で、自民党は、すでにインボイス制度は開始されている、不都合があるなどの意見は聞かないということなので否決。公明党は、制度上の問題は今のところ発生していない、滞りなく進んでいると思う、そういうところは税務署へ促したり国の相談電話に流し、区でも相談に応じてほしいと思う、現在進んでいるものであり2件とも否決と意見表明し、不採択にしましたが、10月インボイス制度開始前の9月に提出された陳情であり、すでに開始されている、現在進んでいるものとの理由は、継続審査としてきた自らが招いたことであり、理由にはなりません。
また、初めての陳情審査だった第3回定例会から、日本維新の会は唯一否決、意見表明では、この議論いろいろ聞いていると、個人事業主やフリーランスの皆さんがまるで全員弱者かのように、いろいろな議論を私も耳にするんですけれども、いや、果たしてそうなのかというところも議論は全くされてないと不採択の意見表明をしています。フリーランス、個人事業主の皆さんが弱者かどうかは議論されていないと言いながら、初めて陳情が提出された陳情審査から議論を続ける立場に立たない、不採択とする態度、あまりにも冷血です。
一体、公平公正な負担とは、どこと比較した表現なのでしょうか。
そもそも消費税は、所得の低い人ほど重くのしかかる税制であり、コロナ過でも唯一利益を上げた輸出企業は、納める消費税額よりも還付される税が上回って戻ってくる輸出戻し税の仕組みで優遇されています。大企業に対しては、どんな場合にも消費税負担が生じないようにする仕組みが講じられています。
結局、公平公正と言い、更に大企業には有利に、一方、弱小業者、フリーランスからお金をむしり取る理由にしているだけではないでしょうか。
消費税が10%にされてからちょうど5年目の10月1日にインボイス制度が開始されました。インボイス制度の導入は、これからの更なる消費税増税の地ならしと言われています。区民の生活を苦しめ、伸びる可能性をも埋もらせてしまう政治をこれ以上続けてはなりません。
やるべきことは消費税減税です。
区民の生活を守るため、足立区議会として、インボイス制度を中止するこの意見書を国に提出する立場に立たれることを強く求めて、討論といたします。