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●区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2024年2月21日)
◎近藤やよい 区長 まず冒頭に、議会の皆様方におわび申し上げます。
ギャラクシティ併設の子育てサロン西新井は指定管理施設でございますが、令和5年4月以降、指定管理者の指定議決を経ずに運営していることが判明いたしました。本案については、今定例会に追加議案として上程させていただきますが、議決漏れという議会軽視のそしりを免れない事態に至り、区長として責任を痛感いたしております。議会の皆様方には、改めてこの場をお借りして深くおわびを申し上げます。
今回の事案の深刻さを全庁に浸透させ、事務の適正執行につなげることで信頼回復に努めるとともに、私と担当副区長の責任を明らかにするため、給与減額条例を本定例会中に上程をします。
それでは、令和6年第1回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
まず、災害対策についてです。
今回、能登半島地震の被災地支援で現地入りしました職員の知見から、現在の区の建物倒壊対策や災害備蓄体制の不十分な点が浮き彫りとなったため、令和6年度当初予算案に緊急対策として約4億2,000万円を急遽計上するなど、災害対策の強化を図りつつ、更に必要となる事業は随時補正予算で対応を図ってまいります。
また、令和6年度中に改訂を予定していた足立区地域防災計画は、今回の震災で見えた課題への対応を盛り込むため、策定期間を令和7年度まで延伸いたします。地震、水害、いずれも想定以上の被害が起きる危機意識を区民の方々と共有しつつ、考え得る対策は積極的に取り入れてまいります。
次に、団体規制法に基づくオウム真理教後継団体アレフへの監察処分についでですが、1月12日に8回目の更新が決定いたしました。今回の更新に際しても、個人署名ではなく、町会・自治会や事業所など団体を代表する皆様方から御協力を賜り、147万人を超える署名を頂戴いたしました。署名に込められた皆様方の思いが監察処分更新に結びついたものと心から感謝を申し上げます。
また、公安調査庁は、2月1日に足立入谷施設の一部使用禁止についても公安審査委員会に再発防止処分の請求を行いました。請求が認められれば、アレフには一層厳しい処分となります。今後も、区議会をはじめ関係機関の皆様の御協力をいただきながら、アレフの解散・撤退を目指す地元住民協議会の活動を区として全面的に支援してまいります。
次に、令和6年度当初予算案についてです。
今回の当初予算案のタイトルは、「命と暮らしを守り抜く、安心と活力のあだち」と名付けました。能登半島地震により改めて明確となった区民の命を守り抜き、常に安心を提供しなければならない責務、また、区民、区内事業者の暮らしを着実に支え、明日への活力を生み出していく決意、こうした思いをタイトルに込めております。
予算規模ですが、一般会計は3,300億円と前年度比142億円の増額となりました。これは先に述べた災害備蓄配備の強化やはるかぜ路線の維持に向けた協働事業の開始、国の進める各種情報システムの標準化対応などのほか、建築資材等の物件費や人件費の上昇等の要因も加わり、10年連続で過去最大となりました。
国民健康保険特別会計は728億円で、対前年度比3億円の減、介護保険特別会計は683億円で、対前年度比47億円の減、後期高齢者医療特別会計は189億円で、対前年度比8億円の増でございます。
歳入は雇用環境の改善により税収増を見込んでおりましたが、令和6年度実施予定の定額減税により約29億円の減収を織り込み、特別区税は523億円で、前年度比14億円の減となります。なお、定額減税減収分は地方特例交付金で全額補填される予定です。
都区財政調整交付金の普通交付金は1,119億円で、前年度比8億円の増を見込む一方、基金全体からは340億円を繰り入れて予算を計上いたしました。
次に、新年度の施策について、安心と活力の視点からそれぞれ主なものを御紹介申し上げます。
安心は、まず何と言っても災害対策です。備蓄食糧の量的な強化は不可欠であり、現在は2日分に満たない量を4年掛けて、まずは3日分に増やすとともに、それらを備蓄する民間倉庫も確保する費用を計上いたしました。
また、3か年計画で進めている建築物耐震化促進事業は、新耐震基準の木造住宅、いわゆるグレーゾーン住宅の解体費用についても新たに助成を開始いたします。
水害の備えとしては、避難行動要支援者の対応強化策として看護師や介護有資格者等で構成するケアチームを配置する福祉避難所を3か所増やし、計6か所にするほか、浸水想定地域内の避難人数を改めて算出し、避難所受入人数の過不足を把握する調査を実施いたします。
福祉分野では、相談者の属性や内容を問わず、包括的に相談を受け止める福祉まるごと相談課を新設し、庁内横断的な連携や積極的なアウトリーチなどにより、相談者に寄り添った支援を講じてまいります。
活力については、まず、昨年来、対応が急務となっている区民の移動手段の維持・確保策でございます。コミュニティバスはるかぜは、運転手不足や利用者の減少により廃止となる路線は一部生じますが、2事業者の計7路線は区が運行経費を負担し、路線を維持いたします。また、バス路線を補完する新たな交通手段として、入谷・鹿浜地区で6月からデマンドタクシー「足タク」の実証実験を予定しており、足立区におけるデマンド交通の有効性や課題を検証してまいります。
次世代を担う子どもや若者への支援としては、夏休み中の区立プールやプラネタリウムなどのスポーツ・文化施設、銭湯、公園などの利用料を無料化し、子どもの体験機会の充実を図るほか、これまでも要望が多かった区独自の出産費助成制度や小児インフルエンザ予防接種の接種費用助成も新たに開始し、子育て家庭の経済的負担の軽減も図ってまいります。
まちづくりでは、区内のエリアデザインを着実に推進し、活力を高めます。令和6年度には、綾瀬ゾーンの綾瀬駅東口駅前交通広場の運用開始、江北エリアのすこやかプラザあだちのオープンや、上沼田東公園の公園開放を予定しているほか、ほかのエリアにおいても区の魅力を高める整備が断続的に続いてまいります。これらハード面に加え、付随するソフトの充実も図り、一層魅力の高いまちづくりを目指してまいります。
次に、第9期の介護保険料基準額についてです。
昨日2月20日の足立区地域保健福祉推進協議会において、次期介護保険料基準額を現行月額から10円引き下げた6,750円とする旨の答申をいただきました。協議会において慎重に議論を重ねた末の答申であり、この結果を厳粛に受け止め、次期介護保険料基準額案を決定してまいります。
最後に、今回御審議いただきます補正予算は、一般会計が小・中学校施設の保全事業で合計10億800万円余の減額、新型コロナウイルスワクチン接種事業の13億8,000万円余の減額などにより、58億1,500万円余の減額補正、国民健康保険特別会計は7億7,000万円余、介護保険特別会計は8億6,900万円余、後期高齢者医療特別会計は4億800万円余の、いずれも減額補正でございます。
今回御提案申し上げます議案は38件、報告1件でございます。各議案の提案理由につきましては参与より説明いたしますので、慎重に御審議の上、御決定いただきますようお願いを申し上げます。